2008年 02月 15日

Window of opportunity

Window of opportunityはリウマチ治療でよく用いられる言葉です。直訳すれば「機会の窓」ということですが、ごく初期は治療の機会に恵まれていて、そのときに積極的に治療をすれば、緩解、治癒に導く可能性が多いということです。

筋痛症もその可能性があるように思っています。

代表的な筋痛症である50肩も、早期ならすぐに治ってしまいますが、慢性化するとやはり相当かかります。

「ヘルニアによる坐骨神経痛」と言われているいる痛みも本態はヘルニアによらない筋痛症なのですが、早期にそういう観点で治療をして説明すれば比較的簡単に治るものです。

「脊柱管狭窄症による坐骨神経痛」と言われている痛みも同じことで、「脊柱管狭窄症によらない筋痛症」なのです。

椎間板、ヘルニア、坐骨神経、脊柱管、このような言葉を全然知らない方がいらっしゃいます。治療は案外簡単でうまくいきますよ。

このような早期治療の機会を奪っているのが、医師である可能性があります。

筋痛症を手術しても無駄です。かえって症状がこんがらがって行く可能性があります。線維筋痛症の原因の一つに手術があります。絶対に必要な手術はすべきでしょうが、意味のない手術は止めるべきです。

むち打ちもひょっとしたら早期に積極的に治療をしたほうが結果がいいのかもしれません。しかし、患者さんは当初は「たいしたことがない」とご自分でおっしゃる人がいます。そういう方を積極的に治療できませんので、簡単に湿布だけ出していると、1ヶ月、2ヶ月たっても痛いということがあります。「こんなはずじゃなかった。」とおっしゃいます。

ぎっくり腰は、急に起きた筋肉のspasmなのですが、早期に治療すればすぐによくなるものです。99%は1ヶ月以内に治るといいますが、裏を返せば100人に一人は慢性化するわけです。
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by junk_2004jp | 2008-02-15 11:40 | 慢性痛 | Comments(0)


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