2007年 05月 06日
私は心因性疼痛という言葉を使って説明することはない。しかし、「たしかにそのような心因性の痛みはあるが、そうでない痛み、つまりヘルニアによる痛みもある。」というような意見を耳にする。これは間違いである。 心因性咳、心因性嘔吐、心因性下痢、心因性蕁麻疹などは誤解が少ないかもしれない。「ストレスによる咳、嘔吐・・・」という意味だ。これは咳や嘔吐などが実在のものとして理解できるからだ。 心因性疼痛は「疼痛」が目に見えず実在するかどうか他人には分かりにくいので誤解が生じる可能性がある。 「実際に痛みが生じていないのに痛みを感じている。」という誤解がしょうじる。一方、心因性嘔吐は実際に吐き気がないのに嘔吐していると思う人はいない。 痛みは電気現象なのだ。つまり、痛みはエネルギー。エネルギー元は外因と内因がある。外因は力と感染。内因=心因とすればほとんどの痛みは心因性ということになる。構造はエネルギーを持つことはない。 歩くと痛い、後屈すると痛い、押さえると痛い・・・というのは、通常それぐらいの外力では痛みを感じないのだが、局所的な痛覚過敏になっていると考えるべきだ。
by junk_2004jp
| 2007-05-06 21:25
| 痛みの生理学
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