心療整形外科

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カテゴリ:ヘルニア脊柱管狭窄症の矛盾( 737 )


2005年 01月 03日

ある掲示板より

MRIを撮りヘルニアだと言われました。今は「左のお尻」と「左足」「左足の小指、くすりゆび」がしびれています・・・・・ヘルニアと診断されてもすぐに手術とは先生は言いませんが、このしびれから解放されるのであれば手術を受けたいと思いますがやはり後遺症があり手術をしたからといって、すぐによくなると言う訳ではないようですね・・・・・みなさんどうお考えですか?手術は受けない方がいいでしょうか?

返事ありがとうございます。手術はやっぱり怖くなってきたのです。失敗例があると今日聞いてしまったので・・・・今、飲み薬とシップと座薬、コルセットしてます。私にはいつも通っている接骨院があるのですがそこで整体をしてもらえば、いままでにもすぐに立てたりしたんです。でもヘルニアと年末に分かって整体は少しハードなのではないかと思ったりします。ねじったり腰をポキポキしたり・・・・・・ヘルニアにはそんな事してよいのですか?不安です。でも年末最後の診察日に整体をしてもらったら右のお尻のシビレが取れたのです!!今は左のお尻がしびれていますが・・・・もう発病してから1週間。へこんでしまいます・・・・・



myalgia(筋痛症)なのです。整体をしても治ることでしょう。痛いからゆがむのです。ゆがんでいるから痛いのではありません。

しかし、ヘルニアと知った瞬間から治りにくくなってしまいます。恐怖、不安がつきまとい動作恐怖が生じます。

痛みやしびれの本態はmyalgiaです。交感神経の緊張と関係しています。トリガーポイントブロックでも、鍼でも、温泉療養でも治癒することもあります。

治らなくなる方法はヘルニアが原因と信じ込んでいる医師に診てもらうことだと思います。
MRIが普及し、医師が考え方を変えないかぎり治らない人が増えることでしょう。皮肉なことに最新ハイテク医療機器が治癒のさまたげになっているのです。(これはレントゲンにもいえます)

③あなたが診ようが診まいが、ほとんどの外来患者の病気は治癒するものである。病人が治るのを邪魔しないのが良い医師である。

治癒例の研究をすればいいのです。MRIでヘルニアと診断されて治癒した人を100人ほどインターネットで募集して、面接し、どのような方法を取ったか調べるのです。そしてできればもう一度MRIを撮ってみる。

おそらくいろいろなケースがあることと思います。そこからどう考えるのが最も理屈に合っているかを考えるのです。
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by junk_2004jp | 2005-01-03 09:35 | ヘルニア脊柱管狭窄症の矛盾 | Comments(0)
2004年 12月 27日

人体の不思議

人体のメカニズムは不思議ですよ!
ヘルニアと痛みの関係もいったいどうなっているのか、合理的に説明できないことばかりです。

「ヘルニアのせいといわれているいわゆる坐骨神経痛」は安静にしているよりも活動的にしているほうがよいといわれています。

http://www.tvk.ne.jp/~junkamo/new_page_82.htm
http://www.tvk.ne.jp/~junkamo/new_page_30.htm
従来の常識は通じなくなってきているのです。安心と活動的を指示することによって簡単によくなってしまうこともあるのです。

http://www.tvk.ne.jp/~junkamo/new_page_346.htm

ヘルニアがあっても無症状の人はたくさんいますし、このように簡単に治ってしまうこともしばしばありますから、ヘルニアと痛みの間には直接的な関係はないことは明らかです。生理学でも神経を圧迫しても痛みは起きないとされています。

一方、ヘルニアの高位と痛みの部位のデルマトームはかなりの確率で一致するので何らかの関係があるのではないかという根強い考え方があります。しかしどのような因果関係があるのか明確な回答はないようです。

医学は複雑系です。中でも痛みはとても複雑系です。他の医師がすべてを明らかに答えられないのと同様、私もすべてを明らかにできるはずがありません。

理論的なことは、医学者に期待しなければなりませんが、臨床医としての経験からどう考えて治療したら早く治るかは見えてくるものがあります。
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by junk_2004jp | 2004-12-27 15:24 | ヘルニア脊柱管狭窄症の矛盾 | Comments(2)
2004年 12月 23日

神経学的検査

神経の麻痺症状が疑われるとき神経学的検査が行われます。

筋力テスト
筋電図:筋力が低下している時、筋原性なのか神経原性なのかの鑑別
腱反射、病的反射、深部反射:障害部位の判断に役立ちます。(中枢性、末梢性)
知覚テスト

筋骨格系の神経学的徴候:運動麻痺(弛緩性、痙性麻痺)、知覚麻痺(異常、鈍麻、脱失)、痛みや、いわゆるしびれ感は神経学的徴候に含まれません。

ところで、ヘルニアで坐骨神経麻痺になったということを聞いたことがありますか?私はないのです。患者さんは腰や下肢に痛みを訴えていますが、麻痺症状はみられません。筋力低下がみられることがありますが痛みのためです。

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①この図はヘルニアといわれている人の下腿によく見られる圧痛点です。圧迫するとズーンを足先までひびくとおっしゃることもあります(トリガーポイント)=関連痛。遠位部にしびれを訴えることもあります。(根症状といわれることがあります。)




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②この図は緊張型頭痛のときにみられる圧痛点です。両側のこともあります。C3の神経根由来の痛みなんて表現することはないですね。C3のヘルニアとの因果関係はどうなんでしょうか。


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③この図は50肩のよくある前面の圧痛点です。なぜこのような圧痛点が突如現れるのでしょうか?Cの何番を通って脳に伝わっているのでしょうか、考えたこともありません。①の時は医者は考えるのです、Lの何番由来かって。でもこの場合は考えないのです、同じ圧痛点なのに。





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④この図は膝痛のときよくみられる圧痛点です。(肩胛骨部は肩こりの圧痛点です)圧痛点はポリモーダル受容器が痛み刺激を受信して痛覚過敏状態になっているのだと考えています。筋硬結を触知することもあります。






これらの圧痛点は生理学的には同じメカニズムで生じているものと考えています。その証拠にいずれも圧痛点を少量の局所麻酔でブロックするとすぐに症状の改善がみられます。

http://www.tvk.ne.jp/~junkamo/new_page_300.htm

MPSが臨床医に認められない最大の理由は、MPSが画像診断、病理検査、血液検査など現代医学的診断で重要視されている客観的な所見として捕らえられないためであると考えられる。現在わが国の医学部の講座でこのMPSについて研究、教育しているところはほとんどない。MPSについて教育を受けていない医学部生は、卒業後もその存在を知ることなく診療を行うため、現実には多数存在しているMPSの患者たちを前にしながら、正しい診断、治療が行えないのである。

臨床医がMPSに無関心であることによってもたらされる弊害として重要なことは、TPがもたらす疼痛に対して他の疾患の診断が下されることである。診断が異なると治療も変わってくる。膝の痛みが軟骨の磨耗であるとなれば、最終的には人工関節置換術のような手術療法が行われ、二度と正座ができなくなるし、耐用年数を超えれば再手術が必要になる。腰下肢痛が神経根の炎症であるとなれば、治療には神経根ブロックが繰り返し行われるか、手術療法が行われる。しかし、このような侵襲の大きい治療が行われる一方で、疼痛の改善という目的は達成されない。MPSを正しく診断することができれば、鍼療法(TPA)とストレッチという侵襲のほとんどない方法で的確に疼痛を改善できるのである。



私はヘルニアといわれている人の診察で、圧痛点はしっかり調べますが、神経学的検査をしません。それは、問題は痛みなのであって神経の麻痺症状ではないからです。坐骨神経麻痺の人はいないからです。もちろん神経学的検査をしても悪くはありません。しかしそれは念のためです。

手術をしてもしなくても5年後の成績は同じ

私のような治療でも6日間の入院でほぼ治ってしまうこともあります。

サーノ博士の「ヒーリング・バックペイン」を読んだだけで治ってしまう例もたくさんあります。

また民間療法も続いています。それは治る人がいるからです。

ヘルニアと下肢痛の因果関係はいまだ不明です。「緊張型下肢痛」というような病名で十分です。

いつからか、なぜか、神経症状と勘違いされ、ハイテク検査を受け、医師の独自の考えを押しつけられ、不安のためますます痛みが治りにくくなっているのではないでしょうか。
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by junk_2004jp | 2004-12-23 19:28 | ヘルニア脊柱管狭窄症の矛盾 | Comments(0)
2004年 12月 22日

ある先生からのご質問

加茂先生

はじめまして。**の**病院に勤務するAと申します。突然のメールをお許しください。先生のホームページを拝見しました。非常にすばらしい内容でありいろいろと考えさせられました。

私はX年目の医者ですが、・・・・・・・・・・・・・今働いている病院は年間手術件数が整形だけで?00件ある比較的大きい病院で、・・・・・・・・・・のもとで手術や検査に明け暮れる毎日です。・・・・・・・・・・・・・・手術に偏った治療方針にいささか疑問を感じておりました。

ホームページを見ていていくつか疑問におもったことがありましたので、お聞きしてもよろしいでしょうか?腰痛に関してはまさに先生のおっしゃる通りで従来のアプローチでは解決できないと思うのですが、神経根症に関してはいかがでしょうか?

当院には腰下肢痛や頚髄症などの患者さんがたくさん紹介されてきますが、丁寧に問診と神経学的所見を取って右のL4神経根症だな、などと診断を付けてから検査を行うと7割くらいの患者さんで予想通りの画像所見が得られます。無症候性の椎間板膨隆は確かにおおいですが、椎間の高位と左右を考えるとやはり偶然神経症状と画像所見が一致したとは考えにくく、物理的圧迫が痛みの発症になんらかの関与をしていると考えるのが適当ではないかと思いました。

しかし、画像上異常がなくても神経根症を呈する人はいますし、手術で圧迫を除いてもよくならない人も確かにいますので、先生のホームページを読んだ上で考えると圧迫は痛みの原因そのものではないが、圧迫があるとたとえば血流の障害などで痛みを起こす確率が増えるのではないのかと考えましたがいかがでしょうか?

それからもう一つ、加茂先生の様なアプローチで患者さんの治療にあたるにはまず、何から勉強したらいいでしょうか?もし、お返事など頂ければ幸いです。

****病院整形外科  A


A先生が疑問に思われるのはごもっともなことです。私も神経根症状はずっと信じていました。後縦靱帯骨化症などによる脊髄症状はたしかに存在しますが根症状とはいったい何なのかということです。

根症状とは痛みなのか神経脱落症状なのか?神経脱落症状と判断したならば速やかに圧迫をとり除くべきでしょう。筋電図の検査は欠かせないと思います。しかし、絞扼性神経障害としてヘルニアをあつかっている学者はいないのではないかと思います。

実際、私はヘルニアで身体障害者になった人を見たり聞いたりしたことがありません。私は一般的にヘルニアと言われているものは神経脱落症状ではないと思っています。(もちろん極めて希に神経脱落症状を呈するヘルニアがあるかもしれませんが・・・何事も絶対という表現はできません)

患者さんには、圧痛点が下肢にも臀部にも腰にも多数存在します。「坐骨神経に沿って圧痛点がみられる」というように記載されています。これもおかしいと思いませんか。障害を受けた神経の走行に圧痛点があるというような生理学的な根拠は聞きません。

「この痛みは根由来」という表現もしますが、50肩の肩周囲~上腕にみられる圧痛点とどう違うというのでしょうか?医者がかってに空想してるだけではないでしょうか。もし根由来の痛み(関連痛)ならば、下肢に湿布を貼ったり、低周波をかけたりしても効きませんが、実際にはそのような治療が行われ、ある程度の効果があると思います。関連痛に圧痛点があるのも不思議ではないでしょうか。

A先生の経験では7割ぐらいが神経学的検査とヘルニアの高位が一致するとのこと、またヘルニアがないのに根症状?を呈する人がいるとのことです。一致するのは説明しやすいでしょうが、一致しないものはどう説明すればよいでしょうか。一致してもしなくても同じように説明できれば医者としては気楽ですね。

患者さんの愁訴は痛みなので、神経脱落症状ではありません。神経学的検査がどういう意味をもつのでしょうか。たとえば50肩の患者さんに神経学的検査をする意味は?ということです。

圧迫による神経の阻血が痛みをつくるという説も生理学的にも理解できません。この説は脊柱管狭窄症のときによく使われます。痛みは末梢から中枢へ伝わります。末梢になにごともないのに痛みが起こるとはどう考えたらいいのでしょうか。

近年、「慢性疼痛」という概念が精神医学会やペインクリニックのほうから盛んに言われるようになりました。その治療は社会・心理学的アプローチというのが一般的なことになっています。それとの整合性をどう図るのかということも考えてみてください。

ヘルニアと痛みのかかわりに疑問を持たない整形外科医はいないでしょう。整形外科でヘルニアと診断されて民間療法へ流れる患者さんもかなりいることと思われます。民間療法のポイントも研究されたらいいでしょう。

私は、痛みの本態はmyalgia(筋痛症)だと思っています。だから、何をしていても麻痺を残さずいずれ治ってしまうのです。だから民間療法が手を出せるのです。整形外科医はヘルニアにこだわるが民間治療家はヘルニアにこだわらない、だから結果的に民間治療家のほうがうまく行くケースもあろうかと思います。

根症状といわれている下肢痛も関連痛(放散痛)ではなくてそこに実在するmyalgiaだと確信しています。

myalriaとヘルニアの因果関係は学問的には興味がありますが、臨床的には興味がありません。つまり構造と痛みの関係は痛みの生理学では証明されていません。

硬膜外ブロック(仙骨ブロック)、神経根ブロックは局所麻酔を利用して、痛みをリセットさせようとする治療ですね。これも考えてみれば、痛みの原因が機能的なことだから効果が期待できるのです。全身麻酔、筋弛緩剤でもかなりの割合でリセットされると思いませんか。

ラセーグテストも神経根が牽引されて放散痛がおきるなんてインチキくさいですね。痛みの生理学では×でしょう。50肩の腕を挙げると痛いのとどう違うというのでしょうか。このようにインチキくさいこともだれも疑問にしませんね。

疑問はいっぱいあります。患者さんを心身から診ることによって分かってくることがあると思います。

神経根症といわれている症状の本態はmyalgiaだと思っています。麻痺症状は私は診ていません。myalgiaでなければいったい何なんでしょうか。その部の圧痛と腰部の圧痛はどう違うのでしょうか。ヘルニアの高位とmyalgiaの部位が高率に一致するとすればその理由は何なのでしょうか。私にはわかりません。
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by junk_2004jp | 2004-12-22 12:39 | ヘルニア脊柱管狭窄症の矛盾 | Comments(0)
2004年 12月 18日

癒す心、治る力

癒す心、治る力
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もう8年前でしょうか、12月の今頃、ゴルフの同好会の忘年会のために金沢へいきました。早く着きすぎましたので本屋へ入ってこの本を偶然に立ち読みしました。職業がら、腰痛のことが書いてあるか目次のところに目をやり、サーッと読みました。そしてすぐにこの本を買うことにしました。

整形外科の教科書的な本はもう十分でした。それをどれだけ勉強しても痛みに関しては何も得るところがないのです。構造的な変性が原因でいろいろな症状がおきてくるというのが基本ですから。それを患者さんに説明してもしかたのないことなのです。よくなるどころかレッテルを貼られるわけですから、痛みが慢性化してしまうこともあります。

それで何か利用できる方法(考え方)がないものかと思い、時々、本屋へ入ると「健康コーナー」へ行き立ち読みをしたものです。そのころはまだパソコンがなかったものですから。

整形外科医が書いた本からは新しい知識は得られませんでした。また本当かいなと思われるようなトンデモ健康本もしばしば見られました。

しかし、この本の腰痛に関する部分は、十分に納得できるものでした。痛みを構造と切り離して考えるべきなのです。

ヘルニアで医者が手術をすすめても応じない人がいつのまにか治ってしまうのもみました。また手術をしてもよくならない人や、再発する人をみました。このような疑問に対してこの本は考え方を変えるきっかけを与えてくれました。
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by junk_2004jp | 2004-12-18 17:52 | ヘルニア脊柱管狭窄症の矛盾 | Comments(0)
2004年 12月 16日

船越英一郎さん

23日に緊急入院した俳優船越英一郎(44)の病名が腰部椎間板(ついかんばん)ヘルニアだったことが29日、分かった。この日船越が事務所を通じてマスコミに病状を報告。軽いストレッチ運動を1時間した後、入浴中にくしゃみをしたところ、腰に激痛がはしったという。体が全く動かなくなり、妻の松居一代(47)とマネジャーによって病院に運ばれた。船越は「現在撮影中のドラマの共演者、スタッフの皆さまに心配をおかけし、心からおわびします」とコメントした。退院時期は未定。(gooニュース) 

椎間板(ついかんばん)ヘルニアのため、先月23日に都内の自宅で倒れ、緊急入院していた俳優、船越英一郎(44)が16日午前、退院した。船越は以前から腰痛の持病があったが、自宅で入浴中にくしゃみをした際、激痛を訴え、緊急入院した。30日には妻で女優の松居一代(47)が会見し、病状と過労が原因などと説明した。関係者によると、船越は一時は激痛で夜も眠れないほどだったが、手術はしないまま治療を続け、歩けるまでに回復したという。船越は16日夕、所属事務所のホリプロ本社で会見し、病状と仕事復帰などについて話す。(exciteニュース)


23日間の入院でした。まずは退院おめでとうございます。この病状をヘルニアで説明できるものであろうか。

奥様の松居一代さんは「過労が原因」と言っていますので分かっていらっしゃるのではないかな?

myalgia(筋痛症)だと思います。
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by junk_2004jp | 2004-12-16 21:28 | ヘルニア脊柱管狭窄症の矛盾 | Comments(0)
2004年 12月 11日

慢性疼痛の認知行動療法

ペインマネジメントセンター インタビュー2日目

慢性疼痛への心理・社会的アプローチ

「ヘルニアの痛みだから慢性疼痛ではない。」「軟骨が減っている痛みだから慢性疼痛ではない。」と思う人がいるかもしれませんが、そうではありません。

いずれもそのような生理学的に根拠のない「知識の間違い」を改めていくことです。

表3現病歴この症例にしても急性痛のときに適切な対応をしていればこのような経過をとらなかったかもしれません。ま~結果論ですが・・・。

このようなケースはしばしば耳にしますが、整形外科医はどのように考えるのでしょうか?従来の整形外科的な構造の破綻が痛みの原因だとする考え方は慢性痛をつくる原因のひとつになっているのではないでしょうか。

急性痛も慢性痛も連続しているものですから、基本的な対応は同じです。急性痛は消炎鎮痛剤やブロックがより効果的です。

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12月8日の症例

本日2回目の受診、寝返り、痛くなくなる。前屈みで物をとるのが楽になる。全体として50%の痛み軽減する。

投薬はモーラステープのみです。2年越の腰痛が簡単な検査と治療でよくなることもあります。圧痛点をブロックすることによって痛くない状態にし、思い込みを修正し、自信を持たせればよいのです。

こういうのを心因性とはいいません。ほとんどの痛みはストレス状況のもとに、ちょっとしたこと(洗面所で、靴下をはこうとして)で生じます。侵害受容性疼痛の筋筋膜痛です。

科学的根拠のない構造的異常を痛みの原因と説明して、いろいろな動作を制限するように指導することによって痛みが慢性化する可能性は高くなるものと推測します。
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by junk_2004jp | 2004-12-11 12:55 | ヘルニア脊柱管狭窄症の矛盾 | Comments(2)
2004年 12月 06日

ある掲示板より

私もその支部に通っています。週2~3回で1ヶ月だから10回くらい行ったでしょうか?私の場合は骨盤のゆがみが10年以上たった、慢性化したものだっていわれました。だからか・・・状態は変わってきたような気もするんですが、まだまだ不安です。ただ、痛みに対する対処法をていねいに教えてもらってます。

今年52歳になりました。年もあるのでしょうが、まだまだ動かなければいけないので、完治をめざして通っています。一応30分ごとの予約ですが、1時間近く巻き方などを指導してくれます。私の意見ですが、民間療法のいいところは先生がやさしいことですね。で、否定的なことをいわない。

前にいった整形外科では、あんまり調べもしないで、「はい、ヘルニア。年だから切らないと治らないね。」って言われました。おそるおそるブロック注射・・・とか切り出すと、「あれは根本療法じゃないからダメだよ。」って相手にもしてくれなかった・・。それで、この掲示板で○さんたちのやりとりを読んで今の所へ行きだしたのです。私の場合は時間がかかるかもしれないけど、「大丈夫、必ず治る」って言われると勇気がでますよね。がんばりましょう。


ある掲示板からです。この方は治るかもしれません。民間療法が続いているのは治る人がいるからです。

痛みの原因が民間療法の先生は「骨盤のゆがみ」、整形外科の先生は「ヘルニア」、どちらも病態生理に関する事実無根の概念で、独自の思いこみをのべているわけですが(私はそう思っています)、何となくもとにもどりそうな「骨盤のゆがみ」のほうが、この人にとって受け入れやすいのでしょうか。

それから痛みの治療には、「大丈夫、必ず治る」 この言葉がだいじなポイントです。さすがに民間療法の先生はツボを押さえていますね。

結果的に治っても痛みの真実を知らないわけです。

この患者さんにとってよかったのは、医者が無愛想だったことで、すぐにその医者から離れられた点です。もし医者が熱心で愛想がよかったら、手術にまでいったかもしれません。それで治るかもしれませんが・・。治らないかもしれません・・・。
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by junk_2004jp | 2004-12-06 21:28 | ヘルニア脊柱管狭窄症の矛盾 | Comments(4)
2004年 11月 30日

船越栄一郎さんのヘルニア

今日の朝のテレビで知りました。もともと時々腰痛があったそうですが、出勤前にストレッチ体操をした後、急に腰痛をきたし身動きが出来なくなり入院されたそうです。入院後1W、まだ強い痛みと闘っているそうです。

船越さんは2時間ドラマの帝王と言われていて超過密なスケジュールをこなしていたということでした。その日は新しいドラマの撮影の初日だったそうです。

コメンテーターや病気の解説の医師は「ヘルニアが神経を押さえるので激痛が起きる」という昔ながらの説をいっていました。

生理学では正常な神経根を圧迫しても痛みは起きません。これ常識です。

アナウンサーの方は「私もなりましたが、病院へ行かずに治しました。あの激痛はなったものにしかわかりません。」(入院しないで治したという意味かもしれません?)といっていました。

痛みの本体はmyalgia(筋痛症)ですから早かれ遅かれ、麻痺を起こすことなく治ることでしょう。

myalgiaをneuralgiaのごとく説明することから矛盾が生じると思います。
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by junk_2004jp | 2004-11-30 23:58 | ヘルニア脊柱管狭窄症の矛盾 | Comments(0)
2004年 11月 26日

あたりまえ感の見直し

圧痛点が痛みの起きている場所です。あたりまえのことなのに、根性痛とか、根由来の関連痛とか、仙腸関節由来の疼痛とか、椎間板性疼痛とか空想上のことを考え出すから迷路にはまり、結局は説明に矛盾を来すのです。

最新の疼痛治療戦略
これはH16年5月第77回日本整形外科学会学術集会LUNCHEON LECTURE(昼弁当を食べながら受けるレクチャー)のもので、東京大学大学院医学系研究科 生体管理医学講座麻酔学教授 花岡一雄先生の講演です。

神経根やヘルニアやその他の構造上の破綻の話題は出てきません。最新の疼痛治療戦略にはそのようなファクターは含まれていないわけです。これはもっともなことで、痛みとそれらの関係はないということです。

交感神経ブロックや硬膜外ブロックなどでインパルスの入力を抑制する、上位中枢へのルートを切断する、痛みの認知を抑制するといったことが必要となる

神経ブロックの意味はこういうことです。痛みの悪循環を遮断することによって痛みを終息させようとするのです。

トリガーポイントブロックしらみつぶしゲリラ一掃作戦、簡単、痛くない。発痛物質の物理的な洗い流しも期待できる。
神経根ブロック一ヶ所集中待ち伏せ作戦、ABCDE点で起きた痛みが全部その神経根を通るとはかぎらないので確率わるい。透視をしながら行う。ブロック治療に痛みや恐怖感を伴うことが多いと聞く。発痛物質の荒い流しは期待できない。私はなぜわざわざするのかわからない。
硬膜外ブロック広範囲待ち伏せ作戦、広範囲に神経根に薬液がいきわたるのでその量やブロックする時の体位が影響か。発痛物質の荒い流しは期待できない。

医師は神経根に原因があると思っているので神経根ブロックや硬膜外ブロックを行うことが多いが期待するほど効果があがっていないようだ。わざわざ、痛みの通るであろう神経根に待ち伏せして攻撃しなくてもよさそうなものに。
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by junk_2004jp | 2004-11-26 17:20 | ヘルニア脊柱管狭窄症の矛盾 | Comments(0)