心療整形外科

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2008年 05月 26日

脊柱管狭窄症の手術は疑問だ

脊柱管狭窄症と診断され、その後、紆余曲折があり、発症から1年後の2008年1月に手術を受けました。

腰椎の4番~仙骨に問題があり約2時間かけてつい弓切除がなされました。ところが、手術後数日目から手術前よりもさらに強い痺れが出始め、大変ショックを受けています。

術後のレントゲンも、MRIも全く問題が無いとのことです。手術の際、神経が癒着していたけれど上手く、はがしたといわれました。

それでは、術後今でもかかえているこの足の痺れの原因は一体どこから来ているのでしょうか。痺れ方はまるで鉛をべったり貼り付けて、更に圧縮材でしぼった様な強さのもの、歩く時は、重い棒の様に感じられ、一体何の為の手術だったのかと思う毎日です。


脊柱管狭窄症の手術をしてもよくならないという相談はよくあることです。

また脊柱管狭窄症と診断され10mも歩くことができない人でも手術をしないで全く普通に生活している人を知っています。

これは手術のうまい下手ではなくて、診断そのものが間違っているのではないでしょうか。

足がしびれる、痛いというと判で押したように整形外科医は「腰からきている」というものです。そして、ヘルニアや脊柱管狭窄症と診断します。

末梢神経が圧迫を受けて変性すると「麻痺」が生じることがあるかもしれませんが痛みや異常知覚(ジンジン)は生じません。

麻痺(知覚鈍麻、知覚脱失)もしびれと表現するし、ジンジンなどの知覚異常もしびれと表現するので、医師の頭のなかでこんがらがっているのです。

末梢神経が圧迫を受けてワーラー変性が生じると麻痺が起こります。このとき神経の混線が起きると極めて難治な痛みであるCRPS type2であるカウザルギーが生じることがあります。この痛みと問題の「いわゆる脊柱管狭窄症のため」といわれている痛みは全く別のものです。

CRPSは手術をして治すというレベルのものではありません。

脊柱管狭窄症の馬尾型の膀胱直腸障害(麻痺)のタイプはあるのでしょうが、痛みやしびれを起こすことはないと思います。膀胱直腸障害はとても少ないですが手術の適応です。

画像で脊柱管狭窄症があっても無症状の人はいっぱいいます。

先ほど、「ヘルニア+脊柱管狭窄症」という診断を受けている40歳代の女性が、痛みが強く休日ですが診察にいらっしゃいました。この方は100%自信を持って断言します。筋痛症です。

CMP will be separated into CMP Stage 1 (without central sensitization) and CMP Stage 2
(with central sensitization).

CMP=慢性筋痛症

central sensitization=中枢性痛覚過敏=中枢性感作

ステージ1なら比較的簡単に治る。
ステージ2なら認知行動療法、抗うつ薬、抗不安薬などが必要かもしれない。

どちらかは治療をやってみなければわかりません。

専門医による生理学を無視した単に思い込みによる安易な診断がとても多いと思う。
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by junk_2004jp | 2008-05-26 00:54 | 慢性痛 | Comments(4)
Commented by ひつまぶし at 2008-05-26 16:14 x
加茂先生、元気な団塊世代のモデルになっちゃったんですね(*^o^*) 
Commented by junk_2004jp at 2008-05-26 18:17
ちょっとメタボだけどw
Commented by ひつまぶし at 2008-05-26 19:43 x
それもまた魅力(^m^)
Commented by TK(タク) at 2008-05-26 20:00 x
当然、待合室に貼るのですよね。

プロッタで出力
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