2008年 07月 23日

拇指球の痛み

両足底の種子骨障害との診断に悩まされている女性

Aさん(10歳代、女性)は3ヶ月前より、左の拇指球が痛くて、歩行も苦痛です。夜間痛が強く泣いたこともあるそうです。

お母様が私の上記ブログをみつけて、診察にいらっしゃいました。遠方からなので、ホテルに泊まられました。

b0052170_13214247.jpgAさんはバレエをしています。痛みの原因は何かはっきりとは断定できません。

スポーツ専門の病院を受診し、レントゲンやMRIを撮りましたが特に異常はみられませんでした。軽度の外反母趾を指摘されて装具をつけました。

1ヶ月ほどして少しよくなりましたが、またちょっとしたはずみで悪化しました。

医師に注射をお願いをしてやってもらいましたが全く効果はありませんでした。


拇指球の周辺の圧痛点数カ所に0.5%メピバカイン6mlを注射しました。注射後、痛みが消えたことを確認しました。初診料を含めて3割負担で1500円でした。

「局所麻酔の薬理作用の持続は2~3時間です。これは一時押さえではなくて痛みの悪循環をリセットする目的です。」
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次の日

「痛みが全く無くなりました!昨日は痛みの消えている間にと思い食事をしました。3時間過ぎても痛みがでないのでとてもうれしかった・・・。日本海をみてきました。」

「よかったですね!」

「運動をするとまた痛みが出るでしょうか?」

「それは何ともいえません。足裏の筋肉が強く痙攣をおこしたような状態だったのです。マッサージをよくして、少しずつ運動量を増やしていけばよいと思います。」

ということで、この日は注射はしませんでした。320円でした。

「よかったですね、今日のブログに書かせてもらいますよw」
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by junk_2004jp | 2008-07-23 13:05 | 慢性痛 | Comments(9)
Commented by bancyou1965 at 2008-07-23 13:39
バレエは結構ハードですね。
うちにも、鼠径部痛、腰痛、足底の痛みを訴えて来院する子供がいます。
聞くところによると、同じような症状を訴える子供達もいるようで、スポーツ障害とも言えるのでは無いでしょうか?
Commented by junk_2004jp at 2008-07-23 13:53
最近、スポーツ障害という概念にちょっと疑問を持っています。たとえ障害があったにせよ、痛みは早急にとってやったほうがよいと思います。

障害といってもその程度の問題ですけど。野球の離断性骨軟骨炎のようなものは安静なんでしょうが。

シンスプリントの小学生が安静を指示されて数ヶ月安静、電気治療していましたが、一向によくならずいつまで安静にすればいいのか・・・という問題がありました。

親御さんを説得してTPBをしましたら、一発でよくなってしまいました。

スポーツ障害の多くもMPSと考えて治療したほうがいいように思っています。
Commented by sansetu at 2008-07-23 14:30
>医師に注射をお願いをしてやってもらいましたが全く効果はありませんでした。

先生、参考までに、↑これはどの部位にどんな薬物を注射したのでしょうか。よくこういう話は出てきますよね。
それと私もバドミントンのジュニアスポーツクラブで運動器トラブルを担当していますが、治りは早いです。治療の視点が的外れでない限り、子供らの生命力はすごいです。除外診断さえちゃんとしていれば、見た目の腫れとかも関係ないことが多いです。
また同じような意味で、私も「スポーツ鍼灸」などという「一見、専門鍼灸師ジャンル」のようなものは不要だと思っています。まあ業界としては一般鍼灸と差別化して世間に売り込みたいんでしょうけど。逆にそんな人たちが椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄信仰を「一見、専門家」の立場からスポーツマンに刷り込むとしたら問題ありですね。
Commented by junk_2004jp at 2008-07-23 18:04
詳しくは聞きませんでしたが、足背と足底の2ヶ所にされたそうです。たぶん神経ブロックをしたのではないでしょうか。

同じ事なんですが、神経をイメージしてするか筋肉をイメージしてするかなんです。

私の方法は芸がないんです。でも効きますw。圧痛点のしらみつぶしでいいんです。
Commented by bancyou1965 at 2008-07-23 21:07
もちろん、僕も除痛が一番だと思います。同じ運動をしても痛くなる、ならない、その理由など分るはずもなく。しかし、行なうスポーツによって痛みが出る部位に偏りがあるのは、反復動作などが関係してるのは事実でしょう。しかし、教科書通り、安静、加療など出来ないケースのほうが多いですね。まず筋痛があって、それを適切に処置しないでいると、やがて疲労骨折や半月板損傷などの構造破綻を招くのでしょうが、言わば、前述した、この結果を原因と考え除去しよう、また除去したら治ると言うような錯覚に陥っているのでしょうか?もうその時点で、訳有り筋が出来上がってしまっていますね。
Commented by c-dunk at 2008-07-24 00:01
正しくない動作の繰り返し。
筋力が弱い状態での動作の繰り返し。

こういうのが原因でMPSにならないのかな?

ずーっと迷走中ですねあっしは。
Commented by sansetu at 2008-07-24 07:37
Cさん、そりゃなると思いますよ。でもまた、ならない人はならないわけです。個人差が大きいですよね。反復動作は原因となり得ることではあっても、必ずそれがMPSの原因となるわけではない。それが職業にせよ、スポーツにせよ。で、正しくない動作なんて松本先生(動作改善研究所)に言わせりゃ、ほとんどの人たちの動作は正しくないわけです(笑)。私は人にはスイッチが入りやすい人と、回路が出来やすい人がいると思っています。それと誰にでも言えることは、「全、体力の質・量と、自分のやろうとする仕事の質・量とのバランス」がとれていなければ、誰でも局所的、心身的に疲労します。それと個体差が関わってMPSになる人もいる。でも個体差だから、ならない人はならない。で、個体差の中で最もMPSと関わりがありそうなのは、パルス処理能力の個体差(量の処理能力と、処理する時のクセもあると思います)ではないかと思っています。
私は薬を使えない手技治療家であるほどに、自分の仮説は、より源流を追求すべきだと考えます。現象的にトリガーとなり得る支流はたくさんありますから、支流にこだわっていると迷いが出ます。
Commented at 2008-09-24 10:44
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by junk_2004jp at 2008-09-24 12:15
ありがとうございました。


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