2008年 03月 26日
筋骨格系の痛みやしびれの伝統的な整形外科的な診断法は問題がありすぎると思っています。考え方を変えて、新しい考え方に基づいて治療戦略を立てるべきです。 私のHPやこのブログではそのことを書いてきました。あまりに膨大な量になりましたので、自分でもどこに何が書いてあるか覚えていないことも多いです(^^;)。 常連さんも、目から鱗の文章やページや図があったかもしれません。また、ここは是非、書くべきだというところがあるでしょう。 ありましたら、コメント欄にお願いします。 _________________________ 筋痛症この最もありふれた状態は脊椎の病気、神経の病気、関節の病気、心の病気、時には狭心症などと誤診され続けている。 痛みは正しく理解されることなく誤解され、そして誤診されているとトラベル医師とサイモンズ医師は確信している。臨床経験で明らかなことはトリガーポイントが痛みや下記の緒症状の真の原因であるということだ。 筋・筋膜性疼痛症候群を患っている人はこれまでずっと辛い人生を送ってきた。医師に診せても、そもそも診察する医師の大半が慢性の筋・筋膜痛の存在を信じていないのである。 HOW TO TEACH DOCTOR ABOUT MPS [医師にいかにしてMPSを教えるか]:線維筋痛症と同様、筋筋膜性疼痛症候群(MPS)もしばしば誤解されている。今日でさえ、MPSの症状や治療を理解していないのみならず、その存在すら信じていない医師がいるのは驚きである。MPSの治療は、正確な診断があってはじめて行うことができる。 過去60年間の筋骨格系の痛みの治療戦略は損傷モデルに基づくものでした。損傷モデルとは、椎間板や関節軟骨の変性、椎間板の突出、分離症、辷り症、脊柱管の狭窄など構造破綻のことです。 しかし、損傷モデルで生理学的に痛みを説明することはできず、また健常者にもしばしばそのような構造上の変化が見られることが分かってきました。 損傷モデルの究極の治療は外科的手術により構造を修復するということですが、その治療成績は必ずしも満足のいくものではありませんし、経済的負担も大きなものになります。 損傷モデルでは弊害があることも分かってきました。それは不安やあきらめの気持ちを与えたり安静保持や動作恐怖を植えつけることになります。これらは痛みの慢性化の要因と考えられるようになりました。 このようなことから、欧米では治療戦略の見直しが行われるようになり、新しく登場したのは生物・心理・社会的モデル(Bio-psycho-social model)です。
by junk_2004jp
| 2008-03-26 19:38
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