心療整形外科

junk2004.exblog.jp
ブログトップ
2008年 02月 26日

脊椎疾患にかかる医療費は増大しているが健康状態改善には寄与していない?

http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/18270354?ordinalpos=2&itool=EntrezSystem2.PEntrez.Pubmed.Pubmed_ResultsPanel.Pubmed_RVDocSum

Care Net .com

脊椎疾患を持つ回答者の推算総医療費は、1997年から2005年までの間にインフレ率調整後で65%上昇しており、全体の医療費より急速に増大していることが明らかになった。

また背部・頸部に疾患のある者のうち、身体機能の制限を自己申告した者は、1997年の20.7%(95%信頼区間:19.9%~21.4%)から、2005年には24.7%(同23.7%~25.6%)に増えていた

さらに脊椎疾患がある者の心の健康、身体機能、労働・修学制限、社会的制約に関する性・年齢調整後の申告に基づく障害度は、1997年より2005年で悪化していた

これらから研究グループは、「背部・頸部疾患は、保健医療費のかなりの部分を占めることがわかった。また脊椎関連医療費は1997年から2005年にかけて増大したが、だからといって健康状態の改善に寄与したとの証拠は得られていない」と結論づけている。


筋肉疾患をかってに脊椎疾患と勘違いしたのがそもそもの間違いの始まりだと思われます。大いなる実験(仮説)は失敗だったのです。退場!

生物・心理・社会的な要因と関係する筋痛症として新たな治療戦略を立てるべきですね。

「脊椎疾患にかかる医療費は増大しているが健康状態改善には寄与していない? 」この表題は厳密に言うと間違っていますね。

脊椎疾患とは、脊椎腫瘍、脊椎の感染症、脊椎の骨折、頚部脊髄症(頚椎ヘルニア、後縦靱帯骨化症などによって脊髄麻痺が生じている)、馬尾症候群などが思い浮かびます。そんなに多い病気ではありません。筋痛症を頚部脊髄症と誤診されているケースも少なくないと思います。

上記脊椎疾患にかかる医療費はそんなに多くはないでしょうし、脊椎外科は健康に大いに貢献していることと思います。

問題は「なんちゃって脊椎疾患」=筋痛症、なんですね。

真性脊椎症=そんなに多くはない=脊椎外科医がいい仕事をしている。
なんちゃって脊椎症=とても多い=「真性脊椎症」と誤認され間違った治療がされている。
[PR]

by junk_2004jp | 2008-02-26 13:11 | 慢性痛 | Comments(0)


<< ランナー      腰股攣急 >>