心療整形外科

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2008年 03月 07日

これを神経(根)症状と誤診されることがあります

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Aさんは2ヶ月前より急に右の足首の背屈が全くできなくなりました。図のような範囲にしびれがあり、下肢全体に冷感があります。また図のような圧痛点がありました。

遠赤外線の健康器具を強く下腿に巻いていたのが原因のようです。

前脛骨筋などの筋筋膜性疼痛症候群として治療しました。2回の治療でかなり改善しました。背屈は写真のようにかなりできるようになりました。

絞扼性神経障害、ヘルニアの症状(神経脱落症状)と誤診されることがありますが、私は筋痛症の症状と確信しています。圧痛点があることが決め手です。もし神経脱落症状だとするならば早期に手術すべきですが、そのようなことを書いた報告はありません。また私のような治療でよくなるはずはありません。

背屈ができない(しにくい)のは前脛骨筋の筋力低下です。筋痛症が治れば改善します。冷感は筋肉のこわばり、浮腫による動脈の圧迫によるものと思います。

しびれ感と知覚鈍麻はまぎらわしい表現なのですが、筋痛症の症状の「知覚異常」としてしばしばあります。血行と関係しているのかもしれません。
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by junk_2004jp | 2008-03-07 12:59 | ヘルニア脊柱管狭窄症の矛盾 | Comments(4)
Commented by ぴよ at 2008-03-07 13:13 x
圧痛点が見つからなくてTP注射をどこに打てばよいかわからない場合、広範囲に適当に数打てばいいですか?
Commented by junk_2004jp at 2008-03-07 13:56
圧痛点がないのなら筋痛症ではない、または圧痛点をみつけられない、そのどちらかでしょう。たぶん後者だろうと思います。
Commented by ぴよ at 2008-03-07 20:55 x
先生に押してもらったらお尻に圧痛点ありました~
そういえば、お尻だけ鍼してなかったですー
盲点でしたー


Commented by junk_2004jp at 2008-03-07 21:42
お尻(股関節)のところは深い筋肉もあって、体位も工夫が必要なこともあります。

なかなか難しいですよ。ご婦人の場合、いっそう気を遣います。


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