心療整形外科

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2007年 09月 07日

整形外科医より1

はじめまして。突然のメールで申し訳ありません。

A県B市で整形外科で開業しておりますCと申します。先生のHPを見させていただき、今までの考え方が間違っていたと思っているところです。また、少し混乱もしています。

お聞きしたいことがあります。HPに書いてあったかもしれませんが。

1.しびれ感(知覚鈍麻のないもの)の発生原因は、痛みと同様に考えて宜しいでしょうか。
2.知覚鈍麻、運動麻痺は神経根の圧迫から来ると考えて宜しいでしょうか。
3.腰椎椎間板ヘルニアの髄核摘出術後に下肢痛が軽快した事実は、どう考えたら宜しいでしょうか。
4.トリガーポイント注射をしても疼痛が改善しない症例があります。1%リドカインを使っています。21ゲージ針。部位、深さが違っているかもしれませんが、先生は具体的にどのようにされておられますか。


1.しびれ感というのは微妙な表現です。知覚脱失、知覚鈍麻もしびれと表現するときもありますし、ジンジンするような異常知覚もしびれと表現することがあります。

ほとんどが後者です。四肢の末端部のトリガーポイント症状をしびれと表現されていることがほとんどでしょう。トリガーポイントブロックでその場で改善することもまれではありません。

トリガーポイント症状でも知覚鈍麻を訴えることがあります。しびれ感が神経症状なのかトリガーポイント症状なのかは判断しなければなりませんがほとんどの場合トリガーポイント症状でしょう。

2.神経根の圧迫からくる知覚麻痺や運動麻痺を経験したことがありません。もしあるとすれば絞扼性神経障害の範疇ですね。なるべく早く外科的な解放しなければなりません。ところがそのような症例はお目にかかれません。完成した病態の写真をみたことがありません。そのようなことで身体障害者になった人をみたことがありません。

3.掲示板 No.2622 をみてください。痛みの本態は筋肉のspasmですからそれが全身麻酔で収まることは十分かんがえられます。MRIなどど強烈な印象からくる不安感の解放などもあるでしょう。プラセボ効果も否定できないと思います。

4.私は0.5%メピバカインを使っています。針は27G1.9mmと3.8mmを使っています。慢性痛は繰り返えして行う必要があります。
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by junk_2004jp | 2007-09-07 20:28 | 痛みの生理学 | Comments(0)


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