2008年 05月 21日

MPS(FM線維筋痛症)を脊柱管狭窄症+ヘルニアと診断されていた

A、60歳です。腰痛下肢痛の発症は昨年10月中頃からです。

特に、12月後半からは歩行50Mも出来ない腰・下肢痛で、MRIやX線検査にて脊柱管狭窄症とL2.3およびL4の椎間板ヘルニアの診断でした。

今年1月からは、硬膜外ブロック注射のペインクリニックに月2~3回通いまして、3月後半にはズッと10の痛みが3程度になり少しは歩けるようになりました。

加茂先生のホームページには早くから勉強させてもらっておりましたが、痛み強い日々も続いて小松まで行けるか?の不安もあり躊躇してました。よくなる方法を模索しながら悶々としており先週お電話したしだいです。

その節は、診療中にも拘らず急遽お電話口にでていただき腰痛や下肢痛の痛みにトリガーポイントの治療など、安心できる適切なアドバイスをいただき本当に有難うございました。直ぐにでもお伺いしたいと思い、当方仕事など調整しておりました。


Aさんは本日お見えになりました。午前中に診察治療して午後にもう一度診せにこられました。治療は一回で大きな効果がありました。

午後には駅前から当院まで(2kmほど)歩いて来られたと喜んでいらっしゃいました。

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Aさんは中臀筋や前脛骨筋の筋筋膜性疼痛症候群でした。圧痛点に局所麻酔を注射しました。

圧痛点を調べましたところ図のように線維筋痛症の診断基準を満たす部位にありました。

2年前に両手指の4,5指がしびれていることに対して頚椎の手術をしましたが改善しませんでした。

手術した病院は国松さんと同じところです。とても有名で順番待ちだとか。

b0052170_1946577.jpg頚椎からこのようなしびれ感が起きるはずもないと思います。指の屈筋のMPSだと判断し、図⑬のごとく圧痛点がありましたのでTPーブロックをしました。しびれはすぐに改善しました。

Aさんは線維筋痛症の診断基準を満たすのでそのように診断してよいでしょう。MPSでもFMでもどちらでもよいと思います。

このように筋痛症をヘルニアだとか脊柱管狭窄症だとか、頚椎症だとか誤診されているわけです。

誤診に基づいて手術がされるのです。手術で有名な病院というのは技術はあるのでしょうが、思考力が伴っているとは限らないのです。

患者さんに、どうして手術に踏み切ったのかお尋ねしたところ、おどかされる(不安)とのことだそうです。

もし、私のところに最初に「両手の4、5指がしびれる」といって来院したら、私はすぐにこの図を思いうかべ、TPブロックをします。それで終わりです。

レントゲン、MRI、間違った説明、手術、治らない・・・・この差は大きいと思いませんか。やってる方もいやになりますよ。
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by junk_2004jp | 2008-05-21 19:25 | ヘルニア脊柱管狭窄症の矛盾 | Comments(5)
Commented by 国松 at 2008-05-21 20:22 x
そうですか、まちごうてますんやなあ。いつまでたっても・・・。
先生、わたしも手の指の屈筋⑫・⑬の指がしびれます。非常に苦痛です。
Commented by ひつまぶし at 2008-05-21 20:44 x
手術の腕前は抜群なのかも知れんが、それ以前の診断が完全なる見当ハズレ。
せっかくの腕前なのに、発揮すべき場が違う。
もう、頼むから、こっちの分野へ入って来んといて欲しい。迷惑でかなわん。(ひとりごと)

加茂先生のところに行ってわかったこと。
ほかのお医者さんは患者が不安になるようなことを言う、脅かす・呪う。
手術以外選択肢が無いようなことを言う。
加茂先生はケムに巻かない。同じような症状の患者ばかりなのに、同じ説明を、来た患者ごとに丁寧にしてくれる。
いやな顔もせず。
それだけで、患者はスキップしたくなるほどウレシイ気持ちになるはず(^^)

安心感って、希望につながる。すごく大きいと思うなあ。
Commented by TK(タク) at 2008-05-21 22:08 x
その1
Amazonでトリガーポイントスタンド式チャート を買おうとしたが、在庫0です。(T^T)
でも、それだけ需要があることか。喜ぶべきこと?

その2
本屋で「トリガーポイントと筋筋膜療法マニュアル」を立ち読みしてる女の子を発見。その後、その娘は「臨床家のためのトリガーポイント・アプローチ―鍼療法と徒手的療法の実際」に手を差し伸べた。思わず、その娘に声をかけたくなった。ナンパじゃありません。

その3
今日は整骨院に行きました。仙腸関節付近が痛いのですが、先生に「注射するなら、ここ(仙腸関節)がいいよ、臀筋の痛みここの関連痛なのだから」とアドバス。
関連痛、知ってる人は知ってる。でも、世間じゃ知られてない。
関連痛→神経痛に、すり変わる。
Commented by BN at 2008-05-21 22:43 x
TKさん、こんばんは。
私もこのところ仙骨の側の痛みがTpBでとれなかったのですが、
初めて仙骨硬膜外ブロックを打ったら、
どういうわけか痛みが治まりました。
というわけで、「かすみ網」の仙骨硬膜外ブロックも
選択肢としてアリかと...
まあ、大転子付近の痛みにはTrPの方が効きましたが。
Commented by アクビ at 2008-05-22 09:37 x
>加茂先生のところに行ってわかったこと。
>ほかのお医者さんは患者が不安になるようなことを言う、脅かす・呪う。

ひつまぶしさん、激しく同意であります。
加茂先生は患者の立場で話をしてくれますね。
私が答えづらい質問(抗てんかん剤がどうして効くのですか?)をしたところ、
「そんな難しいこと私にもわかんないよ~(^^)」
お互いに笑って会話が一段落しました。
私の経験上、他の医者は自分が答えられない質問をすると、多かれ少なかれ不機嫌になりますね。
その点、加茂先生は患者とのコミュニケーションの極意を知り尽くしている感じです。
わからないことはわからない、でも本当に必要な説明は丁寧に、患者の立場で説明してくれる。
それも、患者へのリップサービスじゃなくて、その人に本当に必要なことを納得行くようにお話してくださいます。
医者は知識や技術だけではないですね。
コミュニケーション能力も大事だと本当に思います。


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