心療整形外科

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2008年 08月 03日

半月板の手術をしたが・・

Aさん(20歳代、男性)は頚椎ヘルニアと診断されていましたが、単なる僧帽筋などの慢性の筋痛症(MPS)でした。

MPSの人をMRIで検査するとヘルニアがみつかることはよくあることです。ヘルニアが原因でMPSになっているわけではありません。

Aさんが叔母さん(50才代)を紹介してくださいました。

Bさんは1年ほど前に膝の半月板の手術をしましたが、経過が思わしくありません。特に、蹲踞(そんきょ)ができません。リハビリをがんばってするように言われています。

b0052170_129312.jpg内側広筋のMPSです。そこにTPBをしましたら、すぐに蹲踞ができました。

無症状膝のMRIから、加齢に伴う半月板の変性と変形性膝関節症との関連および円板状半月板の頻度を検討した。対象は膝に外傷の既往がなく、症状のない健常人115名であり、年齢は13-76歳であった。半月板の変性は加齢とともに増加し、内側半月板の後節部で最も著明であった。内側半月板の後節部では全体の18.3%、60歳以上では41.7%に断裂を示すgrade3を認めた。


半月板の術後、調子の悪い人はよくみかけます。プロ野球でもそうですね。

半月板=椎間板、と想像してみてください。

これらの変性が痛みの原因になるという考えはスジが通らないのです。膝周辺のMPSだった人をMRIで検査するとたまたま半月板の変性(損傷)が見つかったと考えたほうがいいと思います。

手術という儀式を経て、術後リハビリで本当の原因MPSを治しているというのが現状でしょうか。

「注射は一時押さえ、本当の痛みの原因は専門医が高度医療機器(関節鏡、MRIなど)で検査すべきだ」と思うことでしょう。でも痛みは絶対に見ることはできないのです。
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by junk_2004jp | 2008-08-03 01:30 | 慢性痛 | Comments(2)
Commented by 松岡 at 2008-08-05 21:39 x
「手術という儀式を経て、術後リハビリで本当の原因MPSを治しているというのが現状でしょうか。」 なるほど。納得ですそれが現状でしょう。
Commented by junk_2004jp at 2008-08-06 08:02
ヤンキース松井君の選択は正しかったのではないか。筋肉を鍛えるのではなくほぐすということなのかな。

清原君は何回も手術をしましたが・・・


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