心療整形外科

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2008年 10月 04日

ニセ科学としての腰部脊柱管狭窄症

ニセ科学としての椎間板ヘルニア

b0052170_18541693.jpg本日、整体師Aさんが患者さんBさんを連れて遠方からお見えになりました。

Bさんは約1年前より腰~右下肢痛です。病院では脊柱管狭窄症と診断を受けています。手術を勧められてもいます。Aさんのマッサージや操体法でかなり改善していました。

しかし、入院して造影剤などの検査を受けてより悪化してしまいました。今はマッサージも痛くてできません。歩行は手押し車を使ってやっとこさ可能です。それで熱心なAさんは私のところに連れて来られたという次第です。

病院では硬膜外注射を受けたり血行をよくする薬を処方してもらったりしています。

主に中臀筋、腓腹筋のMPS(筋筋膜性疼痛症候群)でした。トリガーポイントブロック後は手押し車なく診察室内を歩いてもらいました。

脊柱管狭窄症で神経根が圧迫を受けて痛みがでるはずがありません。はっきり言っていんちき医学です。神経が圧迫されて痛みやしびれが生じるはずがありません。

だから治せないのです。だから説明があやふやなのです。

大切な老後の日々、一日も早く、笑顔の日が訪れますように。

脊椎脊髄専門医は、慢性痛、中枢性感作、ワインドアップ現象、神経回路の可塑性という生理学用語をご存じなのでしょうか。

同業者の診断や治療を悪くいうのは医師として紳士的ではないのは重々承知していますが、かといって、苦しむ患者さんのことを考えるとやはり声を大にして言うべきだと思います。

ただし、私が何でも治せるというのではありません。どのように考えてどう対処するのが科学的なのかは医師として当然いうべきことです。

Aさんからのメール
懇切丁寧に模型、写真などを使い詳しく病気の説明をしていただけたことで本人も息子さんも納得し大変安心されたようです。

トリガーポイント注射も即効で、帰りの歩き方の姿勢、スピード、そして表情も大きく変化していました。

そう簡単にはいかないとは思いますが、今日は大きな安心感と期待をいただいて帰ることができました。*時間かけて小松へ出向いて良かったです。本当に有難うございました。

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by junk_2004jp | 2008-10-04 19:06 | ヘルニア脊柱管狭窄症の矛盾 | Comments(4)
Commented by いとう at 2008-10-04 19:55 x
今日は本当に有難うございました。不安と恐怖、から希望と期待へと変化しつつあります。先生の治療と説明は患者さんにとって重みが違います。こんなことならもう少し早くお連れするべきだったかなと反省しています。
Commented by keisyan at 2008-10-04 20:21
いとう先生、本日はお疲れ様でした。
わざわざ患者さんのためにご同行され、院長にも熱心に質問されていて、とても心打たれました。
私のように大きな手術をせずにすんで本当によかったです。
Bさんはきっと良くなられると思います。
Commented by 名古屋市在住の理学療法士です at 2008-10-04 21:41 x
初めてメールさせていただきます。いつもブログを興味深く拝見させていただいてます。先生の考え方に共感を抱いています。私も同業者にこの考え方を啓蒙していきたいと思い色々な場面で発信していますが、理学療法士も整形外科医同様受け入れはよくないです。
話は変わりますが、明日午後9:00からNHKで腰痛と心という題の番組があるようです。内容はわかりませんが題名から視聴してみようと思っています。取り留めのないメールですみません。先生のこれからのいっそうのご活躍をお祈りしています。
Commented by junk_2004jp at 2008-10-04 21:52
http://hitomi1031happy.arekao.jp/entry-415319c9a7ac73d79931db083a4039cb.html

これはドイツに留学している理学療法士のブログです。

痛みの発生には神経のDepolarizationとRepolarizationが関与してくるのに、ヘルニアによって圧迫された神経が膜電位の変化を引き起こす?それは人体生理学における矛盾ではないのか?神経細胞における活動電位の発生に関しては口答試験で当てられた分野だったからよく覚えていた。


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