2008年 06月 14日
高齢化が進む日本では、今後、50年間にわたって、腰痛など筋骨格系の痛みに悩む人の比率が増え続ける――パリで開催中の欧州リウマチ学会で6月12日、こんな研究成果が示された。聖マリアンナ医科大学予防医学教室の須賀万智氏が、学会2日目の一般口演「Pain and more pain」セッションで発表したもの。 医師はもう一度、痛みについて基礎から勉強し直す必要があるように思う。少なくとも神経が押さえられると痛みが発生するという間違いを正さなくては。 「それに坐骨神経痛の症状でてるけど根本原因がヘルニアが神経圧迫してるかぎり カイロにしろ鍼にしろ完治させるのは難しい 」・・・・これは2chの投稿からです。このような間違った考えを正さなくてはいけませんね。 「1%くらいの人は合併症で血腫ができてそれがまた坐骨神経痛の原因になって術前と同じくらいの痛みがでたり、1ヶ月以内に1%くらいは再発するようです 。」・・・・これも同じ人の書き込みです。 血腫で麻痺 神経が圧迫を受けると麻痺が生じることがあります。神経麻痺とは、神経に電気が通らないということです。一方、痛みとは激しく電気が通っているということです。根本的に違います。 ほとんどの筋骨格系の痛みは筋痛症なのです。しかし、医師はこの概念について教育されていないので、診断できないのです。 私のところに診察に来られる方は方々でレントゲンやMRIを撮っていらっしゃいます。その量はかなりなものです。それが診断の役にたたないどころか、ピントはずれの説明を受けていることがほとんどなのです。 筋痛症の知識があれば、お話を聞くだけで、あるいは格好をみるだけで診断できることがほとんどなのです。 本日のお話 臀部、股関節部の疼痛で悩んだ女性。大学病院でありとあらゆる検査を受けるも診断できず。脳の検査まで受けたそうです。それで、梨状筋症候群という診断になり、手術を受けるも痛みがより強くなる。現在も痛みのため身体をまっすぐにすることができない。跛行をていす。 この簡単なことが今の病院ではできないことがほとんどなのです。これはひとえに筋痛症という概念がないからなのです。
by junk_2004jp
| 2008-06-14 08:34
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