心療整形外科

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2008年 05月 17日

ヘルニアと診断された線維筋痛症

3*歳女性です。去年の8月に**をしていて、激しい腰痛に襲われました。腰痛とともに、右の臀部の痛みと、右の太ももの裏に痛みがありましたが、その後医者などには行かず、湿布と安静ですごしたところ、4ヶ月ほどでだいぶよくなってきました。

12月ころになると、たまに長時間たちっぱなしなどになると、腰痛と臀部などの痛みがありましたが、ちょっと違和感がある程度でした。

今年の2月に3日間ほど長時間たちっぱなしが続き、腰に激しい痛みと炎症がおこっていました。2月の半ばに****ようと腰に力を入れたところ、ぐきっとなってしまい激しい腰痛になりました。

その後、一週間で右下肢に痺れと痛みがでて、医者にいって、椎間板ヘルニアと診断されました。

その後、鎮痛剤と筋弛緩薬、湿布と牽引治療をしています。牽引は毎日行っているのですが、しびれといたみがどんどんひどくなり今はほとんど立っていられない状態です。

腰痛ベルトをしても10分もたっていられず、通勤が辛い状態です。歩くのは、ベルトをしているとだいぶ楽になってきたのですが、歩き続けると、ふくらはぎと足の裏と、下肢全体にびりびりとした痛みがでてとても辛いです。会社にはなんとか通っているのですが、電車などは座っていないととても辛い状態です。

こんな症状なのですが、加茂先生のHPを拝見してメールさせていただきました。症状の改善は可能でしょうか?ぜひ一度受診をお願いしたいと考えています。よろしくお願いします。


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赤点は自覚症状のある圧痛点、青点は自覚症状はない圧痛点です。

2日間のトリガーポイント注射などの治療で症状は著明な改善がありました。

以前に睡眠障害あり、現在、疲労感、頻尿、口渇、軽度の顎関節痛あり。線維筋痛症の圧痛点18を調べると全部圧痛がありました。

線維筋痛症と診断してよいと思われます。患者さんの希望もあり抗うつ薬ジェイゾロフトを飲むことにしました。

ヘルニアの有無は治療に関係ありません。神経が圧迫されて痛いなんて間違った説明なんです。神経が圧迫を受けても痛みは生じません。

腰のヘルニアと診断されている方(頚も脊髄麻痺症状がないのなら)考え方を変えたらいいですよ。筋筋膜性疼痛症候群か線維筋痛症でしょう。

線維筋痛症も重症度にはとても差があります。あまりめずらしい病気とは思わないでください。ヘルニアだといっている人を線維筋痛症という観点から診断すれば案外そうなのですよ。その程度はいろいろです。程度に応じて積極的に治療すればよくなりますよ。
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by junk_2004jp | 2008-05-17 00:22 | ヘルニア脊柱管狭窄症の矛盾 | Comments(0)


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