心療整形外科

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2003年 12月 18日

神経痛

”坐骨神経痛”は有名ですが不思議な病名です。腕神経痛、正中神経痛、尺骨神経痛、とう骨神経痛などは聞いたことありません。「頚のヘルニアで”腕神経痛”になった」というような会話はないですね。

また坐骨神経痛は「帯状疱疹による肋間神経痛、三叉神経痛」の場合の”神経痛”とはあきらかに病態が異なります。

”神経”という言葉は”神経質、図太い神経”などの言い方に使われるときは神経≒精神ということだと思います。もう一つは神経線維そのものの意味があります。

”神経痛”のなかにはこの2つの意味があって話しがややこしいのです。”帯状疱疹による肋間神経痛”の場合の”神経痛”は神経線維そのものの意味でしょう。

一般的な”神経痛”の神経はどちらの意味なのでしょうか。「アシ腰の神経痛を患いました」というような言い方をします。謎めいた痛み、不思議な痛みといった意味が込められていると思われます。

どのような病態を”坐骨神経痛”というのか国によっても研究者によっても違うと思われます。だから話がややこしいのです。

医者の場合、「”坐骨神経痛”→坐骨神経繊維の故障?→根性疼痛(コンジョウ疼痛ではありません、コンセイトウツウroot pain)→神経根の圧迫、神経根炎」といった連想ゲームが始まるわけです。

もし神経根炎が事実なら硬膜外にステロイドを注入することによってよい成績が得られるはずです。しかし現実はそうでもない(ファイル104)。ということは幻の連想ゲームだったということでしょうか。

”坐骨神経痛”→坐骨神経繊維の故障・・・・ここの連想で間違っています。お尻から下肢にかけての謎めいた痛みぐらいの連想から始めるべきです。
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by junk_2004jp | 2003-12-18 20:11 | 慢性痛 | Comments(0)


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