2007年 04月 12日
私のブログを見てくださっている脳外科のA先生が、患者さんを紹介してくださいました。たぶん見てくださっていると思います、ありがとうございました。今後ともよろしくお願いします。報告がてら紹介します。 Bさん(60歳代、男性) 5年前、両下肢のしびれと歩行困難で、ヘルニアかと思い受診し、脊柱管狭窄症との診断。このままでは歩けなくなるとのことで手術をする。 術後一向に痛みはおさまらないので神経内科に紹介されるも、結局原因不明といわれる。他の整形外科医に相談するも、手術した医師に聞くようにとの冷たい返事。 両下肢全体が痛く、歩行が困難。足裏は砂利を踏んでいるような感じ。 外側広筋、内側広筋、前脛骨筋、腓腹筋、足底筋などの筋筋膜性疼痛症候群、いずれも強い圧痛あり。 夜間痛あり、睡眠障害あり。 不安障害傾向のある患者さんに併発した上記筋肉の筋筋膜性疼痛症候群と思います。 遠方からでしたので通院もできそうにないので、かなりたくさんトリガーポイントブロックを行いました。 症状はやや軽減、とくに足裏の異常知覚はよくなったとのこと。 他医にて閉塞性動脈硬化症も指摘されてはいるが、今の症状は筋筋膜トリガーポイント症状でよいと思う。 長年筋肉は放置状態だったので、こわばりは強く根気はいるが、マッサージ、トリガーポイントブロック、物理療法などが必要だろう。 不安傾向があるので、そちらの方のささえもだいじだと思う。つまり、痛みの原因は筋肉であり、それはいずれ治癒するという保証を与えることはきっとよい効果を生むと思われる。 今日はこの方以外に、脊柱管狭窄症の術後思わしくない方1人、ヘルニアの術後思わしくない方1人、新患で診た。
by junk_2004jp
| 2007-04-12 18:03
| 慢性痛
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