心療整形外科

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2007年 07月 28日

MRI画像によ り新しい腰痛エピソードの説明がつく ことはまれである

医師はその腰痛を、新たな所見と推定されるMRI上の構造的異常、すなわち線維輪の断裂、椎間板の突出、終板の変化に起因していると推測することが、ままある。その結果、推定された病因の治療につながる手順が実行に移される。しかしこの診断過程は大抵無駄な骨折りになる。


椎間板ヘルニアの手術は70年以上もの間行なわれてきた。もてはやされたこともあったが、疑問が増し続けている。ヘルニアの突出と痛みはそれぞれ独立していて、痛みの発現におけるヘルニアの突出の役割ははっきりしない。Patrick Wall「疼痛学序説」


もはや、ヘルニアが原因で痛いなんていうのは、ヤ〇といっていいのではないか。以前はそう言われていた時期があったが、この仮説は証明されるどころか、突っ込みどころ満載で、もはや仮説の体もなしていない。

先日、ヘルニアによる坐骨神経痛と診断されていた人が、子宮筋腫の手術をして、その痛みが治ってしまった人を診た。つまり、全身麻酔が筋筋膜性疼痛をオール・リセットしてしまうのではないだろうか。
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by junk_2004jp | 2007-07-28 15:19 | ヘルニア脊柱管狭窄症の矛盾 | Comments(5)
Commented by 五藤 at 2007-07-29 08:16 x
>全身麻酔が筋筋膜性疼痛をオール・リセットしてしまうのではないだろうか。
先生、大変乱暴な質問で恐縮ですが、トリガーポイントをリセットする一手段に全麻がありうる、ということでしょうか?
Commented by junk_2004jp at 2007-07-29 08:30
これは私が思っているだけで根拠はありません。全麻のときに筋弛緩剤をつかいますね。それはもうグラグラ状態です。長時間そのような状態でおることによって変化が生じる可能性はあるのではないかと思います。

また脳も眠りに入るわけです。

ヘルニアの手術でも局麻で行ったものよりある程度時間をかけて全麻で行った方が成績はいいのではないでしょうか。
Commented by 五藤 at 2007-07-29 08:38 x
ありがとございます。
も一つ、飛躍した質問でこれまた恐縮ものですが、この際ですのでお願いします。
催眠療法、というものがその方法論が確実であれば、それもトリガーポイントのリセットに使用できる可能性がある、といえますか?
Commented by junk_2004jp at 2007-07-29 08:59
あると思う。医者のかけた呪いが解ければの話ですが・・。
Commented by 五藤 at 2007-07-29 09:06 x
ありがとうございます。良く分かりました。

> 医者のかけた呪いが解ければの話ですが・・。
この呪いを解くのに、ハリーポッターに協力してもらう訳にはいかないのでしょうか・・・・┐(゚~゚)┌


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