心療整形外科

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2007年 09月 26日

もうどれだけヘルニアと診断を受けた方を診たことか

Aさんは50歳代のビジネスマンです。3年前より、両下肢痛があり、ヘルニアの診断を得ています。
始めまして

私は、脊柱管狭窄症と椎間板ヘルニアで3年患っています。今までブロック注射は効きましたが、其れ以外の薬や理学療法は全て効きませんでした。
私のHPを見て遠方からいらっしゃいました。

大学病院では、手術するほどではないとの説明で、それ以上の説明や治療の提案はありませんでした。

いくつかのペインクリニックを受診し、私のHPを印刷いたものをみせましたが・・・・
「トリガーポイントブロックは効かない」ということでやってはくれませんでした。

ゴルフはやってはいけないという指導を受けています。

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写真はAさんの了解を得てあります。

両側のハムストリング(大腿裏面)の筋筋膜性疼痛症候群が主な原因でした。
午前中にトリガーポイントブロックをして、午後から再度診察をしました。3~4時間後です。遠方から来ていらっしゃるのでそうしました。

「ヘルニアは何の関係もありませんよ。」

「久々にジャンプすることができました。先生の考えがなぜ広まらないのでしょうか。」

「さー、なんででしょうかね。」

「先生は学会なんかで発言しないのですか?」

「ボクはいつもだまってますm(_ _)m。医者はなかなか思い込んだことを変えられないのでしょう。」

「簡単な治療でよくなるのなら、医療費もかからなくて患者も助かるのですが。このような治療をどこでも受けられることができないものでしょうかね。」

「神経が押さえられて痛いなんていってたら藪ですよ。そんなことは決してありません。なんでそんなことが大学レベルでいわれているのでしょうかね。手術するほどでなかったら、手術するほどになるまでどうしろというのでしょうか。」

ペインではトリガーポイントは効かないといわれることが多いが、硬膜外より効く。私も以前は硬膜外をしていたからそれはよくわかる。神経根ブロックなんて、なにやってんの!

とにかく、神経がからんだ病態ではなく、筋肉の病態なんだ。慢性化には筋ー脳のネットワークがからんでくる。

Aさんはよくなって帰られた。慢性痛がどのような経過でよくなっていくかわからないが、糸口はみつかった。

戸澤洋二さんの「腰痛は脳の勘違いだった」を買っていかれた。

「このような治療を日本のどこででも受けられるようになったらいいですね。」
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by junk_2004jp | 2007-09-26 20:33 | ヘルニア脊柱管狭窄症の矛盾 | Comments(3)
Commented by ひまわり at 2007-09-26 22:02 x
自分も手術するほどではないと言われながら手術した者です。
それは、自分に合った治療法がみつからないまま長い入院をして手術すると治ると思ったからです。
現在、激痛はないものの疼痛と痺れはあります。
このAさんは大きなヘルニアが出てるのに切らずに治療法が見つかってよかったですね。
自分も近い将来必ず筋痛症がお医者さんに広まる事を祈る者の一人です。
Commented by TK at 2007-09-27 01:52 x
ここにたどり着いた患者さんは、痛みに苦しんで、何とか答えを見つけたいと欲望があった人。どれでけ探し(検索)しまくった事でしょう。

ここにたどり着けないお医者さんは、痛みに苦しんで、何とか治してあげたい欲望があったか、どうがか?。ご自分の仕事に満足しているのでしょう。
で、患者さんを治す事はできましたか(疑問)。

MRIの画像と症状が一致しない事は、ネットでも常識なのに。
じゃ、「何故」の発想が起きないのでしょうか。
「そう言うモンなんだ」で、終わりなのでしょうか。
新しい事は、研究職。私は臨床医ってこと?。

患者を治すのに、区別なんて無いですよ。大体、患者は研究室でなく、臨床の場に居る。
Commented by シャルル at 2007-09-27 08:59 x
ここに新しく到達した方々に(患者さんも、医療関係者も)、時々ぶれながらも良くなっていく姿を、見てもらえたら良いなあと思っています。
ここに、多くの方が到達することを、願っています。


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