心療整形外科

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2008年 02月 16日

頚部脊髄症

歩きにくい、下肢がこわばって痛い。約5年前よりの発症です。

頚のヘルニアで手術をすすめられていますが、どの医師もいろいろ、万が一のことを説明するので、踏み切れないとのことです。

痙性歩行・・・特徴的ですから、見ればすぐにわかります。脊髄症状(麻痺症状)です。

腱反射亢進、病的反射(バビンスキー反射、トゥレムナー反射、足クローヌス)あり。

よって、脊髄が頚部において圧迫をうけているものと思われます。

b0052170_12252711.jpg


しかし、痛覚神経はまだ保たれていて、図のような圧痛点がありました。これは痙性歩行によって二次的に生じた筋筋膜性疼痛症候群だと思います。脊髄の圧迫症状ではありません。

その証拠に、圧痛点ブロックをしましたら、「楽になった」とおっしゃいました。

頚部脊髄症+二次的に生じた下肢の筋筋膜性疼痛症候群

頚部脊髄症は手術の対象です。麻痺が進行する可能性があるようならば、決心すべきでしょう。

頚にヘルニアがあってもこのような脊髄症はそんなに見られるものではありません。病的反射や痙性歩行で判断は難しくはありません。

頚にヘルニアがあっても特に脊髄症を心配して動作制限をする必要はないでしょう。
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by junk_2004jp | 2008-02-16 12:38 | ヘルニア脊柱管狭窄症の矛盾 | Comments(4)
Commented by ひつまぶし at 2008-02-16 19:14 x
痙性歩行や病的反射のある、本当の脊髄症の患者さんが来院されたのですね。

私、どうしてもスッキリ腑に落ちないことがあるのですけれども・・・

無害のヘルニア=痛みや痺れがあるが、それはヘルニアによるものではなく、筋痛症によるもの
有害のヘルニア(この言葉が適切でないかも知れませんが)=脊髄を圧迫していて、痙性歩行や病的反射がみられるもの

この違いは何なのでしょうか? 違いは、いつ・どこで生じるのでしょうか?
ヘルニアの種類? ヘルニアの出っ張りの方向? 出っ張りのひどさ? 脊髄の耐性? 運・不運??

有害・無害とも、どちらにもMRIの画面上ヘルニアは見られるんですよね。

・・・・・なんだか、スッキリしないのです・・・・  うまく言えないのがもどかしい・・・・
Commented by bancyou1965 at 2008-02-16 20:16
結局、麻痺の病態で判断するのでは無いですか?多分首の場合、構造的に後縦靭帯が分厚いので、正中にヘルニアは突出しにくいと記憶しています。靭帯が肥厚したりしてるのでは無いでしょうか?
例え突出したとしても椎間板の髄核は、ゼリーのようなものですから、
今日の治療は、痛みの治療であって、麻痺の治療では無いと言うことでしょう。麻痺が進行するのか、その先どうなるかは予想出来る人はいませんね。
Commented by junk_2004jp at 2008-02-17 21:18
今日、数人の整形外科医にあったのですが、頚部のヘルニアに」よる脊髄症は、あまりみないとのことでした。

脊髄の太さ、脊柱管の太さ、血流などはかなり個人差があるのでしょう。いろいろな偶然が重なって脊髄が損傷を受けるものと思います。

頚椎ヘルニアは多くの人にみられますが、脊髄を損傷する可能性はとても低いと思います。

ですから、予防的に手術をするというようなことはまず聞きません。そのようなことを書いたものを私は知りません。

もし、かなりな確率であるのなら、いろいろなスポーツをする前にはMRIによるチェックが必要となりますね。

麻痺が生じたら、何が原因か診断するのです。損傷が拡大していくのか、そんなところで停止しているのか、いろいろ検討して、手術を決めるのだろうと思います。
Commented by ひつまぶし at 2008-02-18 10:39 x
番長さん、加茂先生、ありがとうございます。


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