2007年 10月 22日

そうなんです、筋痛症。

こちょうさん
あ~、早く先生のHPにたどりついていれば...。出っ張っているところは、(どんなに、怖くていやでも)削ってもらわなくては...(悲壮な決意)。 まして、圧迫が長いと神経がだめに...なんて言われりゃ、心が千々に乱れまくり。疑問も山程、ありました。今、心は平和です。 

本日の電話
痛みのため救急車で病院へ、ヘルニアの手術を受けたが・・・・痛みが続いている。


もうこの問題は決着がついていると思います。筋痛症なんです。急激な強い痛みは筋肉のspasum(攣縮・痙攣)なんです。これは強い不安や怒りと関係していることはしばしばあります。

足首や拇指の背屈困難は前脛骨筋や短拇指伸筋の筋痛症なのでしょう。ヘルニアが原因だとは思えません。ヘルニアが原因だと仮定すると、絞扼性神経障害です。そのような身体障害者は見たり聞いたりしたことがありません。痛覚も麻痺することでしょうから、痛みではありません。

もしそういうことがあるのなら、ヘルニアの手術の絶対的適応となることでしょう。しかし、現実には馬尾症候群だけですね。

筋痛症をどのように治そうが、患者さんのかってです。このようなことを理解してよく動くようにすれば治ってしまうことだってあります。

マッサージや鍼灸、トリガーポイント注射、ストレッチなどがありますが、広範囲のものや、それらの治療で効果が見られない場合は、抗うつ薬や抗不安薬、抗てんかん薬などの使用も躊躇しないで行うべきだと思います。

筋痛症を治すのに手術はないですよ。かえって悪化することもあるのは当然のことです。
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by junk_2004jp | 2007-10-22 19:47 | ヘルニア脊柱管狭窄症の矛盾 | Comments(7)
Commented by 勉強中 at 2007-10-22 20:18 x
痛みのメカニズム改訂版を勉強のために読んでいたらP213に下のような記述がありました。
椎間円板の後面と後縦靭帯を結ぶ線維性組織、後縦靭帯、神経根を包む硬膜の袖に痛感線維が分布していて、
椎間板ヘルニアが発生すると、刺激されて痛みを感じる。この時の痛みは関連痛である。腰椎に発生すると臀部、大腿部に感じる・・・・
とありますがよくあるケースなのでしょうか?

また、『痛みのケア』でも圧迫だけでは痛みは誘発されないが圧迫にともなう神経周囲の炎症、圧迫部周辺に遊離されたケミカルメディエーター
などによって痛みが起こる・・・これもよくあるケースなのでしょうか?
Commented by syaruruk at 2007-10-22 20:45
先日、腰部脊柱管狭窄症で、固定術を受けた近所の方。
退院されて、内祝いを持っていらっしゃいましたが、「痛いし、身体に力が入らない。寝ているのが楽。」とのこと・・・。
「寝ていると、筋肉が弱るから、少しずつ動きましょう。」と、お声をかけつ
つ、この方に、どう筋痛症について説明するか、悩んでしまいました。。。
Commented by junk_2004jp at 2007-10-22 21:06
勉強中さん

痛覚神経の受容器(ポリモーダル受容器)が存在するところはどこでも痛覚を発信する場所になる可能性があります。もしそのような部位の受容器が発信もとになっているのなら、その部位に圧痛があることでしょうが、深い部位なので確認することはできないでしょう。

体のいろいろな部位に生じている圧痛点はどう説明するのでしょうか。

理論的にはありえますが、圧痛点が説明できませんね。
Commented by junk_2004jp at 2007-10-22 21:15
syarurukさん
テニスボールマッサージを教えてあげてくださいw。2度目3度目の手術を受けないように。
Commented by syaruruk at 2007-10-22 21:30
そうですね。むずかしいこと言わずに、まず、手当ての方法を伝授ですよね。ありがとうございます。
Commented by 三節 at 2007-10-23 12:03 x
「痛みのメカニズム」って神経生理学者が書いた本なんですか。
神経根を包んでいる組織の一部にポリモーダル受容器が分布しているというのは普遍的な解剖学的事実なのでしょうか。
私はjun先生のおっしゃる圧痛点は気にはならないのですが、というのは圧痛点は患者の主訴に無関係に、「健康な人」であっても体中に散在しているし、また逆に自覚痛部に圧痛点の存在しない症例も日常多々経験するからです。
結局のところ、仮説渦巻く医療の現場においては、臨床的診断をするしかなく、その意味で、もしも神経根(を包んでいる)ポリモーダル受容器をヘルニアが圧迫して痛みが出るのであれば、「手術をしたらちゃんと治るべき」なのですが、これが治らないことがあまりにも多過ぎるからこそ「神経根仮説」は、痛みに対してはほとんど意味がない、と思っているわけです。それと何より、手術以外のTPブロックや鍼灸整体などの方が、現実に腰痛を確実に治すことが出来ているという「この事実」こそが大切と認識しています。
Commented by 五藤 at 2007-10-23 19:41 x
直接関係ありませんが・・・・
◆腰痛原因の代表的疾患、症状和らげる治療法とは。
毎日新聞 2007年10月23日 東京朝刊
http://mainichi.jp/life/health/news/20071023ddm013100082000c.html


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