心療整形外科

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2007年 11月 18日

アメリカの医師って医師というより統計学者?

椎間板手術に関するSPORT研究:これらの壮大な研究が本当に示しているのは何か?

多くの患者と外科医が抱く、大きな椎間板へルニアを切除しなければ破減的な神経学的症状の結果を招くことになるであろうとの懸念は、全くの杞憂である。

Carragee博士は、「手術を受けるか受けないかの選択はつまるところ患者の好みの問題になる」と述べている。「SPORT研究の多くの患者は手術を受けなくても明らかに改善した。 これらの知見から患者の好み以外には手術を強く支持する明確な理由はないと考えられる」。

手術するかしないかは患者の好みなんだね(笑)

日本のヘルニアガイドラインの先生方はこれを見てどう思うことだろう。患者の好みを決めるガイドラインってことか。

「ヘルニアが神経を圧迫しているからいたい。」という間違った先入観を患者にたたき込んでの結果だろ~。そんなこと言われりゃだれだってびびるね。このような生理学的に根も葉もないことをよくも前提にできるものだ。

彼らはこのような知見から痛みのメカニズムをどう推理するのだろうか?ただひたすら、大工仕事と統計学の数字を追いかけるだけなのか。

最もよい治療法は、正しい「痛みの生理学」「痛みの心理学」を教えて、筋肉に対して治療することだ。これは私たちの掲示板で実証されている。
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by junk_2004jp | 2007-11-18 00:34 | ヘルニア脊柱管狭窄症の矛盾 | Comments(9)
Commented by keisyan at 2007-11-18 07:47
>手術するかしないかは患者の好み・・・

○年後には、手術群と非手術群との症状の差はありません。。。。なんて論文をいくら示されても、今の痛みや痺れがヘルニアの影響だと言われれば、手術を選ぶ人も少なくないと思います。
それを「患者の好み・・・」として片付けられる問題ではないでしょう!
わたしは「自分が好きでやった手術」と自分ではいえますが、今でも人からは言われたくないですね。
Commented at 2007-11-18 11:42
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by 野口 at 2007-11-18 12:02 x
私は膝の半月板を切除しましたが、ヘルニアで手術を決断した患者さんの気持ちが分かる気がします。

尋常じゃない程の痛み、それこそ生活や仕事に大きな影響を与える痛みをかかえて、わらにもすがる思いで病院に行きます。そこで待っているものは立派なMRIの機械と自信満々な医師の言葉。「あぁ、半月板が切れちゃってるね、痛みはこのせいだよ。手術すれば良くなるよ。」

このような状況になったら半月板にしろ、ヘルニアにしろ、患者さんが手術を選択するのも分かる気がします。誰だってできるだけ早く苦しみから解放されたいと思っているはずですから。
Commented by junk_2004jp at 2007-11-18 18:28
アメリカの医者って、生理学の知識がないのかな?
なくても、なぜこのような結果になるのか考えることはないのかな?
Commented by TK(タク) at 2007-11-18 19:17 x
PDCA (Plan Do Check Act)
サラリーマンの基本。

さあ、検索>ALL
Commented by ハイジ at 2007-11-18 21:55 x
>手術するかしないかは患者の好み・・・
この言葉はなんかグサッときますね  取り越し苦労を 患者に説明して信じている患者を 手術するわけですね  んー
でー 結果は患者の好みですか ? 怒るよー だれを・・
Commented by bancyou1965 at 2007-11-19 21:00
最終的に、手術をするって患者さんが選んだとは言え、殆ど答えはするしか無いって方向で進んで行くんだから、公平性に欠けすぎるんだよね。
いろんなメニューから、自分の好きな物を選ぶのとは大違いな訳。
Commented by junk_2004jp at 2007-11-19 22:04
>疼痛を有する椎間板へルニアに関する無作為比較研究(RCT)

と書いてあるでしょ。ここが間抜けなところです。
Commented by bancyou1965 at 2007-11-19 23:51
先日、とある民間医療関係の新聞が送られて来ました。業界では結構有名では無いかな?歯科医師、医師の話もたまに記載されていますが、そこに、日本人DC(アメリカではカイロプラクターは医師)の話が書いてありました。自分の診断では、ヘルニアによる急性炎症による腰下肢痛。医師の診断は梨状筋症候群。処方されたのは、鎮痛剤と炎症止め。もうこの時点で、生理学から逸脱してるとでも言いましょうか?痛い=炎症だから、それに対する薬が処方される。DCのコメントは、急性期のヘルニアの痛みには打つ手無しだそうです。結局アメリカで教える学問も???
以前、ブッシュ大統領の膝痛を診た医師のコメントが、確か、半月板の軽い損傷で、痛みを感じない程度のランニングならOK!大統領を診るのは、トップレベルの権威のある医師でしょう。アメリカは何でも費用対効果。全てがビジネスなんでしょう。


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