心療整形外科

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2008年 06月 23日

「線維筋痛症、うつ状態に伴う筋痛症」お好みの方を

左足股関節に軽い形成不全があり、二十代の初めにかなり痛む時期がありました(料理を作るあいだも横に椅子をおくような状態でした)。このときは整体などの助けを借りてなんとかスルー。一人暮らし開始と同時に軽快したところをみると、家でのストレスも影響していたのかな、と思います。

◆三十代後半から四十代いっぱいまでは、スムーズには走れない(小走り程度でも跛行)、ぎっくり腰を含め腰がときどき痛くなる、たまに「坐骨神経痛」が出る、といったことはあったものの、自宅でのデスクワークだったため、とくに不自由は感じていませんでした。

◆五十代に入り、人間関係の大変化に伴っての大引越し。一人で一気に片づけた疲労も手伝い、翌々日から体中の関節(ことに手の指)に痛みが出ました。

病院で検査の結果、リウマチ反応はなし。診断は、「軟骨が減りやすい体質による」骨関節症とのことでした。左股関節の動きもさらに悪くなり、一目でわかるほど、左脚の筋肉も落ちてきましたが、体質ではしかたがないなと思い、整体などのお世話になってしのぎました。

◆三年前、仕事が突然クラッシュ! という状態になって収入半減。建て直しをはかるべく奮闘の最中に、人間関係でもヘビーなトラブルが続発しました。事態のわりには呑気に構えていたつもりでしたが、血尿、原因不明の下痢、帯状疱疹と続いたところを見ると、体の方は、べつの受け止め方をしていたように思います。

気がつくと、徒歩で六分の駅に出るのも大儀なくらい、足(主に左股関節付近から大腿部の外側にかけて)が痛むようになっていました。長く座ったあとで立ち上がる際に、股関節付近に強い痛みが出るようにもなりました。


「腰痛は〈怒り〉である」に出会ったのは昨年秋で、おお、と思い、「ヒーリング・バックペイン」→天文台長さんの御本と次々読み進みました。体中の痛みがふっと消えたのは、二冊目を読み終わった頃でした。この幸せな状態は、丸四日続きました。実家に行ってから帰宅の途中、左足に激痛が出て、路上で立ち往生しましたが、逆に、心とのつながりをますます実感する結果となりました。

また、痛くない時間を経験したことで、「生まれつきの体質だから、悪くなっても、淡々と受け入れるしかない」と思っていた気持にも変化が出ました。

※加茂先生が挙げられた、慢性疲労、睡眠障害、頻尿、ドライアイ、口乾燥、しびれ、冷感、過敏性腸炎 不安感、抑うつ、焦燥感のうち、頻尿をのぞく身体症状はほぼ当てはまります。心の症状は、軽めかとも思いますが、やはり多少あるようです。痛み以上に、強い疲労感に参っています。


b0052170_19221117.jpg赤点は症状のある圧痛点、青点は症状はないが、圧痛のある点。

線維筋痛症の診断基準(米国リウマチ学会の分類基準1990)に沿って診断すると「線維筋痛症」と診断できる。

重症度分類試案(厚生労働省特別研究班)によればステージⅠ~Ⅱにあたる。

ジェイゾロフト25mgを1錠/日を3週間飲む。この間にトリガーポイントブロックを2回行う。

痛みの程度は10→2に激減する。3日ほど前より疲労感がとれ体が元気になった。抗うつ薬が効いてきたのだ。一般に抗うつ薬は3週間ぐらいで効果がでることが多い。

「抗うつ薬が効果があったのだからうつ状態に伴う筋痛症といってもいいでしょう。また線維筋痛症の診断基準からは線維筋痛症といってもいいと思います。どちらでもお好みの病名を使ったいいですよ。」

「はい、そのように思います。場合により使い分けたいと思います(笑)。」
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by junk_2004jp | 2008-06-23 19:27 | 線維筋痛症 | Comments(2)
Commented at 2008-06-23 21:57
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by アクビ at 2008-06-24 14:21 x
加茂先生こんにちは。

さんざん以前にも書いているのでくどいとは思いますが、現在の主治医は「あくまでも脳の病気」というのにこだわります。
確かに関係あるのはわかっていますが、あんまりそこにだけこだわるのは違和感がありますね。

毎日のマッサージやストレッチ、お風呂でリラックス、などで体は徐々に楽になってきました。
体が軽いと心も軽くなりますね。

体に直接働きかける治療もしないと、こわばりはたぶん取れないでしょうね。

病院でいっぱい薬もらってお金がかかるから、マッサージや鍼治療になかなか行けなくなってしまった、というのが皮肉な話です。
傷病手当をいただいているお陰でゆっくり休息を取れていることについては感謝していますが。
そういう書類関係のことになるとお医者さんにかかっていなくてはなりませんからね。
治療にあたってどう優先順位をつけるか、患者次第と言う感じで色々難しいな、と感じるこのごろです。


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