カテゴリ:症例( 140 )


2015年 11月 25日

医者のあたまをどうしたら変えることができるか。

今日もまた下手な医者の話です。

私のところには全国から患者さんがきます。

どうして痛みが起きるのか、なぜそれが長引くのか、どうしたらいいのかを説明します。

たいてい私の本やホームページを読んで来られますので、数分の説明、治療で納得されて症状も改善されます。

なぜ素人がわずかな説明で理解できることを専門医は理解しようとしないのか不思議です。

大学での教育、保険診療の決め事などでがんじがらめなんでしょう。

日本全国、金太郎アメのようなものです。

もちろん私と同じような治療をしている医者もいるでしょうが少数です。

私は68才でもう古い学問を勉強した医者ですが、10年もこのような治療に携わっていて、気が付かない医者って、どうかしてますよ。

なぜ痛みが起きるのか、なぜ長引くことがあるのか、ネットや本で勉強すればすぐに理解できることです。

①症例1

8月、寝違いでクビの痛み、ある病院では頚椎ヘルニア

9月、右上肢の痛み、しびれ、

10月上旬、ある病院では頚椎脊柱管狭窄症で手術が必要といわれた。

10月下旬、私にメールで相談「クビを動かすように」というアドバイスをうける。激痛の回数が減ってきた。

11月当院受診、肩甲挙筋、斜角筋、前腕伸筋などのMPSで、治療後すぐに痛みの軽減あり。

椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄が痛みやしびれの原因になることはありません。

寝違いの多くは肩甲挙筋のスパズムです。寝違いで当院を受診すると、レントゲンは撮りません。その場で圧痛点に局麻を打ってその場で解決します。

この症例は肩甲挙筋のスパズムからはじまって(たぶん仕事の動作&ストレス)斜角筋などにひろがったものでしょう。

保険診療ではトリガーポイント注射と表現しますが、何箇所しても同じ値段、それも回数の制限があります。おかしなことです。痛みを早く止めるという大事なことに制限があるのです。一方、レントゲンやMRIには甘いですね。

痛みは早く止めないと慢性化、広範囲になることがあります。

症例②

10月初旬、膝の骨折(私のみたところどこに骨折があるのかわからない)。安静で骨折は治った。

1ヶ月後、正座できない、痛みで歩行困難。

数件の整形外科受診 「関節症もあるので悪くなってもよくなることはない」

本をみて当院受診、内側広筋などのMPSだった。数カ所、局麻を打ったら、その場で痛くなく歩かれるようになった。

そもそも、膝崩れが初発の症状だったようだ。

最初から内側広筋のMPSだった可能性あり。

レントゲンで軟骨変性は年齢相応。

軟骨が減って痛いと言われている膝痛はMPSですよ。

ただし、どうして痛みが起きたのか、どうすればいいのかはすぐにわかりますが、どれぐらいの感覚でいつまで、あるいは薬などの補助が必要なのかは個人差があり、すぐには判断できません。

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by junk_2004jp | 2015-11-25 13:58 | 症例 | Comments(9)
2015年 11月 13日

筋骨格系の痛みの治療は本当に下手くそ、最初の一手が人生を狂わす。

医者は筋骨格系の痛みの治療は本当に下手くそだ。

最近の2例を紹介する。

この問題は医者個人的な問題というより、医学教育にあると思う。

こんなことをいうと、「おまえは上手に治せるのか」と言われるだろうが、この2例よりも上手だよ。

医学会からの変化は望めないのでオーストラリアスコットランドのように国が先頭にたって運動すべきなのかな。





症例1

バレェを趣味とする女性。数年前、足の甲が痛くなる。

レントゲン、MRIで「骨膜炎」と診断される。

どんな治療をしたのかは聞かなかったが、よくならず、いろんな病院などをめぐった。

20万円ほど使った。バレェは当然やめた。仕事もできなくなってやめた。

私が診たときはかなり広範囲に痛みがあった。

初診時を診ていないので断定的には言えないのだが、

「足の甲が痛い」このような患者さんは珍しいことではない。

私ならレントゲンは撮らない。

圧痛点を調べて、局所麻酔を打ってやる。たぶんその場で痛みは取れると思う。

長引いたとしても数回で治ると思う。

過労性の障害か、長時間の靴とか正座とかの圧迫が原因ではないかな。

バレェをやっていることからひねって考えれば疲労骨折?(これも過労性障害)

感染症や悪性腫瘍なんかの可能性は宝くじの確率。

骨膜炎って感染性なのそれとも何なの?そんな怪しげな病名がいけない。怪しげな病名が混乱をまねく。

このように最初の手違いがその人の人生を狂わしてしまう。

症例2

4ヶ月前、大腿前面を強打

MRIで筋肉の挫傷の診断。

ギプスを巻く、強い痛みが続く。

その後、リハビリを続けているが、痛みは取れず、杖跛行、夜は眠れない。

私のところで治療して杖は取れたが夜間痛みで眠れないが続いている。痛みがお尻や反対側にも広がっている。

CRPSといっていいのか。患者の人生が変わるかもしれない。

私なら初診のとき局麻酔を注射する。ギプスは決して巻いてはいけない。

損傷の治療より痛みの治療を優先すべき。

強固な固定は損傷の治療にも悪影響。

痛みの治療は慢性化してしまうととても難しくなる。

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急性痛=損傷+痛み

痛みの治療と損傷の治療は別問題で、痛みの治療を優先すべき

慢性痛=過敏となった痛みの認知システムの治療

ただし、急性期慢性痛がある。慢性痛の急性発作、ストレスなどで強い痛み。

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痛いと筋肉が緊張、筋肉の緊張が痛みを悪化という悪循環があるので「筋筋膜性疼痛症候群」という病名がいいと思ったが、これでは急性、慢性の区別ができない。また筋硬結にばかりこだわるのでうまく治療できないという弊害もある。

急性痛の病名は相撲取りの休場のときの病名がいい。(笑)

慢性痛は「痛覚過敏症」という病名がいいのかな。

線維筋痛症は「全身痛覚過敏症」

膝痛覚過敏症、腰痛覚過敏症、このような病名に統一すれば医療費も少なくなり治療もスムーズになる。

過敏になってしまった痛覚の認知システムをどうして回復するか。

信じる方法でしか改善しないだろ。

いろんな考えの人がいるのだからいろんな方法がある。

保険で認められるのは生理学に沿ったものだけ。

神経が圧迫を受けて痛みやしびれが生じるという生理学はない。

軟骨が減っている、すべり症がある、こういうことが痛みの原因になるという生理学はない。

痛みの定義にも反する。

ビデオの方法を笑うなかれ、日本でも違う方法でやっている。日本のは金も時間もかかりおまけに危険もある。




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by junk_2004jp | 2015-11-13 00:25 | 症例 | Comments(0)
2015年 03月 15日

半月板損傷?

昨日は北陸新幹線が開業しました。早速、長野から新幹線で患者さんがいらっしゃいました。

60歳代、昨年秋、段を踏み外してより、膝痛。

病院でMRIを撮り、「半月板が破れている」と診断される。

筋力をつけるようにいわれ、運動をしているが、よくならない。

内側広筋、外側広筋、腓腹筋などに強い圧痛があり、TPBをしました。

すぐに痛みは改善しました。筋肉が攣っている、張っているのですから、マッサージをするほうがいいです。

こんなことでいちいちMRIを撮っていたら、かえって治療に悪影響ではないでしょうか。そして慢性痛が蔓延する。

60歳以上の人では痛い人も痛くない人も同じ割合で(60%)半月板損傷があるという発表もあります。

http://www.tvk.ne.jp/~junkamo/new_page_62.htm

今回生じた損傷なのか、以前からあったが無症状だった損傷なのかはわかりません。

損傷の治療と痛みの治療はそれぞれ独立しています。

早めに痛みの治療をすることをおすすめします。痛み(MPS)はいつの場合も慢性化、広範囲化する可能性があります。

同じことは肩の肩板損傷や椎間板損傷にもいえます。

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by junk_2004jp | 2015-03-15 10:09 | 症例 | Comments(0)
2015年 03月 10日

肩板損傷の手術

40歳代男性、力仕事

4ヶ月前、特に誘引なく左肩痛。

MRIで検査を受けたところ、肩板が1cmほど切れている。

「このまま放っておくともっと裂けてしまう。」と説明を受け、金属で止める手術を受けた。

手術は成功したので、近くの病院でリハビリなどをするようにいわれた。

以来、仕事を休んでいるが痛みは改善しない。背中に手を回す動作ができない。

最近、反対側も痛くなってきた。知人の紹介で来院した。

棘下筋に圧痛があったので、局麻を注射した。ただちに痛み軽減し可動域も改善した。

いわゆる、ありふれた50肩だ。

構造の治療と痛みの治療は別問題。

無症候性肩における腱板完全断裂の頻度ー肩関節造影による検討ー

全125肩のうち腱板完全断裂を認めたものは44肩,35.2%であった。各年齢別の腱板断裂の頻度は50歳以下では20肩中O肩。51-55歳では12肩中3肩(25%)。56-60歳では19肩中5肩(26.3%),61-65歳では23肩中9肩(39.1%),66-70歳では20肩中11肩(55%),71-75歳では19肩中9肩(47.4%)。76歳以上では12肩中7肩(58.3%).であった。患側が腱板完全断裂の70肩中,無症候側に腱板完全断裂があるものが42肩(60%),また無症候側に腱板完全断裂のある44肩では,その患側に腱板完全断裂を右するものが42肩(95.5%)であった。


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今回の症例は「慢性的な侵害刺激」つまり日々の労働が原因で肩板損傷が生じ(いつ生じたのかはわからない)MPSが合併していた。

私は長年医者業をしているが、「肩板完全断裂」で大変なことになった人をみたことがない。

「肩板損傷」の代わりに「半月板損傷」「椎間板ヘルニア」を入れてごらんなさい。みんな同じカラクリだ。

患者さんは肩板が裂けるのではないかという恐怖もあり、4ヶ月も労働を休んでいる。

五十肩でMRIやこのような手術は迷惑ではないか。

ダルビッシュやマー君のように、なん億円も稼ぐ肩なら、痛みだけではなくその機能も考えて必要なのかもしれないが。

医者は取得した技術を使ってみたくなるものだ。

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by junk_2004jp | 2015-03-10 02:22 | 症例 | Comments(0)
2014年 09月 22日

昨日のブログを読んで

昨日のブログを読んで
 http://junk2004.exblog.jp/23420594/

加茂先生
あるご婦人のメール見させて頂きました。全ての慢性痛の人が彼女のように出来るとは思いませんがヒントがありますネ。

また成功のポイントは①医師の勧める腰椎固定術を回避出来た事②整形的治療をやめた事③痛みに理解ある医師を見つけた事④有効な薬を活用した事などがありますが何より彼女の行動力と決断力は重要な資質だと思います。

医師に治して貰うではなく自分が治すと云う事を見事に実践して難民にならず無事に岸に辿り着いた事に拍手を送りたいと思います。


全くその通りです。

①医師の勧める腰椎固定術を回避出来た事
②整形的治療をやめた事
③痛みに理解ある医師を見つけた事
④有効な薬を活用した事

何より彼女の行動力と決断力は重要な資質だと思います。


はっきり言えることは、私の手技とかはあまり関係がないということです。

トリガーポイントブロックという言葉が有名になると、便乗商法的な医療機関もでてくることと思います。手技的なことよりも医師の態度、言葉、病態の説明能力などが患者を治癒へと導くキーポイントになることでしょう。

医師は技術を磨くことも大切でしょうが、(気胸にだけ気をつければよい)重要なのは態度、言葉、薬の使い方、説明能力だろうと思います。



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by junk_2004jp | 2014-09-22 19:09 | 症例 | Comments(0)
2014年 09月 21日

痛みで悩んでいる方々は希望と勇気をもらってください

あるご婦人からメールをいただきました。お会いしたことはありませんが、Face Book でお友達になりメールをやり取りしました。

積極的に自分の病気に取り組み治す意気込みがみてとれます。キーポイントは自分にあった医師探しにあるようです。

痛みに理解のある医師をもっとつくることです。


加茂先生

とても嬉しい事がありました。

どうしても「腰痛は脳の勘違い」の著者戸澤洋二さん、にお礼を言いたく、連絡がつきました。

まさかと思いや戸澤氏ご本人から「貴女も大丈夫、自信を持って毎日をお過ごしください。痛みは必ず去って行きますよ!」と言葉をいただきました。それこそ、腰が抜けるほど嬉しかったです。

主治医の精神科医も加茂先生の本を読んでくださり、精神科なりにあの手この手で頑張ってくれてます。それだけでも、本当にラッキーかもしれません。

ペインの方の先生とは相性がよくなく落ち込みもしましたが、週一回通院できてます。車の運転の練習、ちょっとお洒落して化粧をして着替える練習・・・そのついでに行く程度に考えたら精神的にも悪くありません。

トリガーポイント注射だけに頼らず、自己流ストレッチ、日々の散歩は継続できるようになれました。

今は台所に立つ時もシンクにもたれないで料理ができます。まだまだですが、私治るような気がします。治る気持ちがどんどん沸くんです!

すべて加茂先生のおかげです。

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加茂先生

ここ2か月。ありえない回復ぶりですで涙が止まりません。あまりに回復して困るぐらいです(笑)。

一人の時は松葉杖が当たり前だった私が、夫もびっくりしております。二年ぶりに大型スーパーにもいけ、楽しんで買い物も出来るようになれました。間違いなく「痛みは脳の誤作動の治療」ということを再認識しております。

積極的に治療をしてたった2か月です。2か月です、奇跡です。まだまだ侮れませんが、夢のようです。来週は夫の知人がドイツからこちらに来ます。家でホームパーティもできそうです。

諦めていた、フランスにも戻れそうです。お礼のいいようがありません。ただただ嬉しすぎて嬉しすぎて嬉しすぎて・・・・自分でも呆然でする日々が続いています。!

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今日は精神科の通院で 今、帰宅しました。私の劇的な変化に、精神科歴40年近い主治医ですが不思議がってました(笑)。

加茂先生のHPで勉強し戸澤氏の著書を熟読し、「これしかない」と思って確信を持って行動した事が成果を上げたと思います。

寝たきりだったら痛くない方がいいと始めた治療がまさかここまでとは・・・・・信じられません。夢なら覚めないでという感じです。

嬉しくって踊れるぐらいです。(踊れるんですよ!と、あまりはしゃがず、人生は長いですから焦らず確実に治癒したいと思います。

実は3か月前に夫と石川県に治療に行こうと決断したんですが。先生にもお会いしたかったですし。こちらでどうにかなりそうです。(嬉しさ半分、複雑な気持ちもあります 笑)

くどいようですが、MRIで4番5番が真っ黒、しかも変形しており・・・で「固定手術」と断言されたのはなんだったのか、それも、いつか笑い話になる日も近いと思います。

加茂先生から第二の命もらいました。大事にします。ありがとうございます。言葉で言い尽くせないほどです。

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加茂先生

加茂整形外科に行きたくても遠方で行けなく、なんとか地元でならないかと試行錯誤を続けておりました。それが今では明らかに治癒しているという確かな手応えを感じています。

整形では「固定手術しかないと」宣告され、半年前までほぼ寝たきりでした。

今では杖も必要なく一人で外出もでき、痛みを感じる事なく過ごせるようになりました。大げさではなく新しく命をもう一度もらっています。

腰痛、全身の痛み・・・発症する当時を振り返れば、夫の国、フランスで睡眠時間4時間が当たり前で仕事をし、週末は夫や友人達と夜まで外出するという連日こなしていました。

2010年末頃から蕁麻疹や歯痛と続き、体に不調が出始めたように思います。

40代半ばも過ぎ、ちょっと無理しただけと気軽に考えており、仕事も念願の企画が通り、これからもっともっとという矢先でした。

翌年2011年春に歯の治療に日本に戻り、ブリッチを作ることになりました。休息もかねて1か月半もあればフランスに戻れるだろうと思ってましたが、神経治療が進まず4か月以上もかかり、帰りの飛行機をキャンセルすることにもなり、その時から焦りを感じ始めたのを記憶しています。

その後、ブリッチは入ったものの、右奥口内に激痛が走り、顎関節症から来る筋肉痛と口腔外科で診断されました。

当時 日本で解禁されたばかりのトラムセットを処方されただけで、対処療法だけで数ヶ月がすぎ、段々と右脇の下に痛みが走り、腕まで上がらなく、顔面けいれん、字は書けない、痛みで電話での会話も5分と集中出来ない、この頃から右足を引きずり感覚が鈍くなってました。

顎関節症はストレスから来るとも人から言われ精神科(心療内科)に通院を始めたのもこの時期です。

夫も心配して日本にお見舞いに1か月に一度程度来てくれましたが、当時ユーロが大変悪く往復代金も我が家にとっては莫大な金額がになり、フランスと日本の二重の生活費。そうして私の医療費・・・・日常の深刻な問題にただ早く治さなければいけないという焦りと痛みだけの日々が続き・・・・。

2012年夏は一人で日本のマンションで寝たきりになり、わずかな思考があるだけで息するぐらいが精一杯の生活になってしまい、後はまったく動けなくなる状態にまでなり、時には「神様もう許して下さい!」と布団の上に起き上がり、正座も出来ないのに頭を布団に擦りつけたりも(無神論者ですが)。いやはや、人間は極限になると妙な事をするものです。

病院もどこに行っていいかもわからなく、それでも足の痺れはやっぱり整形だろうと、行きましたら。整形的にすることはないと言われ。他に回されましたが、原因はわからず・・・。

右足にまったく力が入らなくなり、右臀部に以上な痛みが出始め、股関節がおかしいのかと思い、股関節専門の整形へ行ってもまったく異常なし。

当時、精神科医ではリリカ、トレドミン、サインバルタ、リフレックス(抗うつ剤)、漢方、ビタミンと色々と処方してくれましたがあまり効果は期待できませんでした。

そうしてMRIのある脊髄の整形に行き、そこでようやく椎間板ヘルニアと診断されました。当時は原因がわかって嬉しくてたまりませんでした。

理学療法(牽引、ホットパック、電気治療)これをこなせば治ると思い込んでました。しかし4ヶ月間ほぼ毎日いってもまったく改善せず、逆に両方の腿まで悪化。5メートルも歩けなくなり、しゃがめない。座れない・・・・。

もう勘弁してと、ヘルニアの手術を得意とする整形外科に行きましたら、治すには「固定手術」しかないと言われ、ショックでした。

MRIの撮り方が前の整形とは違って、あまりにもクリアに撮して下さり、椎間板の4番5番は真っ黒!しかも素人目にも完全に変形しているのがわかり。参りました。しかも手術の予定日まで話が進むという・・・。

偶然に別の疾患も見つかり、入院・手術をする事になり、3週間の入院静養ができたことも頭を冷やす機会となり、そうして退院後は全ての整形に見切りを付けました。

今年6月に精神科医に顔面けいれんが気になると相談したところ、リボトリール(抗てんかん剤)を処方してくれ、その日のうちから力が湧き出ました。

たまたま偶然に取り寄せていた加茂先生の著書「トリガーポイントブロックで腰痛は治る」も届き、読むと慢性痛には目からウロコで、特に抗てんかん剤、抗うつ剤が効くと書いてあり・・・・

膳は急げ。その足で精神科に行き、すぐに抗うつ剤のトレドミンも処方してもらいました。過去に同薬を飲んでいた時期がありましたが、人から「抗うつ剤はよくないから辞めた方がいい」という言葉に振り回されて、途中で辞めてしまっていたのです。これも世間から洗脳された私の思い込みでした。

トレドミンは100mgが慢性痛に効くと聞かされていても、増量まで一ヶ月以上も時間がかかりリボトリールほど効果も感じなくダメかもしれないと落ち込みましたが、なぜか楽になり不思議と腕も上がり、ちょっとした外出もお洒落をして楽に出来るようになりました。

そんな折、加茂先生のHPで紹介されている戸澤洋二氏の「腰痛は脳の勘違い」を読むと、私と似てることもありとても共感し。

また、膳は急げ!と戸澤氏が治療したというペインクリニックで勉強した経緯がある医師を住んでる市で見つけることができ、その日のうちに予約しました。ようやく、悲願のTPB注射を受けれることが出来ました。通院してみると、不思議と効く日と効かない日があるのです。

これも一人で行かない、もしくは一人でも帰りに好きな喫茶店に寄るとか、何か予定をいれて通院すると、バッチリと効く感じになることを発見しました。

治療関係者達からも「楽しい事を考えなさい、痛み以外の楽しい事を」。と言われても正直ピンと来なかったんです。こんなに痛いのに楽しい事なんて思いつく訳がないと思っていましたし・・・。そうではなく、夢中になれる事だったらなんでもいいということも学びました。

私は学生時代になかなか勉強できずにいた近代史や世界大戦の歴史書を夢中で読みあさりました。今でもです(笑)。

3か月前から全ての民間療法治療からも離れました。一日に2件はハシゴするという事までしていました。どこかに行かないと治らないと半ば強迫的に通っていたと思います。

そうして私の場合は治癒に向かってる方、完治した方と国内問わず、連絡を取り合う。それも勇気と自信をもらえる大きなきっかけになり、効果を上げたかもしれません。

最大の鬼門は地下鉄でした。乗り継いだ時に足がもつれた事があり、怖くて乗れませんでしたが、不安対策に好きな音楽を聴きながら乗ってみたりしました。

打倒!不安対策、不安に打ち勝つ。という心構えでは失敗に終わりました。TPB注射の翌日にも関わらず、痛みが出てしまいました・・・。

不安に打ち勝つという気持ちが、すでに「痛みの不安」を意識してるのかもしれません。次は 明一杯お洒落して乗るとなぜか痛みを感じなかったんです。なんとも不思議です。一度、乗れると次も平気になるのです。

主治医の精神科医もたった3ヶ月で、一升の炊飯器を持ち上げ、ダンスが出来るまで回復した私をびっくりしています。主治医に「薬のお陰です」というと、「薬はきっかけに過ぎない」と言ってます。しかも「何かやってるの?」尋ねられ、おかしくてたまりません。

ただ、自分で考えた臀部を緩めるストレッチは癖になるぐらい続けてます。それと海外の繊維筋痛症の方に教えていただいたのですが、顎を引き舌を上顎に付け鏡の前での歩行訓練が良いと教えてもらうと、効いてるのかわかりませんが、姿勢もよくなった感じがし、モデルになった錯覚で、楽しいので毎日続けてます(笑)。

治ってからしよう。完治しないと何も出来ないという気持ちも捨て、なんとか実行できた、できるんだという現実に勇気をもらえました。寝てても痛い、何しても痛かった私が嘘のようです。それこそ夫に3年間仮病を使ってたと言われそうな勢いです。

「痛みの悪循環」があるのならば、間違いなく「逆の循環」のもあるはず。と勝手に信じ込み、確信を持ち先生の著書とHPを熟読し。考えて見たら、加茂先生の著書に書いてある事を自分なりに応用して実行しただけかもしれません。

リリカ150mgは主治医の元、2ヶ月半かけて断薬しましたが、リボトリール、トレドミン、ソラナックス(頓服)、漢方の十全大補湯、五苓散、桂枝茯苓丸はしばらく続けます。

ペインクリニックも週に二回、1ヶ月通いましたが、通院も自主的に、10日-2週間の間隔にすることにしました。それでも痛みがないんです。痛みで出来なかった事を、自分なりにあの手この手で楽しみながら、もっと回復いけそうです。

絶望の崖っぷちに立たされた当事者はもう・・・嬉しいを超えて言葉にも表せない心境なんです。まだ信じられません。

そのうち私に「固定手術をしないと治らない」と言った整形外科医の話も笑い話になるかもしれません。

加茂先生に教えられた「今を大事に 今、今。」と言い聞かせてます。本当にありがとうございます。

***

ついつい長く書きすぎてしまいました。これも元気になった証拠と思います。

加茂先生、事情により加茂整形外科に行けない方でも、良くなるんですね。もっともっと加茂式筋痛克服法が一般に広がらないのか、TPB注射は600円程度です。整形の理学療法一回とほぼ同金額です。

そうして、どうして日本では抗うつ剤や安定剤はよくないと思われるのか不思議です。慢性痛でも整形では大量の座薬を処方をしたり、今はその方が不思議を超えて不気味に思えます。

国民全体を洗脳させたような価値観事態が狂ってるようにも思います。患者個人としてとても悲しいです。もっとちょっとどうにかならないものか、個人的にあーでもこーでもないしてます。
(懲りないです)。

先生、一生現役で元気でご活躍なさって下さい。夫と石川県に観光に行くという、楽しみも増えました。それまでにもっともっとよくなってます!いい週末を!

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by junk_2004jp | 2014-09-21 09:02 | 症例 | Comments(4)
2011年 11月 04日

痛みを克服して2人目を出産;おめでとうございます

2008年の夏に左下肢痛で富山から先生のところに通ったゆうママです。毎日たくさんの患者さんをみておられるので覚えていないと思いますが、先生に感謝の思いを伝えたくて書いています。

今年の5月に2人目を出産しました。

今は左下肢の痛みはほとんどありません、たまに痛いなぁと思っても気になることもなく過ぎ去っていきます。

激痛の毎日だったとき、掲示板にもう2人目は無理かもしれないと書いて、みなさんに励ましてもらいました。

先のことが全く見えなくなっていたころを思うと、今は夢みたいです。

先生の治療のおかげです。本当に本当にありがとうございました。

あんなに痛かったのはなんだったんだろう、でも本当に歩けなかったし、体がくの字に曲がって伸びなかった・・・あれだけひどく痛んでも、これだけ回復できました。

先生、お身体に気を付けてたくさんの人を救ってくださいね。ありがとうの気持ちでいっぱいです。

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by junk_2004jp | 2011-11-04 22:45 | 症例 | Comments(0)
2008年 05月 07日

今日のMPS

b0052170_1841270.jpgAさん(50歳代、男性)は約1ヶ月前より、人を抱えたときより腰痛がひどくなりました。ずっと以前にぎっくり腰をやってより腰の調子はあまりよくありませんでした。

○民病院でMRIを撮りましたがヘルニアなどなく、仙骨ブロックをする以外に治療法がないというようなことをいわれました。

仙骨ブロックをしましたが全く効果がありませんでした。

腰をまっすぐに伸ばせないような状態です。

圧通点に局所麻酔を注射しましたらたちどころに痛みは消えてまっすぐに立てるようになりました。腰腸肋筋のMPSです。注射は1~数回でしょう。

このような症例は99.9%MPSなのです。さっさと治療すべきです。


b0052170_18475718.jpgBさん(70歳代、男性)は4年ほど前より頚部痛、腰痛があります。4ヶ月ほど前より悪化しました。いくつかの病院や治療院を受診しましたがよくなりませんでした。

眠れない、朝早く目が覚める、食欲がない、疲れやすいなどの症状があります。お話を聞いていると4ヶ月前に奥さんが亡くなられて、息子夫婦と同居とのことです。

高齢者のうつとそれに伴うMPSです。抗うつ薬(トレドミン)を投与しトリガーポイントブロック、マッサージなどの治療を3W続け、とてもよくなりました。

高齢者のこのようなうつ状態に伴うMPSって多いのですよ。変形性~症とか脊柱管狭窄症とか「な~んちゃって病名」をつけて無駄な治療が行われていることが少なくないと思います。





b0052170_1921485.jpgC君(中学生)はサッカー部です。2月ごろより右の股関節前面に痛みがあります。通院している接骨院の先生に「腸腰筋に注射を打てる先生」ということで紹介されて来院しました。ありがとうございます^^。

それで図の圧痛点に注射しましたところ、すぐに症状は消えました。太ももを上げる動作が楽になりました。腸腰筋のMPSだったという証拠です。

いつどうして傷めたのかは分かりません。ストレッチのしすぎかもしれません。足首の捻挫を無理して運動したのかもしれません。

マッサージ、軽くストレッチ、注射(TpB)を数回繰り返すといいでしょう。
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by junk_2004jp | 2008-05-07 19:09 | 症例 | Comments(0)
2008年 04月 30日

筋筋膜性疼痛

Aさん(80歳代、女性)は年に数度腰痛で来院されます。

今回は1週間ほど前より腰痛になりました。b0052170_22222589.jpg
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図のような圧痛点がありましたので、TpBをしましたら痛みは消えました。

レントゲンでは12胸椎、1腰椎に圧迫骨折がみられますが、これは古いもので、現在の症状の原因ではないと思います。

またL4/L5にはかなりなすべり症がみられますが、これも痛みの原因ではありません。ところが、これでお尻や下肢に筋痛症があると「すべり症で脊柱管が狭窄されているからだ」と誤診されて手術になるわけです。
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by junk_2004jp | 2008-04-30 22:27 | 症例 | Comments(0)
2008年 04月 13日

鎖骨下筋のMPS

Aさん(20歳代、男性)は数日前より、風邪気味で頚や肩が痛い。右の胸鎖関節のあたりが腫れてきた。
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胸鎖関節の腫脹というと、奈美悦子さんで有名になった「掌蹠膿疱症の胸鎖関節炎」を思い浮かべる。

僧帽筋や鎖骨下筋に圧痛があったので、TpBをした。痛みはすぐに軽減して動きは楽になった。

レントゲンは異常なし。

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以前にも同じようなケースを経験したことがある。このときはTpBの次日の来院時には腫れも痛みもなくなっていた。胸鎖乳突筋にも痛みがあったのでそれに関係しているのかなと思っていた。

今回は鎖骨下筋にあきらかな圧痛があった。こんな筋肉なんてあったんかいなというぐらいの筋肉なのだが、MPSなんだろうと思う。

居酒屋でバイトをしているとおっしゃてた。風邪?ストレス、筋痛症。

掌蹠膿疱症の胸鎖関節炎」これを読んでみると、この状態の本態は鎖骨下筋のMPSではなかろうか。ひょっとして掌蹠膿疱症とそれに伴うMPSなのかもしれない。
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by junk_2004jp | 2008-04-13 01:36 | 症例 | Comments(1)