2008年 02月 07日
http://www.nhk.or.jp/kenko/index.html 国立病院機構 ***医療センター 2月6日:せき柱管 狭さく症の治療 __________________________ 腹筋が弱って反り返るような姿勢になると脊柱管の狭窄が強くなるので腹筋を強くするようにいってたね。 腹筋を強くして、やや前屈みの姿勢であるくということか。あるいは、軽度前屈位のコルセットを着用する。 歩いていて尿漏れがあると麻痺症状の可能性がある・・・・といってたかな。 痛みの話に急に麻痺の話が出てきた。 間歇性跛行を呈する疾患は2つあって、一つは「腰部脊柱管狭窄症」、一つは「閉塞性動脈硬化症」 歩行姿勢で症状が変化するのが腰部脊柱管狭窄症、変化しないのが閉塞性動脈硬化症。 自転車に乗っているときは脊柱管狭窄症の場合は症状がない、閉塞性動脈硬化症の場合は症状がある。 _______________ TVを見ての私の感想は、「筋骨格系に痛みやしびれのある患者さんは、医師の診断に疑いを持て」 MRIで脊柱管の狭窄が見られても症状の有無は分からないというのは常識となっています。 ケンプ徴候のような動作で症状が再現したら脊柱管狭窄症だ。 簡単にまとめると以上のような推理なのです。 ではこの推理は痛みの生理学では正しいのでしょうか? なぜ、MRIの所見と一致しないのでしょうか。あまりにも乱暴な結論の導きかたではないでしょうか。このような推論で背開きの手術をされてはたまったものではありませんね。 MPS(筋筋膜性疼痛症候群)を理解していれば、このような結論にはなりませんし、もっと理にかなった説明ができます。そしてそれに従って治療すればとてもよい結果が得られることが多いものです。 慢性化は、筋肉の短縮、ゲル化があり、脳の可塑的変化もあるので、とにかく早期治療にこしたことはありません。 筋肉に目を向けてください。高齢者の硬くて短縮した筋肉をさわってごらんなさい。すぐにわかりますよ。 中年のひと(私かなw)はそうならないように気をつけなさい。
by junk_2004jp
| 2008-02-07 11:21
| ヘルニア脊柱管狭窄症の矛盾
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