2008年 09月 26日

神経痛?神経のいたみ?

関節・神経
初めまして、Aと申します。*で*を開院しております。資格は柔道整復師です。先生のホームページやブログを最近知り、とても勉強になります。有難う御座います。

ヘルニア等が神経を圧迫して痛みや,痺れが出ることはないと言うお話などとても納得できました。それが原因で坐骨神経痛が起こるのではなく、MPSだということも。

ということは、そもそも今まで教わってきた神経痛というものはないのでしょうか?

神経痛という概念はどのように解釈すればよろしいのでしょうか?神経に触れてもは痛みは感じないのでしょうか?

歯医者などでも「今、神経に触ってしまったからごめんね」と強い痛みを感じたことがあります。

自分のなかで混乱してしまいました。もし、今までのホームページやブログに載っていたら申し訳ありません。初歩的な質問かもしれませんが、教えて頂けたら幸いです。お忙しいところ申し訳ありません。宜しくお願い致します。


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「神経のいたみ」ってなんでしょうか?神経を押さえたって、ひっぱったって、叩いたって痛みは起きません。

神経線維は痛みを伝えるものであって、刺激を受信するものではありません。足の裏の神経はいつも圧迫を受けていますね。

肘の内側を叩くと、ひびきますがそれはその辺の骨膜か靱帯のひびきの痛み(関連痛)です。尺骨神経を叩いたためではありません。

神経を針で刺したときは細胞膜に穴が空きNaイオンの細胞内流入が起きて脱分極されるのだろうと思います。

神経を押したり叩いたりしても脱分極は起きませんが、刺すと脱分極が生じるのでしょう。

従来の「神経痛」という言葉の意味はいいかげんなものだと思います。

温泉の効能に「神経痛・リウマチ・皮膚病」などと書かれているのを見ることがありますが、これは学問的に厳密な表現ではないと思います。

真の神経痛といえば、「帯状疱疹後の神経痛」「幻肢痛」など神経損傷のあとの神経因性疼痛です。

坐骨神経痛とかいっているのは「いわゆる坐骨神経痛」「な~んちゃって坐骨神経痛」でその本態はMPS(筋痛)なんですね。

歯の場合はどうなのでしょうか。歯は神経の最先端ですから、そこには受容器が付いているわけです。針で刺せば当然痛いでしょうし、痛覚過敏状態の神経の最先端の受容器に触れても痛みが生じるのでしょうか。
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by junk_2004jp | 2008-09-26 22:01 | 痛みの生理学 | Comments(3)
Commented by TK(タク) at 2008-09-27 00:25 x
そんなわけでニューロン付近に、高張食塩水を注入したら、細胞外のNaイオンの濃度を下げるためにニューロン内にNaイオンが流入し、脱分極するのですね。

これ

http://junk2004.exblog.jp/6279004/
Commented by sansetu at 2008-09-27 08:58
歯医者の場合を考えます。たとえば爪に針を立てても痛くないですが、これをドリルでクリクリ回して穴を開けていったら当然にいずれは「拷問」になるわけで、「神経にさわるから」というよりは、そんなもん体のそこら中が「そうでしかない」だろう、と思います。
Commented by Aです。 at 2008-09-27 13:50 x
お忙しい中、早速のご返答ありがとうございます。肋間神経痛と言われているのも、本態は肋間筋などのMSPなのですね。
もう一度自分でも勉強してみます。コメントのみなさまもありがとうございます!


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