心療整形外科

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2017年 03月 31日 ( 2 )


2017年 03月 31日

急性期慢性痛、慢性期慢性痛



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中井吉英教授(元・関西医科大)は図のように痛みを説明しています。

つまり急性痛と言えども最初から慢性痛の形をとる場合があるということ。

私のような開業医はこれがよくわかる。

かかりつけ医は患者さんの過去のパターンをよく知っているからです。

「Aさんはまた、妙な痛みが出てきて歩行が困難。」

なんらかの心理的な辛さが痛みに転換している。(転換性障害)(身体表現性障害)(心因性疼痛)

かかりつけ医でなければ、この診断にたどり着くのに時間がかかる。

これは患者さんに説明困難なことが多い。実際に痛いのだから。

Bさんは痛みが出るたびに腰の手術をしてくる(笑)。

https://vimeo.com/179557907


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by junk_2004jp | 2017-03-31 20:26 | 慢性痛 | Comments(0)
2017年 03月 31日

手術は最大のプラセボ

最近も某テレビ番組で、疼痛・麻痺?により歩けない脊柱管狭窄症の患者に対して某術式によるオペを行なった結果、症状が無くなり歩行が可能になったという例が紹介されていましたが、この様な場合、実際の機序として何が起こったのか、先生からご説明戴けると助かりますm(_ _)m


私はこのTV番組を見ていませんので、番組に対して意見を述べません。一般論として意見をのべます。

麻痺なのか疼痛なのか180度ちがいます。

麻痺は神経症状です。時と場合によって症状が変化することはほとんどありません。運動麻痺は動かないこと、知覚麻痺は無感覚、痛くないのです。

痛みは「感覚的、情動的体験experience」と定義されています。神経症状ではありません。他人が体験したことの原因が画像でわかる?そんなバカな。

痛みの程度は時と場合によって変わります。間欠性跛行はそのいい例です。休んだら治るわけですから、神経症状ではありません。

脊柱管狭窄で麻痺になった症例をみたことがありません。

いったいどういう症状があれば「脊柱管狭窄症」と診断するのでしょうか。

言ってることが支離滅裂で私には到底理解できません。

http://junk2004.exblog.jp/13049330/

これを読んでみてください。言ってることが到底納得できるものではありませんね。

痛みが進んで麻痺になる?

神経根ブロックが効いたらそこが痛みの原因だ?

いずれも素人相手の話ならこの程度でもなんとかなってるのでしょうが。

診断に至った科学的根拠が全くないのです。

「ゆっくり成った狭窄症は無症状。急に成った狭窄症は症状あり」と言っている有名ドクターもいます(笑)。

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これは日本臓器のサイトからです。とても信頼おけるものです。

どこにも神経圧迫のことが書かれていません。

昨日の「週刊医学のあゆみ2017・1・14」慢性の痛みー何によって生み出されているのか?

この雑誌にも神経圧迫のことがどこにも書かれていません。

不思議に思いませんか。

あれだけ「ヘルニアだ」「脊柱管狭窄症だ」と言っていた人はどこに行ったのでしょうか。

線維筋痛症の診断にもヘルニアや脊柱管狭窄のことが含まれていません。

線維筋痛症の人で上記を持っている人はよくいます。

線維筋痛症の人に「とりあえず脊柱管(ヘルニア)の手術をしなさい。」なんていう医者はいないはずです。

「ヘルニアの手術をしたら次の日には歩いて帰宅」なんてTVやYOU TUBEでみますがプラセボ効果だとしか思えません。

タイの心霊手術のピッツアマイさんが釘と髪の毛を取り出したらすぐに治ったという動画がありました。今は削除されています。

「⚪️⚪️があなたの痛みの原因です。」と強く教示しておいてそれを取り除く儀式をすればすぐによくなることがあります。

エコーで筋膜の癒着?を見せて置いてそれを取り除く儀式もこの部類です。

私の師匠は「医師は役者でなければならない。」といいました。http://www.tvk.ne.jp/~junkamo/new_page_151.htm

名医と言われている人はプラセボを上手に利用しているのですね。それには役者になる必要があるのです。これはいい意味に理解してください。

近代的な大病院で名医がMRIを見てご宣託。手術という大掛かりな舞台装置。これでプラセボ効果が出ないようなら・・・。

私の2回のTV出演でもすぐによくなった人が何人もいたでしょ、膝痛ですが。脊柱管狭窄症と診断された人でもすぐによくなる人もいます。

局所麻酔の薬理効果なのかプラセボ効果なのか、その両方なのかわかりませんが。

慢性痛は「可塑性の狂乱」「学習された痛み」というのが最近の常識です。

痛みの治療でプラセボ抜きは考えられません。

しかしよくなったとしても数ヶ月、また再発。

腰椎変性疾患は椎間板ヘルニアであれ、脊柱管狭窄症であれ、変形性腰椎症であれ、再発があることを前提にして治療を考える必要があります。これは保存治療でも、手術治療でも同様です。


これはある脊椎外科医のHPからです。

何度も何度も検査を受けてプラセボ手術を受ける。

そのうち取り返しのつかない状態になる。いっぱいいますよ。

ヘルニアや狭窄症は健常人にもごく普通にみられる。

手術をしても治らない人いっぱいいる。ヤフーの相談掲示板に投稿されたものが私のHPに記載してあります。

痛みのメカニズム、慢性痛のメカニズムで説明できない。

プラセボ手術についてhttp://www.tvk.ne.jp/~junkamo/new_page_364.htm

医者の多いところに慢性痛が多い、医者の少なかった時代は慢性痛も少なかった、そんな気がしてならないんですが。(医療化)

とにかく、足腰痛、肩痛などcommon disease、簡単な検査、簡単な治療、再発に簡単に応じられなくては。

私が入局した金沢大整形外科の初代教授、高瀬先生「メスをもつなら、その患者がどうなっても一生面倒を持つ覚悟で」


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by junk_2004jp | 2017-03-31 01:06 | Comments(0)