2008年 06月 17日

厚労省さん、医療費を抑えたかったらMPSを医師に徹底的に教えることだ

頑張ってよかった

もし、MPSを多くの医師が理解できたら筋骨格系の痛みの医療費は今の何%ぐらいになるだろうか?半分?いやもっと少なくできるかもしれない。

私のところに来る患者さんはたくさんのレントゲンやMRIを持っていらっしゃる。何回もとるわけだ。レントゲンでは4方向+機能撮影のものもある。

それで治せないというか、間違った診断をしている。無駄な手術をしてかえって悪化さえしている。そしてまた、経過観察で定期的にMRI。

「何でそう考えるんだ?」と思うことがいっぱいある。ケイしゃんの書いた症例もそうだ。内転筋、鷲足腱、後脛骨筋に圧痛があるのだが、何でそれが腰からきていると考えるんだ。賢明な患者さんなら整形外科医やペインクリニッシャンの矛盾がすぐに見抜くことができるだろう。

昨日診た症例
下肢のしびれで、脊柱管狭窄症という診断で、固定術を受けるも、術後、腰痛は続く。2年前、転倒で固定した一つ上の椎体を圧迫骨折する。骨折は治癒したが、腰痛は悪化。

骨折+MPS(骨折と同時に生じた)

骨折の治療とMPSの治療は別問題として同時に行うべきだ。でないと、骨折が治っても痛みが続くことがある。骨折の治療といっても普通は安静だけなのだが。

トリガーポイントのよい適応だ。早期から行うべきなのだ。圧痛点をねらうべきなのだ。圧迫骨折をした所をねらっても効かない。


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第五中足骨骨折(捻挫をして骨折するところです。頻繁にあります)

b0052170_12283341.jpg骨折の治療と同時に、骨折によって生じた生理的変化(浮腫、痛み)の治療を並行して行うべきです。

骨折に対しては弾力包帯固定、軽度の免荷。

浮腫、痛みに対しては局所麻酔の局注を数回連続して行う。

注射をいやがる患者さんを説得して行いました。受傷9日目には念願のバス旅行に行ってこられました。それも杖なしです。

おみやげに味噌せんべいをいただきました。浮腫も痛みもほとんどありませんでした。

同じころ捻挫した方は休日だったので、ある病院でレントゲンを撮り、骨折はないということで、湿布をしていましたが、腫れや痛みが引かないということで1W後に診せにいらっしゃいました。

骨折をした方が痛みも腫れもほとんどなくなっているのです。

でも、このような注射は骨折という病名では保険が通らなくてレセプトが戻ってきます。それで、骨折という病名のほかに、足の筋筋膜性疼痛という病名を追加しています。

一方、この骨折に対してギプス固定をしたらどうなると思いますか。きっと治癒にはうんと時間がかかるものと思います。でもこれは保険が通るのです。
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by junk_2004jp | 2008-06-17 07:51 | MPS | Comments(2)
Commented by bancyou1965 at 2008-06-17 22:52
TPBなどを利用して早急に神経性炎症を抑えると、RSDの発生頻度を低く押さえられるような気がしますね。
Commented by junk_2004jp at 2008-06-18 06:50
捻挫も安静固定を強調しすぎるね。神経性炎症を止めることがだいじですね。


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