心療整形外科

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2007年 05月 23日

筋粗鬆症

b0052170_1804534.jpg図は骨のリモデリング(新陳代謝)を表しています。破骨細胞が骨を吸収し、骨芽細胞が骨を造ります。この周期は一生続くのでしょう。

骨吸収と造骨のバランスがくずれ骨量が減少していくのが骨粗鬆症です。

皮膚もリモデリング(新陳代謝)をしているのは常識ですね。そうするともちろん筋肉もリモデリングをしているのでしょう。その周期はどうなんでしょうか。

しかし、医師にはその発想がないように思います。鍼灸師の野崎先生どうなんでしょうかね?先生は「筋肉を一度破壊し造りなおす。」とおっしゃっているように思います。

病的になった筋肉(筋筋膜トリガーポイントを有する筋肉)は筋肉のリモデリングがとまってしまうのかもしれません。骨粗鬆症ならぬ筋粗鬆症に陥ってしまう・・・。

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by junk_2004jp | 2007-05-23 18:13 | 慢性痛 | Comments(11)
Commented by TK at 2007-05-23 22:21 x
つまり、筋細胞1つそのものが、ぶっ壊れてまたはぶっ壊して、例えば近隣の細胞から細胞分裂して修復するのでしょうか。これが皮膚細胞で起きて、筋細胞でもおきるのか?

筋力トレーニングの大常識、超回復、筋肥大は壊れた細胞丸々置き換わるのか?それとも壊れた細胞を1個が修理されるのでろうか?

一つ言えるのは、外傷で壊した筋細胞は筋肥大は起きないでしょう。

やっぱり細胞分裂か。。

アクチンフィラメントとミオシンフィラメントの短縮は通常の筋細胞の状態である。
ずっと戻らない状態はCa再吸収ポンプの故障で異常ですが、異常とみなされないまま修復の対象にならないのかな~。(・・?)
Commented by junk_2004jp at 2007-05-23 23:05
研究たのむ!
Commented by shinji_nozaki at 2007-05-25 13:51 x
加茂先生こんにちは。トリガーポイントに対する鍼や注射などで、筋が再形成されるのには二通りあるのではないかと思われます。一つは直接筋膜や筋繊維を傷つけることでの炎症反応です。すなわち、免疫細胞である白血球の働きにより、破壊された筋肉を一度十分に壊して、そこから作り直すという反応です。この炎症反応の過程で、筋肉を再形成するためのいくつかの遺伝子が発現するとのことです。


Commented by shinji_nozaki at 2007-05-25 13:52 x
それから筋硬結の病理学的所見として、酸素欠乏の所見があり、また疼痛筋の特徴として毛細血管の密度が低くなるといったことが過去の研究から明らかになっています。
このことからの推測になるのですが、筋肉内が虚血及び低酸素という状態から、鍼や注射により一気に筋内の血流が増大し、高酸素状態になるのではないのでしょうか。
このように筋肉内が低酸素状態から、急激に高酸素状態に移行することで筋肉内に重大な反応が起こることが最近わかってきたそうです。

それは微量の活性酸素が発生することです。微量の活性酸素の発生が、筋肉に微細な損傷をもたらしたり、筋繊維の新生をもたらすサテライト細胞を刺激して、筋繊維の増殖や血管の新生などを引き起こすシグナルになるそうです。

したがって、トリガーポイントに対する鍼や注射により筋が再形成される機序のもう一つとしては、筋肉内の急激な環境変化により筋繊維の再成や毛細血管の新生を促すのではないかということです。

Commented by shinji_nozaki at 2007-05-25 14:08 x
いずれにしろ、正常な筋繊維ではなく、悪くなった筋を直接傷つけるということに意味があるんだと思います。そのことで、病理的所見をもった罹患筋を正常な筋繊維におきかえていくのだと思います。
Commented by junk_2004jp at 2007-05-25 14:40
野崎先生、詳しいご説明ありがとうございます。筋肉の新陳代謝を促すわけですね。医師にはその発想が欠落しています。

罹患筋に刺激を与えてやるといいのですね。放置すると、短縮が進むこともあるのでしょうか。
Commented by shinji_nozaki at 2007-05-25 15:52 x
触診した感じがジョリジョリして、あたかも線維化しているような方もいらっしゃいます。また、石灰化でもしているかのように硬くなっている方もいらっしゃいます。放置するといずれそのようになるのかもしれません。
Commented by junk_2004jp at 2007-05-25 17:49
そうですね。でもその方が必ずしも痛みを訴えているわけでもないこともありますね。何か焼跡をみているみたいです。
Commented by shinji_nozaki at 2007-05-25 18:02 x
はい、焼跡かもしれません。ですが、痛みを訴えてなくても可動域が低下している事が多いように思えます。何かのきっかけでまた発痛するのかもしれませんね。
Commented by junk_2004jp at 2007-05-25 18:13
そういうことですね。老人の神経痛といわれているのは長年の筋の焼跡をいくつも抱えていてなにかの拍子に発痛しているということのようですね。

Commented by shinji_nozaki at 2007-05-25 18:35 x
人生の航路も長くなれば、それなりに沢山の焼跡を抱えながら生きていくということですね。


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