2008年 03月 19日

金沢労働基準局

CRPS typeⅠ=RSD
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患者さんのもとに、3月14日金沢労働基準局のA氏より電話がありました。以下はその発言

今の状況は10を上限とするとどれぐらいですか。

怪我をしてから半年が経過しますので、症状固定と労働基準局の基準で判断します。ただし、半年の定義は、加茂先生の診察からか、怪我した時点にするかの判断については、労働基準局の医師の判断で、加茂先生の判断は関係ない。

一時金を支払うので、生活費に当てようと治療費にしょうと好きに使ってください。その後は、会社に払ってもらってください。

家に居るのではなく、外にでて社会とまぎわるようにしたらいいのではないか。 会社の上司の部長なりブロック長に相談して軽作業ができるセクションに異動する。

仕事へ復職してからの治療による休業は、労働基準局から支払いがされる。

休業補償の10月以来の未払い分については、調査がやっと終わりましたので、支払いの手続きしていきますがいつでるかは、約束できません。障害者認定します。

大学出の先生に診察してもらう。以前は大学病院で、今は大きな病院に勤務する整形医です。

症状がある程度改善傾向にあるのは加茂先生の治療によるものではなく自然に治ってきたのではないか。


昨年8月に台車に轢かれて受傷、骨折なし。前医にRSDの診断、滋賀医大でもCRPSの診断を得ている。

痛みのため睡眠障害をきたしていて、眠剤を投与している。ときに下腿に痙攣がおきる。

昨年12月より当院に労災保険で通院治療している。

症状はわずかに改善しているので患者さんは労災での治療を続けてほしいと思っている。

改善傾向がみられるのに障害者認定をしてもらえというのも矛盾している。

CRPSは長い経過をとる。

仕事に就きたいのだが、足の痛みに耐えられるような職種の提供がされない。想像してください、靴が履けないのですよ。

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金沢労働基準局のA氏は、なぜか早く労災を打ち切りたいわけだ。患者さんはまだ労災での治療を望んでいる。

それで障害者認定を大学出?の大きな病院の勤務医にかいてもらうつもりなのだ。その医師は誰か知らないが患者さんももちろん会ったことがない。

「怪我をしてから半年が経過しますので、症状固定と労働基準局の基準で判断します。」労働基準局ではそのような基準があるのか??本当なの?このような見解はA氏の個人的見解なのか、金沢労働基準局としての公式な見解なのか。

もう少し患者さんの身になって希望を叶えてあげればいいと思う。せめて受傷1年をひとつの区切りにしてもいいのではないか。そのときに患者さんの意向を聞くべきだ。

患者さんは決して甘えているようには思えない。仕事に就きたいけれど、痛み、睡眠障害のため困難なのだ。

労働基準局って冷たいんだな。なにかいい解決策はないものか。

私は今、他県の2年ほど前からの腰下肢痛の労災患者さんを診ている。かなりの差があり、不公平感は否めない。

望む治療を打ち切って「障害者」になれというのは患者さんの人権、尊厳にかかわることだ。人間は納得が大切なのだ。

休業補償は10月から未払いで、いつ払われるか分からないとのこと。兵糧攻めか。


後遺障害認定(労災)におけるCRPSの取り扱いとその問題点

労災における「治癒」の意味
療養の終了:医学上一般に承認された治療方法をもってしても、その効果が期待しえない状態
症状固定:残存する症状が、自然的経過によって到達すると認められる最終の状態

労災から後遺障害認定までの流れ:治癒(主治医)スライド3

後遺障害認定時期について
労災上の規定
傷病の治癒後に認定
治癒=医学上一般に承認された治療方法をもってしても、その効果が期待しえない状態(療養の終了)で、かつ、残存する症状が、自然的経過によって到達すると認められる最終の状態(症状固定)に達したとき


CRPS(RSD)が半年ぐらいで、「自然的経過によって到達すると認められる最終の状態(症状固定)に達したとき」と判断できないと思う。

第2期(亜急性期:3~9カ月)

痛みはより強く、より広範囲になる。 腫脹は拡大し、柔らかいタイプから固い(盛り上がった)タイプに変わる傾向がある 。体毛は固くなり、その後少なくなる。爪は速く伸び、その後ゆっくり伸びるようになり、もろく、ひびが入り、ひどい溝ができる。 骨萎縮は全体的に均一化してくる。 筋萎縮が始まる。

このスライドの説明では「治癒」の認定は主治医がすることになっている。労働基準局の基準で判断するというA氏の説明とは違う。

A氏は強引に「大学出の先生に診察してもらう。以前は大学病院で、今は大きな病院に勤務する整形医」に診察してもらい、「障害者認定」をしてもらうことを要求しているというわけだ。



労働基準局

不服申し立て

労災補償の話題
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by junk_2004jp | 2008-03-19 00:33 | 慢性痛 | Comments(2)
Commented by ぴよ at 2008-03-19 20:52 x
労災のパンフに、治癒まで最長1年半、必要なら1年半を超えて治療していいと書いてありますけどね。おかしいですね。

私は1年半で症状固定後、仕事を始めたら通勤中、足が痙攣するわ全身激痛で症状が悪化、通院が増えてしまいました。
労災に相談したら、障害認定前であれば病院と医師の判断で治療継続してよいとのことでした。
地域差があるのですね。
Commented by junk_2004jp at 2008-03-19 21:01
ありがとうございました。患者さんが困っているので、了解の上、ブログにかきました。

私もA氏の発言には不快感を覚えました。


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