臨床体験学習
これは、ブログに発表することを条件に書いていただきました。
指導医:私(^^;)「合格です!」
現在の整形外科の在り方に何となく疑問を抱いていた。そんな中、ネット上で先生のHPを拝見し、その疑問が何か分かるかもしれないと感じ、先生の所での実習を希望した。そして先生の診察を見て、その疑問が解けた。
僕も首や膝を痛めて何度か整形外科にかかったことがある。その度にやることと言えば、レントゲンをとり、骨に問題はないから様子をみましょうという答えを返すだけだ。こっちは痛みを問題として医者に診てもらいに来ているのに、それ自体には触れず見ずに、骨には問題がないという。それでは何も問題解決になっていない。結局医者は何もしていない。こんな所に僕は疑問を抱いていたのかもしれない。
先生の所で勉強して、はっきりしたことがある。それは、痛みと骨の変形やヘルニアなどの器質変化は別の問題であるということ。痛みの原因の多くに筋肉が関係していること。それらを混合、または無視して、勘違いしてしまっているのが現在の整形外科の考えであること。その為に、多くの患者さんが苦しみ、不安になり、さまよい続けていること。そして、その不安がさらなる痛みや、うつ状態を招くこと。
これらのことは先生のHPやブログで紹介してあるが、まさに真実であるとしか言いようがない現場を約一月間ずっと見続けてきた。もちろんその理論背景も、実にscientificであり十分に納得できるもの。もっと多くの人が、痛みに対する心理社会的なことに気付けたら、少しは痛みから解放されるのではないかと思う。
現代医療が、人々の健康に役立っているかと言われれば、疑問が残る。しかし少なくとも、多くの人々の苦しみや不安を解消するのには役立っていると思う。その医療が、結果として、苦しみや不安を生みだすようなことがあれば本末転倒となってしまう。現在、整形外科で行われているヘルニアや脊柱管狭窄症などに対する検査や治療はどうであろうか?先生の所に来る患者さんの姿を見ていると、首を傾げざるを得ない。あまり大きなことを言える立場ではないが、何かが間違っている。そう思わざるを得ないのが現状だった。
先生のような、患者にも医療費にも優しい考えを持った先生が増えれば(先生的には医療費が安すぎて大変だと思いますが 笑)、この日本はもっとよい医療が提供できるのではないでしょうか。僕もそんな一人になれるように頑張ります。先生の所で学んだことを、今後しっかりと活かしていきたいと思います。また、機会があれば勉強させて頂きたいと思っています。本当にありがとうございました。