2007年 12月 01日

痛みを診ることのできない医師たち④

さおさん

介護士を始めてから腰痛と出会い6年目に入りました。今回の腰痛騒動が起きるまでの6年間に3回程激痛に見舞われ休職しました。一番長くても2週間で復帰しました。それからはごまかしながら仕事を続けてきました。今年の4月に腰部に痛みを感じるようになりました。

5月は腰をいたわりながら仕事を続けましたが6月に入ってからはごまかしがきかなくなる程痛みは強くなりました。

7月頭から休職。自宅内では必要最低限の歩行はしていましたが、歩行時に痛みが強く出る為徐々に歩行をしなくなりました。主治医から「痛みがあっても動きなさい」という指示があり筋力低下を心配していた私は自転車に乗る事にしました。

最初の2日間痛みもなく屋外を30分程走る事ができましたが3日目に自転車走行中、雷にうたれたような激痛が走り1週間寝たきりになってしまいました。

それからは動作時痛と再発の恐怖の為、全く歩行をしなくなりました。室内の移動は床を這い、通院は車椅子です。

8月も同じように過ごしました。

9月に入り、前ぶれもなしに突然腰部の激痛に見舞われました。その痛みは尋常ではなく悲鳴とうめき声を繰り返し呼吸をするだけで腰に響いて声を出す事もできず意識も遠のく程でした。その時に掛かっていた大学病院に緊急入院を申し出たのですが断られました。

知り合いから座薬を貰い初めて座薬を使いました。安静時痛には効きましたが動作時痛には全く効きませんでした。痛みで身動きが取れない状態だったのでオムツをつけて5日間過ごしました。

その激痛は再度襲ってきましたが同じように耐えしのぎました。心の中で「このまま心臓が止まってしまえばいいのに」と何度も思いました。最悪の状態を脱し何かにもたれて座位を取れるまでになりましたが歩行はおろか自力移動すらできなくなっていました。すのこの下面にキャスターを4つ取り付けたものに乗ってトイレや風呂場まで運んでもらっていました。激痛が起きる度に痛みが強くなり生活の質が低下していきました。

そんな時加茂先生のHPを見付けそこからTMS理論の勉強を始めました。10月12日の昼から突然、歩行ができるようになりました。筋力が低下しフラフラ+歩き方もぎこちなかったけれど3ヶ月ぶりの起立歩行は感動ものでした。しかし歩行時の痛みはしゃがみこんでしまいたくなる程で連続歩行距離も30メートル程度です。

歩行ができるようになったとはいえ、歩行時の痛みは顔をしかめてしまうほどのかなりのものですがそれでも歩行は続けた方がよいのでしょうか?私自身、やめてしまうと恐怖感でまた歩けなくなるのではないかと心配です。

整形外科には5ヶ所掛かりましたが4ヶ所で手術を勧められました。ヘルニアの所見はなく椎間板変性のみです。某大学病院の超有名な教授からL5S1後方固定術を勧められており現在保留にしてあります。

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加茂先生、ケイしゃん、そして掲示板のみなさまこんにちは。加茂整形外科医院に入院して45日で完全復活いたしました\(~o~)/兼六園に行った時の写真も掲載していただき、有名人になった気分です(。≖ฺ‿ฺ≖ฺ)ニタァ♥

入院時は前傾姿勢で30メートルの歩行がようやくでした。しかし、今では元気に飛び回っています。痛みはほとんど感じません。

痛みと闘っていた頃の私は、自由を奪われ生きる気力さえなくしていました。加茂先生、本当に本当にありがとうございます。先生は私の命の恩人です。

入院生活で学んだ事は痛みと心は密接に関係し合っているという事です。知らない土地で家族や友人と離れ、自分自身を見つめ、徹底的に痛みと向き合いました。

加茂先生の治療を信じ、入院仲間と痛みについての議論を重ね、ひたすら歩きました。心と向き合って初めて、痛みを手放すヒントが得られたような気がします。最後に痛みを治すのは自分です。

私には社会復帰という課題が残されています。正直、不安ですが小松で学んだ事を胸に、頑張っていこうと思います。加茂先生、そしてケイしゃん、本当にありがとうございました。

私の腰の痛みは初期段階では動作時の電撃痛でした。雷にうたれたかのような激痛を一日に何百回も経験しました。当時の私は痛みの原因は構造異常が関係していると思い込んでいましたし、痛む時は動作時のみだったので筋肉というよりは骨で起きている(神経に触れている)といった感じでした。

3ヶ月以上の歩行困難とオムツを着用するほどの激痛、生活の質の低下、そして大学病院の教授らのオペの勧め・・・十分にオペ適応の症状だったと思います。しかし、「私の腰痛は本当に椎間板由来のものなのだろうか?」、「腰痛出現の一週間前のショッキングな出来事は痛みとは無関係なのか?」という疑問が残りました。ブロック注射等の治療効果は一切なく症状は悪化していきました。

実際、加茂医院に入院し適切な治療(筋肉とココロ)を受けみるみるうちに痛みがなくなりました。
正直、自分自身が一番驚いています。

半年間、痛みのためにできなかった事ができるようになり今はとても幸せです。
オペを考えている方はもう一度考え直して欲しいと思います。


まちさん

先生とお会い出来た事に感謝しています。初めて加茂先生を受診してから回復街道をまっしぐらです。まだまだ痛みはありますが最悪だった状態と比べると嘘のように消えてきています。

受診する前はコルセットをして杖をついて左足を引きずりながら200㍍くらい歩くのがやっとでした。しかし今はコルセットなし杖なしで歩く事ができるようになっています。一番感動しているのが、靴下をはけるようになった事です。特に左足の靴下がはけなかったのに今は元気だった時と同じような姿勢で靴下をはく事が出来るようになってびっくりしています。

“靴下をはけない”健康体の時には感じた事もなかったこの苦しみ。腰痛になってからは、日常のささいな行動が出来なくなった事がとてもつらく、うつ状態に陥っていきました。日に日に自尊心を無くしてしまっていました。次々と新しい病院を受診しました。この腰痛の苦しみを医者に訴えるのですが、L5の分離に構造上の欠陥があり神経を圧迫している。神経障害が出るのは仕方がないとの事でした。

“TVで神の手”と称賛を受けているDrや有名な内視鏡のDr、東京、名古屋と走り回りました。全ての医者から最終手段である手術を勧められました。

どのカリスマDrも結論としては、手術をしても痛みや麻痺が治らない場合がある事や手術に伴うリスク、危険性を告げられ、結論としては完治は未知のウエイトを占める部分が大きいというものでした。

手術しか治る方法はないと言われ、手術しても治らないかもしれないと言われ、身体的にも精神的にも不安や恐怖で一杯でした。結局カリスマDrの方々からの診断は、余計に私の不安や恐怖をあおりました。カリスマDrの診断に疑問を持ちながらも、日に日に痛みが増していましたので、痛みを取るには手術しかないと……自分に言い聞かせ、手術して痛みがなくなるかもしれないという、わずかなパーセンテージに賭けてみようと思い、手術に踏み切る覚悟でいました。今、思い起こせばある意味、カリスマDrに洗脳されていたので“手術する”という選択肢しか自分の中にはなかったような気がします。

痛みも絶頂、精神的にも最悪な状態でした。毎日毎日ひたすら熱烈に神に祈りました。神の導きというのでしょうか。加茂先生には笑われると思いますが、そんな時、先生のHPとの出会いがありました。加えてそれと同じ時期に、“腰痛は怒りから来る”という内容の本にも出会いました。いっぱい、いっぱいだった心の中に今までとは、正反対の選択である、“手術しない方法”という選択肢も考慮に入れる事にしました。

そして最後の望みをかけて加茂先生の所を受診したのです。もし加茂先生が手術を勧めたら、腹をくくって手術をしよう。そう心に決めて受診しました。すると先生からの一言、「刀傷を入れなくて本当に良かったね!手術の必要はありませんよ。必ずよくなりますら」というものでした。「貴方が今まで頑張っていたものや、知らず知らずに抑圧してきたものが、悲鳴をあげているんです。筋肉を緊張させて痛みにしているんです。痛みの原因が解った事は、体にとっても良かったですし、貴方自身の心にとっても良かったですね。楽にしてあげる事ができるんですから。」

体の中から大きな安堵感を感じました。先生の言葉だけで痛みが消えるような思いでした。「必ず治ります。痛みは楽になるから心配しないで希望を持って頑張りましょう。」と言っていただきました。帰りの道すがら、次々と涙が溢れて、止まりませんでした。今は自分なりに意識改革をしています。抑圧されてきた自分の心と向き合い、優しくつつんであげるように自分自身に言い聞かせています。頑張り過ぎないように、そして気持ちを楽にするように心がけています。痛みが出たら痛い所に手を置きながら意識を脳に集中させています。すると不思議な事に痛みが移動するのです。

それでも、ひとつひとつ患部の痛さを、患部ではなく、意識つまり脳に置き換えて、苦しかったね。つらかったね。心が痛かったね。と一言一言、言い聞かせています。同時に、体も少しずつ動かすように努力しています。今までは痛みが恐くて、安静を心がけていたのですが、今は意識して動くようにしています。不思議な事に、自分で思っていた以上に体が動いてくれているので驚いています。

人間の体は、くすしく造られているんだなぁって、感心しています。そして自分体の中には、自分の力で患部を癒す力をも備えてもらっている事も実感しています。人間をくすしく創造して下さった神に感謝です。そして何より、神秘的な人間のすばらしい造りの細部に目を向け、患部の悲鳴に耳を傾け、患者にとって、一番優しくそして確実に安全に、治療に導く名医に出会えた事も心からの感謝です。

これは個人的な意見ですが、人間が欲する誇りや名声、利益追求をしている医者には、開かれない扉なのかもしれませんね。患者の立場に立って、患者にとって一番良い方法を探求し、利他的な愛を実践する医者にしか開かれない狭い扉なのかもしれません。しかし、日本に住む腰痛に苦しむ人達すべてがそんな名医に出会える確率が少ないのも、現実かもしれません。

患者自身も意識を改革する必要があるかもしれません。おいしい料理を出しくれて安価で、快適な宿を一生懸命に探すように、患者自身も納得できる医療を追求する努力をしなければいけないのかもしれませんね。

一つの見解に固執するのではなく、自分の体をすべて医者まかせにするのではなく、自分の体は自分で治すくらいの心構えで、探さなけれならないかもしれませんね。そして家族や仲間の人間の協力も必要かもしれません。生意気な事書いてしまいました。まだまだ時間がかかると思いますが、必ず治るという希望を持って、頑張って治療していこうと思います。腰痛を克服したいと思います。


大学教授でも、マスコミのカリスマドクターでも腰痛や下肢痛に対して的確に診断できるかというと決してそうではないのだ。

痛みは構造異常を知らせる信号ではない。ポリモーダル受容器が発痛物質によって活性化されて電気信号を送っているのだ。発痛物質の放出は構造異常のせいではなく、汗が出るとか鳥肌が立つとかといったことと同じ機能的なことなのだ。

元気な高齢者でもレントゲンを撮るといろいろな変化が普通に見られるものだ。もし椎間板や椎間関節に存在するポリモーダル受容器が活性化しているのならたぶん圧痛点はないだろう。

圧痛点は必ずみつかる。深部の筋肉の場合は知識がないと見つけにくい。理詰めで診断していくと構造的な問題で痛みが生じていることは特殊な場合(悪性腫瘍、感染症、骨折)以外にない。

痛みの本態は筋肉のspasmと思ってよい。強い痛みは激しくspasmしているのだ。それは不安や怒りなどの心理と深く関係している。

「L5の分離に構造上の欠陥があり神経を圧迫している。神経障害が出るのは仕方がないとの事でした。」痛みは神経障害ではないので、この表現は正しくない。
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by junk_2004jp | 2007-12-01 20:11 | 慢性痛 | Comments(2)
Commented by 台長 at 2007-12-01 23:23 x
先生
こういう患者さんがよくなって行くのはほんとにうれしいです。
なんで世間の整形外科医は勘違いなんでしょうかね・・・
もっと加茂先生の仲間も増えて、医者の勘違いにリセットがかかることを祈るばかりです。
先生の著作によるアピールが世に出ることを心待ちにしているのはぼくだけではないはずです。
Commented by junk_2004jp at 2007-12-02 01:23
数日前より、その気分で書いています。先生のアドバイスをよろしく。


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