2007年 08月 03日

いい加減にしまっしw(金沢弁)

柔道整復師A先生からの紹介でBさん(男性)が受診されました。A先生、ありがとうございました。ご報告します。

Bさんは2年前より、両手4、5指と両足の拇指にしびれを感じていました。C病院で検査しましたら頚椎のヘルニアということで1年前に手術をしましたがよくなりませんでした。そして、そのしびれは一生続くといわれました。今、薬はメチコバール(ビタミンB12:末梢神経障害改善薬=定番)を飲んでいます。

私「手術をして何かよくなったことはないですか?」
Bさん「腰がまっすぐに伸びるようになりました」
私「????」

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前腕伸筋、小指外転筋、指の骨間筋の圧痛転を探し、左右3ポイントずつトリガーポイントブロックをする。
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足の長拇指伸筋や骨間筋の圧痛点を探し、左右2ポイントずつトリガーポイントブロックをする。

20分後、しびれはほぼとれて、指が曲げやすくなったとのこと。たぶん、これらの筋肉の筋筋膜性疼痛症候群だと思います。マッサージやトリガーポイントブロックを繰り返すことでよくなるでしょう。MRIもレントゲンも手術も薬も何もいりません。

C病院も私のところも保険診療です。どちらも診療報酬が支払われます。不思議ですね。支払われる金額は雲泥の差です。それもよくならない所にたくさんですよ。

Bさんを診たあと、たまたま、やはりC病院で腰のヘルニアをしたDさんを診ました。よくなっていないのです。

私「先ほど、C病院でヘルニアの手術をしてよくならない人をみましたよ。」

Dさん「あそこの病院、治らない人、いっぱいですよ・・・。痛いというとすぐにMRIを撮ろうというんです。」

私「もう一人、あなたのように治らない人、診てますよ。それにしてもなぜ、医師は気がつかないんでしょうかね。」

このような症例を頚部脊髄症とカウントするのでしょうね。私からすれば、想定圏外です。だから、頚部脊髄症がしばしば見られるかどうかという議論は慎重をようするのです。
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by junk_2004jp | 2007-08-03 18:58 | ヘルニア脊柱管狭窄症の矛盾 | Comments(8)
Commented by ハイジ at 2007-08-03 19:44 x
畑を借りている地主のお母さんが 狭窄症で手術したはずだけど
良くなったのかしら?って主人に聞いたら 恐ろしくて聞けないよ
っていってます そのうちわかるでしょう なんか怖い たしか80歳くらいだとおもいます 家のお客さんは80歳で骨化症の手術してトイレに行くのがやっとくらいしか治りませんでした 1年後に脳梗塞でなくなりました
ハー
Commented by 国松 at 2007-08-03 20:00 x
こんばんは。

おいらと にてます、痛いとこが。 手も足も。

    医者不信です、このごろ。 ( 加茂先生は 当然 除く)

      ハ ~
Commented by TK at 2007-08-03 20:44 x
Part1

風邪で行った近くの内科での待合室での話し。

本題に入る前に、ここは同僚の紹介で行きました。親切丁寧で良いと。
で、初めて行った見ると、正しく、Dr.コトーの診療所です。床は田舎の木造小学校状態。

さて本題。
病院の待合室での患者トークってとっても有益です。
耳がダンボになりました。

患者「A病院で、xxと診断されて、すぐ手術しないとダメといわれたんだけど、心配になって、B病院に行ってちゃんと検査したら、全く、xxじゃないと言われたわ~。やっぱりA病院ってダメね」

と、A病院って独立行政法人の大きな病院なんですけど、私も行ったA病院。「やっぱり…」

家政婦は見た
患者は見たって感じ。

Part 2
小松駅からタクシーに乗って、「加茂整形外科まで」と言うと、いつも運転手さんに言われる。
「あんたも、腰か?」
Commented by keisyan at 2007-08-03 21:15
「あんたも、腰か?」
そんなときの正しい返答の仕方
女性の場合「おいね!」 男性の場合「おいや!」
Commented by junk_2004jp at 2007-08-03 21:45
ケイしゃんちの近く・・
Commented by TK at 2007-08-03 21:49 x
Oh(@_@), 加賀の旧家なのですね。
Commented by ひつまぶし at 2007-08-04 08:56 x
加茂先生、最後の3行はストンと理解できました
(゜゜)(。。)(゜゜)(。。)
分類のしかたが違えば、「しばしば見られるかどうか」のパーセンテージも当然違ってくるわけだ・・・・
Commented by junk_2004jp at 2007-08-04 12:30
手術した医師にすれば「頚部脊髄症」の患者さんなのです。将来、歩行困難になるのを防いだと思っていることでしょう。しびれぐらい我慢しろ・・・って思っているでしょう。また、頚部脊髄症はしばしば見られると思っていることでしょう。

私にすれば、この患者さんは「脊髄症状」がないのですから、「脊髄症」は想定圏外なのです。筋筋膜性疼痛症候群の患者さんということです。

将来脊髄症になる可能性はきわめて0に近いでしょう。

阪神の赤星選手は頚ヘルニアがありますが、野球をやってますね。もし、転んだりして脊髄症になる可能性があるのなら、野球を止めるか手術をするかの選択をしなければなりません。


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