心療整形外科

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2017年 05月 14日 ( 1 )


2017年 05月 14日

二種類の慢性痛

慢性痛=筋痛症(myopain)

日本の医師の多くに筋痛症の概念がない。

あったとしても筋肉痛ぐらい放っておいても治ると思っている。

レントゲンやMRIに写っている構造異常が痛みの原因だと思っている。なにも異常がなかったらお手上げ。

そしてしなくてもよい手術をする。しばらくはプラセボ効果でよいこともあるが、また痛くなる。

手術という外傷が加わって痛みがこじれにこじれていく。

①発達障害、極度の不安障害などが背景にある場合は、最初から慢性痛のような形をとると思う。(一次的慢性痛)

②急性痛が慢性痛に変化する。(二次的慢性痛)

・ケガと使いすぎ、固まった姿勢。

・筋肉そのものの場合と反射的に筋肉に攣りの場合。

①と②を明確に区別できないこともある。①を持った人がケガをした場合など。

①は精神科医の出番が多くなる。

②は何としても避けたいものだ。早期に除痛。

例えば、背骨の圧迫骨折でセメントを注入した人で、慢性の痛みに悩んでいる人を数人みたことがある。

骨折の治療は完璧にいったので医師は痛みを訴えるのはオカシイと思っている。

骨折の治療と痛みの治療は別問題なのだ。

もちろん両方とも完璧に行うことが理想だが、痛みの治療は時間のファクターがあり優先されるべきだ。

現実的な話・・・

腰痛だけを訴えることは少ない。ほとんどの患者さんは多数部位に痛みを持っている。

それに対して一々、もっともらしい病名をつけてカルテに記載して説明して治療するのは大変な労力だ。

4〜5人に一人の割合で慢性痛を持っているといわれている。

筋痛はそれだけ慢性化しやすいわけだ。

整形へいってもレントゲン、MRIをとって湿布とお薬、ペインクリニックへいっても硬膜外、神経根ブロックや星状神経節ブロック。

多くの患者さんはみきりをつけて我慢するか、マッサージに通う。

あるいは一発逆転の夢をいだいて手術をする。プラセボが一生続く幸運はまれ。

医師数が増え、世界トップの人口あたりレントゲン、MRI数、皆保険、これだけ条件が整えば慢性痛は伝染病みたいに広がっていく。


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by junk_2004jp | 2017-05-14 01:59 | 慢性痛 | Comments(0)