心療整形外科

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2008年 08月 06日

こんな医者いらない

加茂先生、初めてメール致します。私は**県に住む5*歳の女性です。現在、ギックリ腰でフラフラしながらメールをしています。

最初にギックリ腰になったのは、20代前半です。それ以来5年おきにギックリ腰になり、50歳を過ぎて更年期なり痛みは慢性になりました。

日々の生活の忙しさの中で、自分はくよくよする性格でこの性格のせいでストレスが溜まるのだと自分を責めていました。

長年の腰痛も悩みの種で、整形外科では軟骨が片減りし体が傾いてしまっている。あえて病名をいうならで脊椎の変形症ですね。とのことです。

こりゃあ痛いですね・・・同情されました。MRIも撮りましたが神経には特に異常はないようです。手術もできないしヘルニアのほうがまだ性質がいいと言われました。

ショックでしたし、リハビリやジムで筋肉をきたえるのも何をやっても無駄ですね。との言葉に何も質問できませんでした。

先生のHPは拝見しておりましたが、何せ長い腰痛症との人生ですからすぐに理解できなくて、今日に至りました。

今回メールを致しましたのは、ひどいギックリ腰になりまして、とことん疲れてしまいました。
もう私には何も治すすべがありません。涙をながしてメールをすることしかできなかったのです。


あまりにもひどい医師だと思いましたのでいただいたメールを出させていただきました。

痛みが構造の異常からきていると思っている時代遅れの医師です。痛みは筋肉の痙攣なんです。構造とは関係ありません。

習慣化した筋肉の痙攣です。だから必ずよくなります。よくなってもう一度その病院を受診しなさい。

つい最近、北米筋骨格系疼痛学会という興味深い学会の会議に招かれ「痛みの意味」という基本講演をしてきた。そこで、わたしのつぎの講演者が、腰痛の主観的な痛みとX線やMRIのような客観的な検査手段ととの間の断絶について、すばらしい講演をした。腰部X線やMRI検査では「これは歩くことも困難だろう」とおもわれるほどの変形がみられるが、痛みもなく、正常な運動ができる人のケース、また、痛みで動けないが検査では正常な人のケースなどを、彼はスライドを使って説明した。

「癒す心、治る力」/著 アンドルー・ワイル より


脊椎のX線像の陰影についてあれこれ考えるのは、暇つぶしにはなる。しかし、非特異的腰痛患者にとって、そうしたX線所見はほとんど意味がない。
 特異的腰痛:悪性腫瘍、感染症、骨折、脊椎関節炎(強直性脊椎炎)   (加茂)

病態生理に関する事実無根の概念を患者に押しつけ、治療に携わる医師の私的見解を患者に披露する複雑な治療行為の1要素である。患者はこれらの診断によって永遠に変えられるが、良いほうに変えられることはあまりにも少ないと博士は主張した。(FILE166)

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by junk_2004jp | 2008-08-06 20:34 | 慢性痛 | Comments(2)
Commented at 2008-08-07 11:32 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by junk_2004jp at 2008-08-07 23:25
痛みの認知がうまくいかないのはとても難しいですね。

治そうではなくて、治る時期がくるまで支持してあげようと思った方が気が楽ですよ。


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