2008年 01月 05日
痛み学NOTE⑧ 慢性痛には2つのタイプがある 慢性痛と急性痛は治療の難易度がちがってくる。 普段は痛くないのだが年に数回ぎっくり腰を起こし、そのたびに1W程度で治癒する場合はどう言えばよいのだろうか。やはり急性痛なのだろう。 普段は生活に困るほどではないが、軽い腰痛が続いていて、年に1~2度強い痛みになるが、そのつど1W程度で普段の軽い腰痛のレベルにもどる。このときは慢性腰痛の急性発作期とでもいえばよいのかな。 一般に6ヶ月以上続く痛みを慢性痛というようだが、時間は絶対的なものではない。体内時計は人それぞれだ。 http://junk2004.exblog.jp/7813873/ 臨床痛み学テキスト 急性痛が慢性痛に変わったときには、マネジメント法を変更する必要がある。 慢性痛とは 原則として、痛みに特効する療法に基づいた治療、あるいは非麻薬性鎮痛薬のような痛みのコントロールの決まりきった方法に反応しないしつこく続く痛み。 このように時間軸はあるのだが、体内時計は人それぞれなので、治療に対する反応によって区別する傾向のようだ。 長期の痛みでも急性痛の治療法によく反応して治癒することもある。この場合はやはり急性痛と言うべきなのだろう。 その逆もある。当初より慢性痛のような印象をうけることもある。 中井吉英教授(関西医科大)は急性期慢性痛という表現をしている。 痛みはやはり、治療をしてその反応を見て、評価をするしかないのではないか。 痛みは長くなるにつれて筋肉と神経系に足跡をのこす。
by junk_2004jp
| 2008-01-05 15:59
| 痛みの生理学
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