2004年 01月 09日
侵害受容器(ポリモーダル受容器)には発痛物質ブラジキニンの受容体があります。(ブラジキニン受容体)ブラジキニンがこの受容体を感作すると、熱刺激受容体(バニロイド受容体、VR1)の閾値を低くします。 熱刺激受容体は42℃以上の熱刺激を受けると感作し痛み刺激が生じる。ブラジキニンの感作を受けるとこの熱刺激受容体の閾値が低下して平熱時の皮膚温31℃でも痛み刺激が生じる。これが自発痛ということだそうです。 ここまでが痛みのメカニズムのCD-Romをみてわかったこと。以下は私の想像。 圧痛の場合もこの理屈と同じく、ブラジキニンの感作を受けた受容器の機械受容チャネルの閾値が低下して、わずかな機械刺激(圧迫)に応じるのだろうと思います。 このとき、圧迫の反対側の壁が骨だとわずかな機械的刺激に反応するのでしょう。膝蓋骨、わきばら、尾骨、肘頭、棘突起など骨のすぐ上に痛みが続くことがあります。 筋硬結の上の圧痛も筋硬結が向こう側の壁となり強い圧痛が起きるのかもしれません。
by junk_2004jp
| 2004-01-09 20:41
| 慢性痛
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