2007年 10月 24日

筋痛症はとてもいろいろ

圧痛点について

シャルルさんの筋痛症もヘルニアによる神経根障害と言われて手術をした。私は当時の状態を知らないが、現在の状態は広範にわたる筋痛症だ。

昨日紹介したAさんもヘルニアによる神経根性疼痛といわれた。しかし、シャルルさんの状態とは明らかに異なる。

筋筋膜性疼痛症候群が発展して線維筋痛症になるのだろうか?

慢性の筋筋膜性疼痛(Chronic myofascial pain=CMP)と線維筋痛症の関係はどうなんだろうか?

治療においては特に違いはないように思うが・・・しかし全身の筋肉に痛みがある場合、やはり薬剤が重要なポイントとなるであろう。

日本にはこのようなことについて書かれたよい本がない。

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このような洋書にたよらざるを得ないが読むのに時間がかかる。

Fibromyalgia is not the same as chronic myofascial pain. It is fundamentally different in an important way.There is no such thing as a fibromyalgia trigger point. Mention of "FMS trigger points" by your doctor or physical therapist should be a warning that there is a serious lack of understanding. Trigger points (TrPs) are part of myofascial pain, not FMS, and your care provider must understand this.

線維筋痛症(FMS)は、慢性筋筋膜痛(CMP)と同じでありません。それは、重要な点で基本的に異なります。「線維筋痛症トリガーポイント」なんてものはありません。

あなたの医者または理学療法士による「FMSトリガーポイント」への言及は、理解の深刻な不足があるという警告でなければなりません。

トリガーポイント(TrPs)は筋筋膜性疼痛(FMSでない)の一部です。そして、あなたの治療者はこれを理解しなければなりません。


明日は薬物について書いてみます。
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by junk_2004jp | 2007-10-24 19:49 | 慢性痛 | Comments(13)
Commented by bancyou1965 at 2007-10-24 21:12
そもそも、圧痛点を押さえる力も問題ですよね。実際思いっきり押さえたら、痛みの無い大抵の人も痛がる訳ですから。
Commented by syaruruk at 2007-10-24 21:30
トラックバックありがとうございます。
FMSの診断基準には、4キロの強さで、圧痛があるかというのがありますね。
そもそも、押さえたら、痛いっていうだけで、病院にかかる人って、あんまりいないと思うのですが。
運動痛か、自発痛があって始めて、治療を受けようとなるわけです。
それで、先生方は、「どこが痛いですか?」と質問なさるわけです。でも、痛いところを特定できない。どこもかしこもいたいのですな、これが。
先生にも、「聞かないで」と言いました・・・。m(_ _)m

深い筋肉は、強く押さえないと、痛くないときもありますが、たいてい、自発痛で、自分から主張してます。「ここが、TPだよ~」って。
だから、硬結があって、圧痛がある場合、「ここは普段、痛むのかどうか」患者さんに聞いてみればいいと思うのですが。困っていたら、治療する。で、どうなんでしょう?患者サイドからは、こんな希望ですが。
Commented by junk_2004jp at 2007-10-24 21:47
この本によるとFMはTPがないと書いてありますね。
FMにCMPが合併していることは?
とにかく日本語の本がないのがもどかしい。
Commented by syaruruk at 2007-10-24 21:52
私には、TPが、ありますよね?
FMSの診断基準にぴったり合うけど、その割りに、筋肉は、しっかりしているし、寝たきりではない。
筋肉が、しっかりしているからTPがあるのかな???合併?
Commented by junk_2004jp at 2007-10-24 22:09
前の診察したFMもそうでした。合併かな?
Commented by syaruruk at 2007-10-24 22:25
ややこしいから、筋痛症候郡でいいです。。。って、先生は、そういうわけにもいかないですね。英語の本読んでください。
Commented by とら@小松 at 2007-10-24 22:25 x
私は主に右臀部の痛みなのですが、筋硬結に触れる圧痛点をあらかた潰してから、昨日ようやく「本丸」を捉えた気がしています。
しかし、そこは圧痛「点」ではなく、比較的深いところの、痛む「塊」という感じです。そこに気がついたのは、比較的浅い、じゃまな圧痛点がなくなった上で、痛みが出る、いくつかの特定の「動作」をしてようやく探り当てました。
これも関係あるのかな?
Commented by junk_2004jp at 2007-10-24 22:32
筋マニアの世界はタクちゃんとW
Commented by syaruruk at 2007-10-25 08:18
トラックバックも出来ました。。。
ケイしゃんに促されて、先日から挑戦していたのですが、やっと。。。
Commented by syaruruk at 2007-10-25 09:07
ちなみに、私も発症時の18年前は、Aさんと同じところが痛かったです。肩こりは、小学生のときからあるけど。。
4年ぐらい前に、頚椎ヘルニアと診断されたころの体調は、微熱が続いたりいろいろで、慢性疲労症候群っぽかったような・・・。そのあたりで、FMSのようになったのかな?
Commented by junk_2004jp at 2007-10-25 12:14
そのへんの移り変わり、合併、いろいろあるのでしょう。

この痛みは慢性化するのかしないのかを合理的に判断できません。一つ確実に言えることは、現在の整形外科的病態の説明は慢性化を引き起こす可能性はあります。
Commented by syaruruk at 2007-10-25 15:32
はい、18年前に、加茂先生にお会いしたかったです。。。

だから、早い時期に、みんなに知ってもらいたい。これは、みんなの願いですね。
Commented by junk_2004jp at 2007-10-25 16:28
急性痛に対して、現場の医師は、エビデンスがあるとかないとか言っていられないのです。とりあえず、ポリモーダル受容器の働きをストップさせることです。そのあと、検査が必要なら、ゆっくり検査をすればいいでしょう。


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