2007年 04月 23日

病態時

痛みのヘルニア原因説の教授の講演を聴いたことがあるが、ヘルニアがあっても痛みのないことがあるぐらいは知っている。

それで、「病態時のヘルニア」というヘンテコな言葉を使って煙にまいていた。つまり、病態時でないときはヘルニアは無害なわけだ。一旦、病態時になると痛みを起こすというなんか分かったようで分からないことをいっていた。

それで、病態時は異所性発火がおきているという理論をいっていた。神経線維は先端の受容器で、痛みの信号が入力されるのだが、損傷した神経は神経線維の途中で痛み信号が起きることがある。これを異所性発火という。

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異所性発火ならば、ヘルニアのところから、痛みの信号が発せられているが、脳は下肢から発していると誤認しているということだ。

それならば、下肢には圧痛点は存在しないことになる。また神経損傷に伴う痛みということで、CRPSタイプ2ということだ。そんなバカな。

ヘルニア原因説の先生には、この図を持って行き、どこで電気信号がおきて、どのような経路で伝わるのか説明してもらえばよい。
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by junk_2004jp | 2007-04-23 00:51 | ヘルニア脊柱管狭窄症の矛盾 | Comments(12)
Commented by tetsuya at 2007-04-23 18:49 x
講演についての質問です。

5月13日の第3回ペインリリース研究会学術大会で特別講演をされるのでしょうか?

そうなら是非、参加したいと思っております。
Commented by junk_2004jp at 2007-04-23 20:00
はい、その予定です。
Commented by testuya at 2007-04-23 20:12 x
お返事ありがとうございます。

先生の講演をとても楽しみにしております。
Commented by TK at 2007-04-23 21:12 x
先生、講演がんばって下さい。ご準備も大変でしょう。
ペインや麻酔科の先生だけでなく、整形外科の先生も拝聴してくれればいいのにね。
Commented by フィズ at 2007-04-26 02:01 x
この図のCは重要なんじゃないでしょうか。
 神経根で生じた電気信号が、逆行性に末梢侵害受容器まで到達すると、末梢終末からCGRPからP物質が放出される。このような神経炎症がも、末梢で痛みを増幅させる。これが、ヘルニアの痛みを圧痛点ブロックで緩和できるメカニズムではないでしょうか?
Commented by junk_2004jp at 2007-04-26 06:47
侵害受容器の持続的興奮により、軸索反射や後根反射を介して、末梢終末からCGRPやSPが放出されると、神経性炎症:血管拡張と浮腫が生じると、炎症メディエーターが放出され、これによっても侵害受容器の感作が炎症周辺まで拡がる。
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神経根でどのようなメカニズムで電気信号が生じるのでしょうか?
Commented by フィズ at 2007-04-27 01:33 x
 侵害受容器だけではなく、神経線維の軸索に機械刺激を加えた時にも、インパルスが発生します。机の角に肘が当たると、電気が走るような痛みを感じるのは、尺骨神経の途中発生したインパルスが伝導するからです。特に脊髄神経根は、神経周膜などに覆われていないので、機械刺激が加わりやすいです。
 しかし、正常な脊髄神経が一過性に圧迫されて、インパルスが発生しても、痛みを感じることはないようです。持続的な圧迫だけではなく、炎症が生じているときには、神経根の部位での持続的なインパルスの発生により、痛みが生じることがあるようです。そして、このような痛みにも、末梢のブロックが有効なのですね。
Commented by junk_2004jp at 2007-04-27 07:51
それはどこにでてましたか?
Commented by TEPCO at 2007-04-28 01:24 x
>正常な脊髄神経が一過性に圧迫されて、インパルスが発生しても、痛みを感じることはないようです

>机の角に肘が当たると、電気が走るような痛みを感じるのは、尺骨神経の途中発生したインパルスが伝導するからです

なんか矛盾しているんだけどな・・。つまり尺骨Nは常に損傷状態にあるってことですか?
Commented by junk_2004jp at 2007-04-28 02:34
尺骨神経溝(あたり)の打撲のひびきは関連痛なのだと思います。
http://junk2004.exblog.jp/6238794/
Commented by たにを at 2007-05-10 16:59 x
初めて書き込みます。
愛知県で整形外科医をしております八年目の医師です。

四肢切断時にみることのある幻肢痛はBの図の様なメカニズムではないのでしょうか?切断された神経末端からのシグナルを、脳が失われた切断肢からの痛みと誤認しているのではないかと思うのですが。(単純すぎる認識ですが)
だとすれば、椎間板ヘルニアなどの神経根圧迫の場合も(脊髄神経の圧迫でインパルスが出るとすれば)同様に痛みが発生するのではないかと思うのですが如何でしょう。
ぜひご教示いただければ幸いです。
Commented by junk_2004jp at 2007-05-10 17:44
はじめまして。幻肢痛は図Bになりますね。このような侵害受容器を介さない痛みは「異所性発火」といいます。

異所性発火が起きるのは障害された神経だと思います。つまりSRPStype2、神経因性疼痛で、「いわゆるヘルニアによるといわれている痛み」とは全く違うものだと思います。消炎鎮痛剤が効くものではありません。

臨床経過も全くちがいますね。

また必ず存在する、でん部や下肢の圧痛点を説明することができませんね。


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