2008年 03月 20日

Mixiから

国家資格をお持ちの方が、ヘルニアの患者さんに、このサイトをご案内するのは、果たして適切なのでしょうか…。

トリガーポイント等、参考に出来るところはありますが、少なくとも、「骨や椎間板が神経を圧迫しても痛みが生じない」 や、 「ヘルニアが原因で神経が炎症を起こして痛みやしびれが生じることは無い」 は、"医学の常識"ではありませんよね。

梨状筋症候群等を例に挙げるまでも無いことですが。何から引用して、医学の常識とされているのか、判断つきかねる内容ですから。

上記、正しくは、「骨や椎間板が神経を圧迫して痛みが生じるメカニズムは、現状では解明されてはいないが、現実に、そういった臨床例は存在する。」 であり、「ヘルニアは、痛みや痺れを起こすこともあれば、無症状のこともある。

足腰の痛みや痺れがあって、病院でMRIを撮ったら、ヘルニアがあった。痛みや痺れとヘルニア、両者に因果関係があるかどうかは、しっかりと 鑑別したうえで、治療法を見極めることが重要である。」 です。


私のHPに対する批判が鍼灸師柔道整復師の方からされていた。

ヘルニアが痛みを起こすこともあればおこさないこともあるという立場のようですね。ではなぜそう考えるのでしょうか。その差は何で決まるのでしょうか。ヘルニアが痛みを起こすとすればどのようなメカニズムなのでしょうか。

またそれを鑑別する方法(これはヘルニアが原因の痛みだ、これはヘルニアが原因でない痛みだ)はあるのでしょうか。お聞きしたいものだ。

私のHPにはそう考える理由が書いてあります。

世に言う「梨状筋症候群」とは、梨状筋のMPSの関連痛なのでしょう。梨状筋によって絞扼されて麻痺を生じることもあるかもしれませんが、私は見たり聞いたりしたことがありません。

「ヘルニアはありますが、取るほどでもない。様子を見ましょう。」
「ヘルニアがありますが、もっと痛い人もいますよ。これぐらいは大丈夫です。」

このような分けの分からない説明をうけている患者さんはかなりいるものと思います。不安、動作恐怖に陥り、痛みの本態であるMPS筋痛症が治らなくなりますね。

腰椎椎間板ヘルニア診療ガイドライン策定委員会提唱の診断基準
1)腰・下肢痛を有する(主に片側,ないしは片側優位)
2)安静時にも症状を有する
3)SLRテストは70°以下陽性(ただし高齢者では絶対条件ではない)
4)MRlなど画像所見で椎間板の突出がみられ,脊柱管狭窄所見を合併していない
5)症状と画像所見とが一致する


これが医師(国家資格)の回答のようです。症状ってなになの?痛み?麻痺?痛みが画像所見と一致する?

1)2)3)4)はMPSでもありです。問題の文言は5)なのです。症状とはなにをさすのでしょうか。症状=麻痺なら、画像所見と一致するということがあるでしょう。しかし腰ヘルニアでは馬尾症候群以外に麻痺は生じない。麻痺だと思っているのはMPSによる筋力低下なのだ。

「症状と画像所見が一致しない」場合はMPSなのか??

MPSを知らないか、MPSを否定する人が書いたとしか思えない。MPS(筋痛症)を否定することはできない。となると、MPSと「ヘルニアの痛み=根性疼痛」の鑑別を述べなければいけない。

SLRってなになの?ハムストリングのつっぱりではないの?私45度ぐらいです。神経を牽引するサインと思っているのかな?
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by junk_2004jp | 2008-03-20 21:17 | ヘルニア脊柱管狭窄症の矛盾 | Comments(5)
Commented by 金沢 0 at 2008-03-20 23:04 x
先生のホームページを見て、なおかつこういう考え方しかできない柔整師がいることをお詫びいたします。
Commented by junk_2004jp at 2008-03-20 23:37
この問題は徹底的に議論したいものです。辛い人生を送っている患者さんがたくさんいるようですから。
Commented by bancyou1965 at 2008-03-21 15:27
>足腰の痛みや痺れがあって、病院でMRIを撮ったら、ヘルニアがあった。痛みや痺れとヘルニア、両者に因果関係があるかどうかは、しっかりと 鑑別したうえで、治療法を見極めることが重要である。」 です。

どうやって鑑別するの?K教授の書いた本にも、それでも、(保存療法)効果が無い場合、早く復帰したい場合は、手術せざる負えないと言う記述(確かこんなニュアンスの)がありましたが、結局、患者さんの訴える痛みの強弱、ヘルニアの大小が合致した時が、手術の推奨となるのでしょうか?(麻痺以外)痛み強でヘルニア無しなら、どうなるのよ?こんな例や真逆の例などいくらでもありますね。髄核脱出の科学成分が、神経を包む膜を透過して、最高3週間程度痛みを起こすと言う話もあるそうですが、その場合、何故抹消方向の神経にしか作用しないのか?髄核脱出してないタイプのヘルニアの扱いは?消去法で行くと筋肉しか残らないのですがね。
Commented by bancyou1965 at 2008-03-21 22:55
付け加えるならば、私がMPSを支持するのは、加茂先生のHPにもありますが、痛覚神経の生理的興奮は、その末梢の自由終末にある痛覚受容器(侵害受容器)が刺激されたときにみられる。自由終末と脊髄を継ぐ部分からインパルスが発生することはめったにない。痛覚受容器を介さず神経繊維からインパルスが発生することを異所性興奮という。異所性興奮を生じる可能性が高いのは、脱髄部および障害された末梢神経の側芽と神経腫である。

脊髄後根を圧迫すると神経根痛(radicular pain)がでて、圧迫された後根の支配領域に痛みが走るとみられている。しかし、この考えは特別な場合にしか通用しない。たとえば、脱髄線維を含む脊髄後根への機械刺激を誘発するが、正常な脊髄神経根の圧迫は痛みを生じない。

実験動物の正常な脊髄後根を圧迫しても、痛みを伝える侵害受容線維を含めた求心性線維の持続的発射活動は誘発されない。
このような生理学者の研究による、バックボーンがあると言う真実です。
人間の体を考えるのは、医学で無く生理学です。
Commented by bancyou1965 at 2008-03-21 23:00
ここに登場する鍼灸柔整師の方が、どのような治療をしておられるか分りませんが、当然、保存療法しか出来ない訳で、ヘルニア由来と言われる、腰下肢痛に対して、ヘルニア部分にアプローチ出来るはずないでしょうから、仮に、痛みが出ている下肢に鍼や、マッサージをしているとすれば、治療方法とヘルニア原因説との、整合性に欠けるんでは無いでしょうか?ヘルニアが原因と言いつつ、筋肉への治療をしてるのが大半ですね。これが、ヘルニアの保存的治療?ヘルニア原因論者は、ヘルニアにようる神経圧迫が原因と言うのに、筋肉の治療で痛みが、消失または改善する事を科学的に証明する必要がありますね。



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