加茂先生
はじめまして。去年の暮れ頃から先生のHPを拝見する機会があり、毎日のように勉強させて頂いてます。
私は、現在***県にある***病院という現場にて、理学療法士をしながら、夜間で鍼灸専門学校に通っています。
現在の病院は7割以上が整形外科疾患であり、主に地域高齢者の手の痺れ、肩痛、腰痛、膝痛が多い状態です。
HPを拝見するまでは、変形によってとか加齢によってとか、手術しかない等自分自身で思いながら、施術を行っていました。要するに痛みに対して疑問はあるものの逃げており、理由も無くマッサージや関節モビライゼーション等を実施し、筋力増強訓練を必死になって実施していました。
先生のHPを拝見してから、今までの自分が考えてきたことがパズルのように組み合わさっており、尚且つ臨床の現場においても以前とは比べ物にならないほど完治の方向へ進んできています。
正直、変形等には手術又は筋力でカバーするしかないため、理学療法士にはできることがないと勘違いしていた自分が救われたようにあります。又自信になりました。これからも先生のHPにて更に勉強したいと思っています。
さて、今回先生にお伺いしたのは、理学療法士が徒手的にTPにアプローチする際には加圧法等が有りますが、実際には徒手的な加圧刺激により筋硬結はどのような作用が起こるのでしょうか。
又強刺激によって痛みを増悪又はスパズムさせる要因にはならないでしょうか。徒手的なアプローチを行う場合の注意点等をご指導していただけたら幸いです。今後ともご指導のほど宜しくお願いします。
筋骨格系の痛みに対して、手技療法はなくてはならない重要なものだと思います。鍼灸有効な手段になることでしょう。将来は開業されるのでしょうか。がんばってください。
加圧療法については経験がないのでわかりませんがそれで筋硬結がとれればいいですね。筋肉や皮膚を揉んだり押したりすることによって血流の改善につながるのだろうと思います。
Taut Band と化した筋肉をいかにしなやかな伸びる筋肉に作り替えることができるかです。いろいろな手技療法家の意見を取り入れていかれたらいいでしょう。
無駄な手術は避けるべきです。レントゲンではすごく悪くても元気なご老人はいるものです。人間にとって将来の不安がとても大きな要素です。
予防はとても大切だと思います。作り替えるのは大変ですが、日々の予防を患者さんに教えてください。
丸まった肩、前へ出た頚、O脚、前屈みの腰などいつのまにか老人のスタイルになるのは筋肉に大きな責任があると思います。