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心療整形外科

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2008年 06月 03日

ヘルニア、脊柱管狭窄症といった支離滅裂な診断

痛みやしびれに対するこの理解しがたい診断の理論が間違いだということが世に知れ渡ればどれだけの人が無駄な検査、治療を受けないですむことでしょうか。医療費の削減にも貢献するでしょう。

神経が押さえられると痛みやしびれが生じるという理論は間違っています。

この間違いが今でも普通に行われているのは驚きです。

手術をしてよくなることがあるのは、下記の文からも想像できるように全身麻酔による筋肉の弛緩などによるのでしょう。

ある方からいただいたメールです。

X年秋、右臀部に時々コリのような痛みを感じる。12月頃から足の付け根から大腿部に痛みが広がる。翌年1月、整形外科にて第4・第5の腰椎ヘルニアと診断される。

電気治療・牽引・マッサージを受けるが、治療後にはかえって痛みが強くなり、腹部内まで痛むようになる。この頃には両足の付け根から両下肢にも強い痛みと痺れが生ずる。特に起床時は自分の足では無いくらいに痺れと痛みが強いが無理やり体を動かしているうちに少し楽になる。

3月にかねてから気になっていた****摘出手術を全身麻酔で受けた。手術までの期間はロキソニンを毎日服用。 (****は内臓疾患です)

術後足の痛みについては忘れていた。一ヶ月が過ぎ体調が落ち着き始めた頃痛みが戻ってきた。

しかし痛いのは術前非常に痛かった右足ではなく左足。しかし痛みは半減している。

6月、手術を受けた大学病院の院内紹介で整形外科を受診し、改めて第4・第5の腰椎ヘルニアと診断される。

尾てい骨のすぐ上にブロック注射を毎週計8回受けるが効果は一日程度しか持続せず、それ以降は西洋医学処置はしていない。


全身麻酔術後の痛みについてですが、術前は右側の腰腹部から下肢まで痛みと痺れがあり数値にして10だとすると左側の痛みは3くらいでした。術後直ぐは足の痛みは両足とも感じられず忘れていました。

ところが1ヶ月ほどした頃から左下肢が痛くなり始めました。あんなに痛かった右足は今に到っても全く痛みは出ていません。現在、左腰から下肢にかけての痛みは3~8位です。

この不思議な実体験から先生のおっしゃる『全身麻酔によって筋肉のスパズムが取れたのでしょう。』という考え方がまさにその通りと納得した次第です。ヘルニアによる痛みならこんなことはないと考えています。


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コメントから
先生こんにちは。69歳の母の事ですが、一月に脊柱管狭窄症の手術を受けしばらく調子が良かったのですが、四月くらいから足の痛みとしびれが復活

三週間くらいまえに階段をかけ上がったのがきっかけかふくらはぎに激痛を訴え今は歩くと左足全体が痛くてほとんど寝たままです。座骨神経痛のような症状です。再入院して痛み止めと神経の炎症を鎮める点滴をして一週間がたちますがあまり効果がありません。

すぐにでも先生の所で見て頂きたいのですが、今は動けません。手術をしてしまうとずっとこういう痛みで苦しむのですか。

担当医は手術で圧迫は取れて成功してるんだから、と言います。私はどうしたらいいのでしょうか。

神経の圧迫が原因でないから手術が成功しても治らないわけです。術後しばらく調子がよかったのは、全身麻酔によって筋肉のスパズムが取れていたからでしょう。

痛みの原因は神経が圧迫を受けていたからではなくて、筋痛症なのです。

このことに早く気づいて、無駄な検査、治療をやめなくてはいけません。

いっそのこと全身麻酔を治療に取り入れることを考えてもいいかもしれません。

by junk_2004jp | 2008-06-03 12:51 | ヘルニア脊柱管狭窄症の矛盾


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