2008年 10月 09日

腰椎すべり症

b0052170_14202274.jpg左の写真は当院の古くからの患者さんです。

①は80歳代の女性で、今でも元気に畑仕事などをしていらっしゃいます。年に数回腰痛で来院されますが、そのつどよくなっています。腰痛に悩んでいるわけではありません。

②は70歳代の女性です。ストレスで肩凝りや腰痛、膝痛で時々治療にいらっしゃいます。とくに腰痛で悩んでいるわけではありません。

私は「すべり症」なんてヤボな診断をしません。患者さんには特に異常なしと伝えています。このようなレントゲン写真は何もめずらしくはありません。

次ぎの文を思い出してください。

つい最近、北米筋骨格系疼痛学会という興味深い学会の会議に招かれ「痛みの意味」という基本講演をしてきた。そこで、わたしのつぎの講演者が、腰痛の主観的な痛みとX線やMRIのような客観的な検査手段ととの間の断絶について、すばらしい講演をした。腰部X線やMRI検査では「これは歩くことも困難だろう」とおもわれるほどの変形がみられるが、痛みもなく、正常な運動ができる人のケース、また、痛みで動けないが検査では正常な人のケースなどを、彼はスライドを使って説明した。


脊椎のX線像の陰影についてあれこれ考えるのは、暇つぶしにはなる。しかし、非特異的腰痛患者にとって、そうしたX線所見はほとんど意味がない。


何故こうしたことが起こりうるか分からないが、背部痛のある患者はX線撮影をすることにより自分の症状が「重症」であると考えることが原因ではないかと推測している」。これにより、苦痛の報告がさらに増し、活動がより制限されることになる、とPringle博士らは述べている。


つまり、痛みはすべり症のためだと思いこまされるのです。そしてある人はノイローゼになる。

http://junk2004.exblog.jp/8597535/

痛みの本態は筋痛症であるにもかかわらず「すべり症」のためだと思い込まされるわけですね。

手術してよくなることのあるのは、筋肉の痙攣が全身麻酔によって治まったからでしょう。治らない人もたくさんいます。
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by junk_2004jp | 2008-10-09 18:06 | 慢性痛 | Comments(1)
Commented by YA at 2008-10-09 22:36 x
オペして回復した方には特徴がありますね。


ただ患者の怠慢だけは、のたうち回って気づくまでは、指示しても聞く耳持たず煙たがられますね。


これはガンや重病など、瀕死の状態にならないとタバコや酒を止めないのと同じ。

貧困と同じで、そうあると気づくまでは治らないのですよ…


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