2008年 04月 23日

脊柱管狭窄症の謎3

一方、腰部脊柱管狭窄でいえば、70~80歳の高齢者を対象にMRIを撮影すると大抵は狭窄しています。専門家がMRIや単純X線写真の画像を見せられても、症状があるかないかは分かりません。つまり、形態学的診断が必ずしも決定的な決め手にはならないのです。

ではどうするか。まず神経根型の間欠性跛行と血管性間欠性跛行との鑑別ですが、プライマリケアで実施できる鑑別法は姿勢要素です。神経根型間欠性跛行の場合、しゃがんだり前屈みになると症状がなくなります。前屈みになると脊柱管の面積が拡がり、神経の圧迫がなくなるからです。一方、血管性間欠性跛行には姿勢要素がありません。立ち止まっただけで症状がなくなります。これが決定的な違いです。


椎間板ヘルニアにより圧迫された神経根には、炎症性サイトカインによる神経根炎が惹起され、下肢痛を生ずると考えられ、このような炎症が生じているかいないかにより、ヘルニアが症候性となるか否かが決まると考えられる。


脊柱管狭窄症の場合は後ろに反ると脊柱管が狭くなり神経が圧迫を受けて症状(下肢の痛み、しびれ)がでてくる。

一方、ヘルニアの場合、ただ圧迫を受けているだけでは痛みが生じることがなく、神経根炎が起きると症状がでてくる。

場合にによってなのか?脊柱管狭窄症の場合はいつも根炎が起きているのか?

説明に一貫性がない。極めて疑わしい。
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by junk_2004jp | 2008-04-23 13:35 | ヘルニア脊柱管狭窄症の矛盾 | Comments(0)


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