2008年 10月 18日
私はトリガーポイント注射を勉強したのではありません。 保険診療でトリガーポイント注射という項目ができたのは最近なんです。数年まえからです。私が開業したころはありませんでした。 そのころも今と同じように治療していました。保険は局注で請求していたのかな。事務員が知っています。 それで、保険でトリガーポイント注射という項目ができたので、自分のしていることはこれに相当すると思ったのです。 一時、注射を打つ医者は悪い医者、理学療法をやる医者はよい医者という風潮がありました。私は早くよくするのがよい医者と思って、意地になって注射していました^^。もっとも注射がいやだという患者さんにはしませんよ。 現在、硬膜外ブロックは8000円、TPBは800円なんです。 以前は硬膜外ブロックをしていましたが、TPBのほうが簡単というか、どこの痛みにも公平に効果があるのでこちらばかりになりました。 硬膜外ブロック+TPBをしていたのですが、TPBを加えたほうが効くのです。そしてTPBだけになりました。 私は完全主義者ではなくて合理主義者とでもいいましょうか、「楽ならそれがいいじゃない^^」と考えるんです。 たかだか、お互いに残りの人生は100年はないのですから。 麻雀でいうと(私の若い頃ははやりましたが、いまの若い人はしませんね)高い手作りをしてホーチャンするよりも安くてもあがったほうがいいと思うわけです。 しかし、注射にはマイナスイメージがつきまといます。一時押さえだとか、根本的に治療しているのではないとか、その場しのぎだとか、筋肉を硬くするとか、体に悪いとかそういったイメージがあるんですよね。 このようなイメージを払拭するために理論武装をしようと考えたのがHPの始まりでした。 筋肉は硬くなるどころか柔らかくなります。 痛みの原因をどれだけ追求したところで答えは出ないのです。ヘルニア、脊柱管狭窄症、軟骨障害、半月板障害など、素人をだますには適当かもしれませんが、それと痛みをリンクできないのです。電気屋さんはお分かりですね、電気現象を構造で説明できないことは。痛みとは別問題なんですね。痛みのプロならそれはわかるんです。何と関係があるかというと、神経伝達物質セロトニンやノルアドレナリンなどと関係があるんです。 痛いのが癖になっているのですから、痛くないのを癖にすればいいわけです。その方法論なんですね。 整形外科の教科書は役にたちません。鍼や整体の本を読んでいいとこ取りをすればいいのです。それには特異的疾患をまず除外することです。つまり、悪性腫瘍、感染症、骨折、リウマチ周辺の炎症性疾患を除外することです。 整形外科的診断は痛いことのお墨付きを与えるだけなんです。治療の答えを出さないわけです。治療の答えを出すどころか、ガクッとくるだけなんですね。よくなるはずがないですよね。 休業補償とか会社に出す診断書は医師のお墨付きが必要ですから、腰痛持ちは腰痛で会社を休むたびに整形を受診してレントゲンを撮るはめになるのです。
by junk_2004jp
| 2008-10-18 12:55
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