2008年 04月 10日
掲示板より Nさん 11月19日 4月10日 鍼灸師が正解です。 4月7日のブログで紹介した症例も、カイロプラクターが正解。「足の筋肉が凝縮しているために発生している可能性が強い。筋肉が凝縮して柔軟性が無いために稼動時に痺れが発生している」 医師よしっかりせんか! 脊椎脊髄専門医の診断だろうが、まずい診断が実に多い。そもそも脊椎や脊髄の病気ではないのだからそうなのだろう。 筋肉の病気を脊椎や神経の病気と思ってしまっている。このねじれに気が付かないかぎり誤診は続く。 色々な病院に行きましたが、もう手術しかないと言われています。これが最後と思い、脊髄専門医がいる「****病院」に行きましたが、「しびれは手術しても取れないと思ってください。元巨人監督の長嶋さんの様に一度潰れてしまった神経は元には戻りません。痛みがとれればいいでしょ」と言われてとてもショックを受けました。 この方、当院に入院して3Wで階段を駆け足で昇降していました。 あげればきりがありません。いまさら方向転換はできないかもしれないが、かといって辛い患者さんのためには方向転換が必要。 痛みと神経麻痺を混同しないように。 痛み・しびれ(異常知覚・ジーン)は電気現象が起きているということ。 麻痺は電気現象が起きていないということ。知覚脱失。運動麻痺(弛緩性、痙性)。 頚椎ヘルニアでは脊髄症といって脊髄が圧迫されたときに生じることがある。この場合、運動麻痺が最初に起こるようだ。痙性歩行、特徴的な歩行。病的反射。腱反射亢進。診察すれば分かる事が多い。私のような規模の診療所ではとても少ない。 知覚神経は保たれていることが多いので、痙性歩行などのために二次的にMPSが生じて痛みを訴えていることがある。 手足がしびれていたりしただけで頚部脊髄症と診断されたり、腰下肢に疼痛があるだけで頚部脊髄症と専門医によって診断されることがあるので要注意。 頚のヘルニアで起きることのあるのは脊髄症。腰のヘルニアで起きることのあるのは馬尾症候群。いずれも麻痺性疾患で疼痛性疾患ではない。 ヘルニアがあるからといってこのような疾患になる可能性が高いということはない。
by junk_2004jp
| 2008-04-10 22:32
| ヘルニア脊柱管狭窄症の矛盾
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