心療整形外科

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2007年 06月 08日

骨屋の妄想

侵襲的治療

天文台長さんがおもしろいことを言った。「骨屋から肉屋でしょ。」さすがライターはちがうねw。

慢性脊椎痛の侵襲的治療にガイドライン
米国疼痛インターベンション医学会は,慢性脊椎痛(spinal pain)の侵襲的治療に関するエビデンスに基づくガイドラインを発表した。ガイドラインは,同学会のMark V. Boswell博士を筆頭著者としてPain Physician(2007; 10: 7-111)に発表された。


かってに脊椎の痛み(spinal pain)なんて決めつけるなよ。所詮、骨屋の妄想さ。ヨーロッパの腰痛ガイドラインも骨屋の頭で書かれたもので、nerve root pain なんてわけの分からないものが一つのカテゴリに挙げられている。骨屋にしては、画期的なのかもしれないが、「んじゃ、何が原因なの?どうすればいいの?」には答えない。日本のヘルニアガイドラインも骨屋が作ったもの。筋肉の発想が全くない。つっこみどころ満載で全くあてにならない。

人間は自分が留まっている枝を切り落とすことはできない。

spinal pain ではなくて muscle pain
nerve root pain ではなくて muscle pain and referred pain

心理・社会的な要素が関係する、画像所見はあてにならない、慢性痛という概念、ほとんどが保存的治療でよくなるという事実・・・・このようなことから、骨屋は行き詰まってしまってるんだ。

だけど、筋肉とは言わない(笑)。筋肉にすれば、いろいろな矛盾が解決するのに。筋肉にすると骨屋のアイデンティティがなくなる。

麻痺、腫瘍、骨折、感染症は骨屋の独壇場なのだが・・・。これ以外の痛みについて骨屋を信じるとたいへんなことになることがある。くり返される検査(定期検査)、くり返される手術、しまいには精神科に紹介されて身体表現性障害という病名をつけられる。
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by junk_2004jp | 2007-06-08 00:26 | 痛みの生理学 | Comments(7)
Commented by 五藤 at 2007-06-08 06:08 x
おはようございます。
久しぶりに「骨屋」を聞きました。
もう20年位前になりますが、わたしの方で接骨院あるいは柔整師のことを骨屋と呼ぶ人がいました。通称か愛称か仲間言葉か?
最近はトンと聞かなくなりました。
Commented at 2007-06-08 06:12 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by ひつまぶし at 2007-06-08 07:29 x
ことわざにもあるとおり、

「骨は骨屋、肉は肉屋」★
Commented by bt at 2007-06-08 11:11 x
おはようございます。
以前に加茂先生に質問したものです。
その節はありがとうございます。

>筋肉にすると骨屋のアイデンティティがなくなる。

ほんとそう思います。僕みたいなモンがえらそうに
言うのもなんですが、整形外科の先生が
「肉屋」的な考えをするのは難しいのかなって。

僕が専門学校生だったころ、すごく優しい整形外科の先生が
授業をしてくれていて、この先生だったら
質問しても大丈夫かなって思い、
「ヘルニアと痛み」について、加茂先生がおっしゃってるようなこと
を質問しました。

もぉぉぉーーーーーう、烈火の如く怒られました。(T_T)

なんか触れてはいけないものに触れたかのようでしたね(笑)

そう思うと本当に加茂先生みたいな方が例外中の例外で
貴重な存在なんだと思いますよ。
Commented by junk_2004jp at 2007-06-08 11:56
鍵コメさんありがとう^^。muscleがmascleになっていました。マッスルといいながらキーを打ったのでしょう。
Commented by junk_2004jp at 2007-06-08 12:08
btさん、人は理論で対抗できなくなると怒るのでしょう。
理論的に説明できるのなら怒る必要はないですね。
Commented by TK at 2007-06-08 21:12 x
整形外科協会、じゃなくて整形外科教会の教えに反するのでしょうね。
宗教は Logicではないです。


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