心療整形外科

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2007年 10月 23日

1530円でラッキー

Aさん(30歳代、男性)は3ヶ月前より、右臀部~下肢にかけて痛みがあり、椎間板ヘルニアの診断を得ています。車の運転のような座位をとるのが辛い。仰向きに眠れない。坐薬を使用している。硬膜外ブロックを受けたことがあるが効かなかった。

3年前には同じような症状が左側にあったが、保存的治療で治った。今回も保存的治療を期待していたがよくならないので手術かなと思っていた。私のHPをみて衝撃を受けて来院された。

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小臀筋と前脛骨筋の筋筋膜性疼痛症候群だった。4ポイントに計12mlの0.5%メピバカイン(カルボカイン)を注射した。

効果はすぐにでた。「痛くない!」「もうコルセットをしなくてもいいですか?」「どちらでもいいです。」

このような治療は検査にもなるんです。効果があったのはそこが痛みの現場であったということで、筋筋膜性疼痛だったということです。ヘルニアが原因でこうなることはありません。

「どれぐらいの間隔で何回ほどしたらよいでしょうか?」

「それは医師もよく分からないところなんですが、この本(腰痛は脳の勘違いだった)では週1で3ヶ月で治ったとかいてあります。まあ個人差がありますが、週に1~2回、数回~十数回なんでしょう。家ではマッサージをしたり、軽く体操をしてください。」

「ヘルニアは無視です。筋痛ですから、よく動くほうがいいでしょう。」
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Bさん(74歳、女性)から電話

「国*と大*病院で2年に1度の割合で3回、腰の手術をしていますが、痛くて・・助けてください。」
「インターネットはできますか?」
「いいえ、できません。友達から聞いてお電話しています。」
「どのような診断だったのですか?」
「すべり症と脊柱管狭窄症です。」
「そうですか。とにかくいつでもいいですから診せに来てください。」
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「ほのぼの掲示板」より
腰椎ヘルニアがあるものの痛みの部位が、違っているということで、原因不明です。

この論法はよくいわれるのだが、ヘルニアの高位とデルマトームの痛みの部位が一致しないのだろう。

一致していればヘルニアが原因で一致していなかったら原因不明、これ、おかしくはないかい。数学の必要条件、十分条件、必要十分条件というのを高校生のとき習ったが。

不幸にも一致しているように思われた人が手術の道をあゆみ、手術という儀式で筋痛が収まることもあれば、収まらないで慢性痛になる。

幸いにも一致していなかった人は「原因不明」の道を歩まれる。そして慢性痛になる。
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by junk_2004jp | 2007-10-23 20:42 | ヘルニア脊柱管狭窄症の矛盾 | Comments(9)
Commented by syaruruk at 2007-10-23 21:07
はい。不幸にも一致していた人です。。。
下肢に痛みが出る前に、デルマトームの図を見たことがあったのは、何か関係があるかもしれない・・・。腰痛になっても、あまり、整形外科の本で勉強しないほうがよいかも。
元主治医は、何番だったら、このラインとよく教えてくれていましたから、
そこめがけて痛くなったかも・・・。
過去の話ですけど。
今じゃ、どこが痛いって、聞かないでくれ状態。
先生に、いっぱい注射してもらったから、マッサージに通う勇気も出ました。
Commented by 国松 at 2007-10-23 23:47 x
ある意味、看護婦さんの かたがたが 呪いから もっとも みじかに
いるのですね  ぇ   ・ ・ ・ 、なんか そう 思いました。
Commented by TK(タク) at 2007-10-24 03:58 x
シャルルさん。私もデルマトームは医者に言われました。

>デルマトーム(知覚神経の支配を表した図)と一致した痛みなんて帯状疱疹後の神経痛以外には見たことありません。
http://www.tvk.ne.jp/~junkamo/new_page_181.htm
Commented by syaruruk at 2007-10-24 07:28
はい、そこで結論。痛くなったら、《トリガーポイントと筋筋膜療法マニュアル》を読みましょう。。。
Commented by junk_2004jp at 2007-10-24 08:32
麻痺がデルマトームと合うというのなら分かるんです。痛みがデルマトームに合うって??
「あなたの痒みはデルマトームに一致しますので、4/5の神経根由来の痒みです。」なんちゃってw
Commented by syaruruk at 2007-10-24 12:10
やっぱり、神経根ブロックをすると、デルマトームにあう痛みが、再現されるでしょう?それが、手術をする先生の、根拠になっていると思う。
私は、《押さえること》と《突き刺すこと》の違いを、教えてもらったから、解かりましたけど。整形の先生は、その違いがわかってない。
《突き刺して》再現できる痛みだから、この神経根を抑えているヘルニアが原因。となる・・・。
そして、突き刺された、患者は、その次からは、確実にそのラインが痛くなり、手術への道をひた走る。。。これも、悪循環のひとつですね。
Commented by junk_2004jp at 2007-10-24 12:42
神経繊維は細胞膜によって、分極されています。そこに針で穴をあけるとNaイオンが細胞内に流れ込み「脱分極」されます。それで、脳は針を刺したところからの刺激をその神経の先端部からの刺激と勘違いするのでしょう。

神経線維を圧迫してもこのようなことはおきません。足の裏やお尻やいつも圧迫を受けている神経はたくさんあります。
Commented at 2007-10-24 21:10 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by TK(タク) at 2007-10-24 23:14 x
Naイオン。

お塩はNaClですね。
細胞の中はK+=カリウムで細胞の外の体液はNa+なのね。

で、細胞の外の体液のNa+濃度が段々上がってくると、元の濃度を保とうとする為、細胞の中にNa+が入り込んでくる訳。

海で漂流してて喉が渇いても、海水は飲んではならぬ。


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