2008年 06月 19日

「顎関節症」は絶対に病名を変えるべきだ

まだ我が家にインターネットがなかったころ(つまりいろいろな情報がなかったころ)、顎関節症がそんなに悩んでいる人の多いやっかいなものとは思いもよらなかった。

また歯科で治療しているなんてことも想像だにできなかった。

私のところにも年に数人、数日前より顎が痛くて口が開けにくいといってくる。

圧痛点をみつけて、27Gの注射針で1mlほどの局所麻酔を注射してやると、その場で治ってしまう。尤も、私のところを受診する患者さんは急性痛ばかりなのだが。

私の娘もそんなことがあった。咬筋か、翼突筋あたりの筋痛症だと思っている。たいてい朝起きたら口が開かないという。

何か、寝ているときに、歯ぎしりをしたり、噛みしめたり、顎が変な動きをしているのだろうと思った。私はやっかいな病気とは思えなかった。

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かみ合わせが悪いからとか、関節半月板が悪いからとかいうのを聞くがそんなことがあるはずがない。

もしそうなら、圧倒的に高齢者に多いはずなのだが、ほとんどは若い人だ。またある日突然に発症するということも急にかみ合わせ異常がおきるということもないだろうに。

「顎関節症」という病名が問題を複雑にしているように思う。

五十肩の顎版と思えばいい。だから、「はたち顎」でもよいわけだw。20~30才代に多いよね。

五十肩だってはやく治療すればすぐ治るがこじれると難治になってしまう。

筋痛が先にありきなんだ。

筋痛を放置するために、左右のアンバランスが生じ、かみ合わせがうまくいかなくなるのだろう。またそのために半月板が悪くなったりもするのだろう。

それらは原因ではなくて筋痛の結果なのだ。

健常者でも半月板が悪くなっている人は相当数いるものと想像する。(膝の半月板と同じ理由

かみ合わせにこだわるようになると、それは大変だ。歯を削る、抜く、それでもだめという神経症状態になってしまう。

半月板の手術なんかは必要ないどころかかえってMPSを生じさせる危険さえある。

病名を変えるべきなのだ。

顎単発の場合のほかに、頚の筋痛症に引き続いて起きることもある。線維筋痛症の一症状となっているわけだ。

「顎筋痛症」「顎関節周囲炎」「はたち顎」・・・・名前を変えるだけでどれだけの人に恩恵があることだろうか。
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by junk_2004jp | 2008-06-19 08:00 | MPS | Comments(4)
Commented by シャルル at 2008-06-19 08:17 x
わーい。二十歳顎。顎だけ若返りました。
いつも、五十肩で、肩だけ年を重ねていたので、何だかうれしい。。。
w④⑨⑪全部痛いですww
Commented by 桔梗 at 2008-06-19 11:23 x
現在の多くの歯科現状では先生の言われる通りだと思います
肩や首などの筋膜炎.その他の痛みから顎など顔全体にイガミが起き耳鳴りなどいろんな障害におよぶと思います
Commented by ひつまぶし at 2008-06-19 12:08 x
>わーい。二十歳顎。顎だけ若返りました。

私もついでに、わーいわーい(^o^)  どうせなら、顎のみならず顔全体若返ってほしいけど(ーー;)そりゃあつかましいか。

私もなぜか年に2回、顎というか耳の前あたりの不調で口が開きにくくなります。
それを言うと、兄は「そりゃおまえ、少しは黙ってろっていう天の声なんだ」と言います。そうかも知れない。。。
顎のちょうつがいの油切れかも?と思っていたので、対症療法としまして油をさす要領でビールを飲んでます。(←治療効果はほとんど見られず。単なる口実 ^^)
Commented by ゆか at 2009-10-05 00:53 x
私も顎関節症患者10年ですが完治する方法がなく痛み止めと運動療法でなんとかやってます。手術などで治す方は5%未満だと聞きます。それは病状によるのでしょうが自分も痛み止めに体が慣れてしまい最近は薬も効かないです。


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