カテゴリ:ヘルニア脊柱管狭窄症の矛盾( 722 )


2004年 11月 11日

レーザー手術の治癒率80%?

レーザー手術の治癒率80%という先生もいらっしゃいます。

http://www.tvk.ne.jp/~junkamo/new_page_114.htm
http://www.tvk.ne.jp/~junkamo/new_page_153.htm

この差はいったい何なんでしょう。技術の差ではすまないものがあります。技術といってもね~。
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by junk_2004jp | 2004-11-11 20:38 | ヘルニア脊柱管狭窄症の矛盾 | Comments(0)
2004年 11月 11日

3ヶ月のリハビリなどで半数はおさまる?

ヘルニアとわかってもすぐに手術をするわけではなく3ヶ月ほどのリハビリで約半数の人はおさまるとのこと。

なぜおさまるの?おさまるものとおさまらないものの差は?
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by junk_2004jp | 2004-11-11 19:45 | ヘルニア脊柱管狭窄症の矛盾 | Comments(0)
2004年 11月 11日

腰痛の半分がヘルニアが原因?

ほとんどの腰痛は「筋・筋膜痛」だと思います。ヘルニアと腰痛の関係は極めて疑問です。

http://www.tvk.ne.jp/~junkamo/new_page_103.htm
http://www.tvk.ne.jp/~junkamo/new_page_10.htm
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                 健常者の年齢別MRI所見
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by junk_2004jp | 2004-11-11 19:39 | ヘルニア脊柱管狭窄症の矛盾 | Comments(0)
2004年 11月 09日

しびれ

①うつやストレスでしびれがおきることはよく知られています。
また、
②神経がヘルニアなどで圧迫されるとしびれがおきるといわれることがあります

同じしびれが異なったメカニズムによって起きるということは解せません。

末梢(指など)でおきた生理的変化を知覚神経の先端に付いているセンサーがキャッチして、電気的信号として知覚神経を上行し脳に伝えられます。脳は即座にその電気信号を読み解き、センサーの部位がしびれていると認知するわけです。うつやストレスで起きるしびれはこのように理解されます。生理学に忠実な説明です。

一方、神経の圧迫によってしびれがおきるという説は、末梢(指など)には生理的変化は起きていないわけです。ところが神経が圧迫を受けると、脳が圧迫を受けた神経の末梢(指など)がしびれていると誤認してしまうということになります。このような説に生理学的根拠はあるのでしょうか?

また第7頚神経(C6/7)が神経根で圧迫されている場合、そのデルマトーム全体にしびれがなく指のところだけに限局してしびれがあるということが多いのですがなぜなのでしょうか?

②は教科書的な本にも記載されていますし一見なるほどと思います。私もそう思っていました。

①はそんなことってあるのかな?と思いますね。ところが実は逆なのです。①は生理学的にスジが通っているのに対して②はスジが通っていません。

①と②を鑑別するのにデルマトームに一致しているかが問題にされます。しかしこれもあてになりません。交感神経(運動、知覚神経に伴走)の緊張が原因ですからあたかもデルマトームに一致しているようになるのだと思います。

とにかく②を主張するのならまず①を否定しなければなりませんね。
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by junk_2004jp | 2004-11-09 12:46 | ヘルニア脊柱管狭窄症の矛盾 | Comments(0)
2004年 05月 30日

ヘルニアの従来の説明

神経根炎

これだと、下肢の痛みは放散痛、関連痛ということになる。このような幻の痛みは脳がそこに痛みを認知しているだけで圧痛点は生じない。実際に生じている圧痛点をどう説明するのか?

神経根炎を信じるなら安静にすべきである。動くことによって炎症が強くなる可能性は容易に想像できる。ストレッチを勧めることと矛盾する。

神経根炎だとすると硬膜外腔にステロイドを注入すると効果が期待できるのだが、期待するほど効果がない。

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by junk_2004jp | 2004-05-30 19:52 | ヘルニア脊柱管狭窄症の矛盾
2004年 05月 12日

痛みの専門誌・ペインクリニックの謎

これは「痛みの専門誌・ペインクリニック」という月刊誌です。私の診察室の本棚には5年半分があります。写真のように毎月「特集」が組まれています。なぜか椎間板ヘルニアや坐骨神経痛の特集はありません。

多くの人がその病名を付けられて悩んでいる「椎間板ヘルニア」の特集が5年半もないのです。なぜだと思いますか。
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by junk_2004jp | 2004-05-12 09:20 | ヘルニア脊柱管狭窄症の矛盾
2004年 03月 02日

ヘルニアの矛盾

ヘルニアの手術をしてよくならなかったとき(症状が残ったとき)しばしば言われる言い訳は「癒着がひどかった」というのがあるが、これは本当か?癒着というのは時間がたつほどひどくなるとすれば、早く手術を勧めるべきだが。

疼痛性側彎は腰のときはしばしばヘルニアとの関係をいわれるが、頚のヘルニアのときは言われない。なぜか?

手術してすぐによくなったということをしばしば聞くが、神経が圧迫されていたためならすぐによくなるというのも不思議な話だ。

全身麻酔で手術した場合、1時間ほど深い眠りで、ミオブロックやサクシンなどの筋弛緩剤を使用することが多いと思うが、それらの効果を無視して手術の効果を判断するのはいかがなものか。というのは硬膜外ブロック(持続性)でよくなる症例もあるが、これも言ってみれば麻酔効果によるものだから。

私が医師になったころ、「坐骨神経伸展術」「変形徒手矯正術」「腰牽引」というものがあった。「腰牽引」はいまでも定番の治療法になっているが。「坐骨神経伸展術」は足首にロープを付けて滑車を利用して手で引っ張って下肢を上げる(ラセーグテストの動作)。変形徒手矯正術は整体のようなことで、曲がった腰をもんだりひっぱったり押したりして真っ直ぐにすることである。いずれもそれなりの効果があったのだろうがいつのまにかなくなってしまった。神経圧迫除去というよりかmyalgiaのストレッチの効果があったのだろう。

神経圧迫のヘルニアが原因で身体障害者になったという話は聞いたことがない。
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by junk_2004jp | 2004-03-02 03:10 | ヘルニア脊柱管狭窄症の矛盾
2004年 03月 01日

ヘルニアと慢性疼痛

>この事実が生理学的・病理学的に説明できないのは、治療法が間違っているのではなく、生理学や病理学の世界ではまだまだ、この現象を説明できるほど研究が進んでいないと考えるべきでしょう。

これは整形外科医らしき人のご意見です。つまり、「ヘルニアで神経を圧迫して痛い」は理論的に説明困難なわけです。手術した、治った、理論は今は分からないが今に分かるだろうということでしょうか?一方、生理学者は、

http://www2.aichi-med-u.ac.jp/pain/decade.html

 欧米諸国に比肩する先進医療を誇ると言われる日本ですが、「痛み」については遙かにレベルが低いと言わざるを得ません。

「痛み」のコントロールが得られずにドクターショッピングをしている慢性痛患者の実態が明らかにされ、医師の再教育の必要性など社会問題としての「慢性痛」が示唆されています。

ここは行政が先頭にたって、慢性痛の解明のために事を起こすべきでしょう。

*********

全身麻酔の筋弛緩薬

ミオブロック、サクシン、は神経筋接合部に作用します。ひょっとして筋硬結、トリガーポイントもとれてしまうかもしれない。(想像です。)
手術をしてしばらくは効果みられるが1年もたつと同じ。

http://www.tvk.ne.jp/~junkamo/new_page_233.htm

********

慢性痛と筋筋膜痛(myalgia)の関係は一般によく言われていることです。慢性痛も最初から慢性痛であったわけではなく、最初は急性のmyalgiaだったわけです。

http://www.tvk.ne.jp/~junkamo/new_page_27.htm 
http://www.tvk.ne.jp/~junkamo/new_page_34.htm
http://www.tvk.ne.jp/~junkamo/new_page_195.htm
http://www.tvk.ne.jp/~junkamo/new_page_197.htm

********

先日、臨床整形外科医会のMLでヘルニアの坐骨神経痛でシップを下肢に貼る意味についてちょっとした議論が行われていました。皆さん「神経根性痛」という概念があって迷っているんです。だれかが私のHPの次の論文を紹介していました。
http://www.tvk.ne.jp/~junkamo/new_page_158.htm

結局はmyalgiaなのです。だから保険でシップが通るのです。消炎鎮痛剤が効くのです。それと違い、帯状疱疹後の神経痛はneuralgiaです。ヘルニアと下肢に起きるmyalgiaの関係はどうなのでしょうか?
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by junk_2004jp | 2004-03-01 18:53 | ヘルニア脊柱管狭窄症の矛盾
2004年 02月 15日

ヘルニアの不思議

疼痛性側彎

ヘルニアがあると神経根がそれを避けるように体が曲がるという説は教科書的な本によくかかれています。では頚のヘルニアのときはそのようなことが書かれているでしょうか?私は見たことがありません。頚がまがっているのは痙性斜頚といいます。これをみてヘルニアを疑うことはありません。継続する筋肉の攣縮、筋痛のためです。心療内科的な疾患の場合があります(夏樹静子著:心療内科を訪ねて)。なぜ同じヘルニアでも腰と頚ではこうも違うのでしょうか。頚だってヘルニアを避けるように曲がってもいいのではないでしょうか。私は腰の場合の曲がりも頚と同じことだろうと思っています。

いわゆる坐骨神経痛でも曲がっていない人もいます。

私のような治療をしなければ治らないなんていっているのではありません。継続する筋肉の攣縮、筋痛がおさまれば治ります。そこへの道のりはいろいろあるでしょう。

私は4箇所もヘルニアがあると言われて、手術をしたが疼痛性側彎がとれなかった人の治療をしたことがあります。

大規模な疫学的調査

日本ではこれが出来る環境にありません。ヘルニアに関してはもっと必要でしょう。私が勤務医だったころは造影剤を使用しての検査でしたから、それほどルーチンにしたわけではありません。かなり重度の症例についてのみでした。それでもヘルニアが見つからないもの、反対側にあるものがかなりありました。造影剤の検査をしたら治ってしまうのもしばしばありました。剥離されるのかなと先輩医は話していました。

佐々木投手の肘の手術

尺骨神経が投球のたびに尺骨神経溝から脱臼し、神経がこすられることにより尺骨神経障害になり次第に手の骨間筋の萎縮をきたし指に力が入らなくなる。溝を深く掘り神経が脱臼しないようにすることにより復活した。・・・これは今日の勉強会で聞いた話です。ヘルニアの場合とえらいちがいだ。

月刊誌「ペインクリニック」

ここ5年間ほどの内容は膝、肩などの特集はあるが「椎間板ヘルニア」「坐骨神経痛」の特集がない。なんでかな?

整形外科専門医

資格維持のための研修会に私は150回ほど出席しているが(15年間)ヘルニアの話はたぶん1回だけ(レーザー手術について)。なんでかな?偶然かもしれない。でも少ないのは事実です。ヘルニア、このありふれた病気?でも医師たちはヘルニアの話題を避けたいのでしょう。矛盾だらけでよく分からないから。
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by junk_2004jp | 2004-02-15 13:14 | ヘルニア脊柱管狭窄症の矛盾 | Comments(0)
2004年 02月 11日

ヘルニアが見つからなくて手術を中断しても

ヘルニアが見つからなくて手術を中断したケースでは、37~43%の改善率を示したそうです。

Spangfort EV,The Lumbar Disc Herniation. A computer-Aided Analysis of 2,504
Operations,Acta Orthop Scand Suppl,142,p1-95,1972.

1972年ですからかなり以前のものです。このころはMRIがなかったのでこのようなことが多かったのでしょう。それでもかなり治ってますよね。ヘルニアが無かったという安心感なのでしょうか。

私が医師になったころのことですが、手術簿の病名のところに「黄靭帯肥厚症」というのが時々ありましたので、先輩医師に聞いたところ、「ヘルニアが無かった時の病名」といわれました。ミョウなことをいつまでも覚えているものです。何か病名を付けとかなければ格好がつかないわけです。でも大学病院のプロフェッサーに手術してもらえばその頃の人はかなり治ってたのかもしれないな~。世間全体が素朴で情報がなかったからね。今の医師にはカリスマ性も信頼感もどんどん薄れてきている(無い)から痛みに対する治癒率もどんどんさがっていくことでしょう。
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by junk_2004jp | 2004-02-11 22:21 | ヘルニア脊柱管狭窄症の矛盾 | Comments(3)