心療整形外科

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2008年 04月 24日

「ヘルニアがあるが取るほどではない」

やまちさん(掲示板)
アドバイスいただきたく、初めて利用させていただきます。29才、男。1ヵ月ぐらい前から、以下の症状があります。

左の臀部からふともも(裏側)、膝の裏、ふくらはぎ(少し外側)にかけて、引っ張られる感じと、強い痛みが出ます。腰が曲がり、真っ直ぐ立てない。10秒歩く、5分休憩の繰り返しでしか歩けません。

4月上旬に入院をし、痛みの最大レベルが10→8になったものの、まだ上記の症状がある為、仕事に出来ず、自宅療養を強いられています。

入院時には、以下のブロックをしました。
・神経根ブロック
・持続硬膜外ブロック
・くも膜下ブロック
・仙骨硬膜外ブロック

http://www.tvk.ne.jp/~junkamo/images/img8.jpg圧痛点ですが、加茂先生の図より、該当するものを探してみました。6の右側が該当しそうです。

http://www.tvk.ne.jp/~junkamo/images/img11.jpg8が該当しそうです。しかし足の裏は全く痛みも痺れもありません。

ペインクリニックに行っても、結局、効果のない硬膜外ブロックに落ち着き、「臀部と膝が痛いので、トリガーポイントしてください」と言っても、「肩とか背中とかだったら効果あるけど、膝とかにはほとんど効果ないよ」ってあまり納得できない説明を受けたり、信頼できる先生に出会えていないのが、治る気配を感じられない原因でしょうか。。。

臀部から太腿にかけての引っ張られて痛むため、真っ直ぐ立てないということが、ほんと辛いです。トリガーポイント注射で、症状が改善するでしょうか?真っ直ぐ立てるようになりますか?


やまちさんは椅子に座っていることの多い仕事をしています。約1ヶ月前より、特に誘因なく左臀部~下肢痛が生じました。

近くの整形外科でMRIを撮り、「ヘルニアがあるが取るほどではない」とのことで、低周波、薬などの治療を受けましたが改善せず、大学病院に紹介を受けて入院しました。そして上記のようなブロックを受けました。

b0052170_1148100.jpg
図のような圧痛点がありました。

小臀筋、梨状筋、ハムストリング筋、腓腹筋の筋筋膜性疼痛症候群です。Tp-Bをしました。そして立ってもらいました。

「まっすぐ立てます。1ヶ月ぶりです。」と笑顔になりました。これはヘルニアとは関係のないMPSである証拠なのです。

大学での神経根ブロックは1日だけ効いたそうです。わざわざ神経の根っこをねらう必要はありません。

夜間に左胸部が差し込むように痛むことがあり睡眠が障害されるそうです。大胸筋にも圧痛がありました。この圧痛も臀部や下肢の圧痛もイーブンなのです。そこもTp-Bをしました。

大学でした小難しいブロックよりも私の簡単、安全なTp-Bのほうが効果的だったのです。

「ヘルニアがあるが取るほどではない。」という診断はよくされますが、困ったものです。患者さんは「取らなければならないようになったら困る。」と思うことでしょう。そのため動作制限が生じますます筋痛症は治らなくなってしまいます。

ヘルニアによって痛みが生じることはありません。私はそのように確信しています。日本脊椎脊髄学会の説明を読んでも突っ込みどころ満載です。筋肉の病態を脊椎や神経の病態と思い込んでいるのです。

やまちさんがどのような経過をたどって治るのかは分かりません。心理・社会的な背景や筋肉の状態などで個人差があります。

しかし、治癒への大きな一歩を踏み出したことには間違いありません。

__________________________

駅前のホテルに泊まって次ぎの日来院

痛みの程度は半減しました。休憩なしで歩かれるようになりました。

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by junk_2004jp | 2008-04-24 01:21 | ヘルニア脊柱管狭窄症の矛盾 | Comments(7)
Commented by 寧夢 at 2008-04-24 01:39 x
今の私の症状と全く同じです。日曜日から急に歩きづらくなり、現在は少し歩くと痛くて休憩。痛む所を揉み解しては仕事を続けている状態。(整形外科にはまだ行っていない)圧痛点の位置もこの図と全く同じです。
特に左膝裏の部分から脹脛にかけての痛みと引きつりが強く、驚きと不安を感じています。右は殆ど痛みは感じません。
体調の悪い日が続くなあと思っていましたが、今週からはじっと立っているだけならともかく、移動はかなり辛いです。元々が立ち仕事ですが、現在はパソコンに向かうデスクワークも同じぐらい。仕事上のトラブルやプレッシャーが続いた先週のストレスも影響しているのだろうとは思いますが、歩けなくなってきたことに不安が募っています。

入院治療が必要なほど? 今すぐにでも先生のところに飛んで行きたい気分です。
Commented by junk_2004jp at 2008-04-24 06:46
今すぐ飛んできてくださいw。たぶん筋痛症だろうと思います。整形外科へいってもうまく診断治療してくれるところはとても少ないでしょう。

レントゲン、MRI→ヘルニアがあってもなくても湿布に消炎鎮痛剤w。よくならなければ、硬膜外ブロック、神経根ブロック。

パターンは日本中どこでも同じでしょう。そして痛み難民、治療貧乏が誕生するのです。
Commented by sansetu at 2008-04-24 07:41
>トリガーポイントしてください」と言っても、「肩とか背中とかだったら効果あるけど、膝とかにはほとんど効果ないよ」

同じようなことを当院の患者さんも整形で言われています。しかしまったく、よくこんないいかげんなことが言えるなあと思います。ほんとにアナタ(Tp-Bを)やったことあるの、と聞きたいですね。単に自分に技術が無いことを言ってるだけだと思いますが。哀しいですね。
Commented by junk_2004jp at 2008-04-24 07:56
人間の体、部位によって痛みのメカニズムが違うことはないと思っています。

もし違うと仮定すれば、どこかに境界線があるわけですね。

交流の50Hz、60Hzの境界線があるように。

人間の体にそのような境界線はありません。しいていえば脊髄という脳に入っていくのか延髄という脳に入っていくのかの境界線はありますね。
Commented by やまち at 2008-04-27 01:43 x
石川県より、戻りました。

23日から28日まで、加茂先生にTPをしてもらいました。


治療を受ける前は、10秒歩く・5分休憩でしか歩けませんでしたが、
今では、30秒歩く・5秒休憩で歩くことができるようになりました。


これまで、効果のないブロック注射を受け続けていた私には、何より、
”治る”という手応えを感じられたのが良かったです。



加茂先生のところに行く前、自分でトリガーポイントを確認しました。
臀部とふくらはぎの2箇所でした。

最初の診察で、加茂先生に本当に丁寧に診察してくださり、
実際には図の通り、10箇所以上のトリガーポイントが見つかりました。

全てにTPをしていただき、ほとんどが1日で消えてしまいました。



現在も、臀部とふくらはぎの2箇所にトリガーポイントは残っていますが、
マッサージ、プールなどでウォーキングなどを適度に運動しながら、
様子を見て治療を続けたいと思っています。



加茂先生、ありがとうございました。
暫く様子を見て、またTPが必要だと感じたら
受診に行きますので、その時は宜しくお願いします。
Commented by やまち at 2008-04-27 02:03 x
To:寧夢さん
歩くのが辛い → 動かない → 筋痛症悪化 →
歩けない → 動けない → 更に筋痛症悪化
となっては、困ります。

治療が、早ければ早いほど、治りも早いかと思います。
実際、今回の私が受けた治療で、
痛みが弱かったトリガーポイントについては、
ほとんどが1回のTP注射で解消されました。

入院治療と考えると重く感じるようでしたら、
石川県への温泉旅行ついでにTPを受ける感じで考えてください。

ドクターショッピングを繰り返すことを考えると、
費用面についても損はしないと思いますし、
精神面についても、”治る”手応えが感じられると思います。


Commented by 寧夢 at 2008-04-28 19:17 x
先生、やまちさん、ありがとうございます。難民になりたくない毎日です。
痛みや強くなったり弱くなったり継続していますが、日常生活があるので休み休み動いています。近隣の通院でどうにもならなければ休暇をとって石川県へ治療旅行も必要かと考えています。


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