2008年 03月 23日

腰椎すべり症と脊柱管狭窄症

Aさん(60歳代、男性)は5,6年前より腰痛および両下肢痛に悩まされています。

最近は5分間ほど歩くと両下肢にしびれがでてきて休まなくてはいけません。医師からは手術をすすめられています。

将来、膀胱直腸障害や下肢の麻痺がおきる可能性があると説明を受けています。MRIでは馬尾神経がつぶされていて、髄液の流れも悪くなっているとのことです。

Aさんの知人Bさんは、マスコミ関係の電気関係のお仕事だそうですが、特に腰痛などの痛みもないのに私のHPやブログのファンだそうです。そういえば「腰痛は脳の勘違いだった」の戸澤洋二さんも電気関係でしたね。どうも電気関係の勉強をした人にはピンとくるものがあるのでしょう。

そのBさんにすすめられて、昨日と今日、受診されました。(写真などは了解済み)

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昨日は午前と午後の2回トリガーポイントブロックをしました。0.5%メピバカインを計44ml使いました。

次の日

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背中の痛み、足裏のしびれはなくなったとのこと。歩行は10分以上休憩なしで歩くことができたそうです。

痛み、麻痺、しびれ、知覚鈍麻などの言葉の意味、生理学的知識、医師は何を勘違いするかなど説明しました。

Aさんの痛みや間歇性跛行は筋肉に原因があるのであって、腰からの症状ではないことを説明しました。特に、下腿にたくさんの強い圧痛点がありましたので、ヒラメ筋や後脛骨筋、腓腹筋がワケあり筋になっていて、血流状態が悪くすぐに疲労するためでしょう。

このような治療1回でかなりの改善をみたのはその証拠です。

Aさんのようなレントゲンは普通にみられるもので特に悪い印象はありません。

http://junk2004.exblog.jp/8145276/
http://junk2004.exblog.jp/7818360/

痛みやしびれのために歩行困難な人に将来おきるかも知れない「麻痺」のために手術をすすめるのはいかがなものでしょうか。

掟破り

腰椎すべりを有するものはより腰痛が多いか?

高齢者に多い腰部脊柱管狭窄は診断基準すらできていません。ですから、病院によって手術するしないについて見解の相違があり、整形外科医の間でも十分なコンセンサスが得られていません。外科医から手術を勧められた患者さんへの対応ですが、手術は考える必要はないだろうとお話してください。(FILE446

腰部脊柱管狭窄症のなぞ
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by junk_2004jp | 2008-03-23 00:03 | 慢性痛 | Comments(0)


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